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2008年1月12日土曜日

名護市・大家・三枚肉そば

大家・三枚肉そば■ 大家 ■
 「三枚肉そば」
  735円

 価格の満足度:☆☆☆☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:☆☆☆☆☆
 総合    :★☆☆☆☆

 県道84号線を名護市内から「山原そば」などがある伊豆見の方に向かうと、道路脇のあちこちに立っている「百年古家 大家」という看板が気になって足を運んでみると山中に忽然と姿を表したのは、テーマパークほどではないにしろ、かなりの広さの敷地に古民家風の建物が立ち並び、広い駐車場にレンタカーが何台も止まって混雑しているお店。

大家・外観 こはかなりの人気店のようだと思いながら店内に入るとまたびっくり。これだけの車が駐車場にありながら『大食堂』のような広さの母屋の部屋は半分ほどしか客がおらず、高低差がある庭園には上まで回廊が続き、離れのような部屋まであって、母屋の庭園側にかなりの広さのテラス席があって、こちらに人が一杯なのでした。

 なんともお金をかけたお店の造りです。この山中にこんな店があるとは、ついぞ知らなかったな~・・・とびっくりしながら席に案内されると、広げたメニューの説明をする店員さんが最初に勧めるセットは、何と1575円!

 やっと探し出したそば単品も、沖縄そばで735円という高さ!いくらお店に資金投入しているといっても、沖縄そばのお値段相場は観光地のそれしか知らない観光の客相手といっても、あんまりじゃありませんか、これ。

 そう思いながら、運ばれてきた「沖縄そば」を食すると、麺は北部・名護の麺とすれば平麺とまではいえない、いかにも手打ち風然として不揃いな幅で切られた麺。しかしこの商業主義だと麺の幅の『不揃いさ』まで演出か??と思っちゃいます。とはいえ、まずまずコシはあるように感じる麺です。

大家・店内 問題はダシ。後口に甘ったるさのようなネトつきがベットリ残るのは何でしょう??カツオ風味に仕立ててありますが、なにせこれだけ押し掛けるお客さんの数。こんな席数が多いお店で毎日丁寧にダシを仕込んで準備できるのかいささか疑問も感じました。

 トッピングの三枚肉はまずまずのお味。コンブがトッピングに載るのは那覇では珍しいですが、北部ではよく遭遇しますね。

 自然の地形を利用した庭園も国頭村から移設した古民家も見応えがありますし、お店はとてもいい雰囲気、いい環境の中にあります。

 しかし、肝心の「そば」はマスプロ商業主義の産物のように感じてしまい、総合は★1つ。

所在地:名護市中山

【閉店】 中頭郡恩納村・万座後原小食堂・万座そば

万座後原小食堂・万座そば■ 万座後原小食堂 ■
 「万座そば(中)」
  650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★★☆

 リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村の国道58号線沿いにある、平屋建のドライブイン風『雑居テナント』にあるそば屋さんです。お店の名前は「まんざ くしばるぐゎーしょくどう」と読みます。景勝地・万座毛や万座ビーチがある恩納村の万座地区、その字で「**後原」(店員さんに屋号の由来を尋ねたのですが、**の部分を忘れてしまいました(^^;)にあることから由来しているそうです。

万座後原小食堂・外観 店内は大きなセンターテーブルと、それを囲むように配置された板張り座敷風のテーブル席。まだ開店直後で誰もお客さんがおらず、ゆったりとセンターテーブルに陣取りました。

 ちなみに屋号の「小」は「ぐゎー」と読む沖縄流で、ドイツ語にはあれどヤマトの言葉にはまず見当たらない「縮小詞」として名詞の後ろにつけるのが一般的な用法ですが、ここは「後原」の縮小詞で『くしばるぐゎー しょくどう』なのか、「食堂」の前につけるヤマト流の用法で『くしばる ぐゎーしょくどう』なのかは、判然としませんでした(^^;。

 ・・って、どっちでもいいようなものですから、肝心のそばを(^^;。

 券売機で食券を買うシステムのお店で、券売機横の壁には写真つきのメニューが貼られています。券売機番号1番のトップに、メニューには『当店おすすめ!』と書かれた看板品らしい「万座そば」という一品があり、写真ではトッピングが判別できなかったので、何が出てくるかのお楽しみで注文してみました。(撮影した画像を見て、『本ソーキ、軟骨、両方味わえる』と小さく記載されているの、後日発見(^^; )

万座後原小食堂・店内 出てきたのは、本ソーキと軟骨ソーキそれぞれ1片ずつと小松菜が乗ったそばでした。青物の心づかいがうれしいトッピングです。同じく三枚肉を砂糖・醤油で煮込んだラフテーにしても小松菜やチンゲンサイとは相性がいいんですね~。ただ、いい味ながらも軟骨の硬い部分は食べられませんでした。

 それから、写真入りメニューの右下にトッピング単独のお値段が載っていることからすると、お好みのトッピングを追加できるようです。

 麺はコシとモチモチ感が結構ある角麺です。モソモソした感じはなく、ドライブインのようなお店としては結構いける、好みのタイプに近い麺です。ひょっとすると自家製かもしれませんが、正確なところは不明。

 ダシは豚+カツオ+ひょっとしてコンブ?の、割とコクのある感じでなかなかいい味を出しています。但し、僅かに後残りする感じもありますが、気になる人は気になる程度・・でしょうか。

 お値段は観光地価格で高めの設定ながらも、味はなかなかやるな!で、総合は★4つ。

所在地:中頭郡恩納村瀬良垣

2008年1月11日金曜日

那覇市・てぃだ・沖縄そば

てぃだ・沖縄そば■ てぃだ ■
 「沖縄そば」
  600円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 国際通りから一銀通りへ曲がってすぐのところにある、夜の居酒屋が本業のかなり広いお店ですが、看板には「家庭料理/沖縄そば」と書いてあります。ちなみに屋号の「てぃだ」は「太陽」という意味です。

 沖縄に来たばかりの頃、このお店に入って同じ「沖縄そば」を食べた時の印象にある味と、3年半後、沖縄そばの味にすっかりハマった今食べた味とではどれくらい印象が違うのか、ちょっとばかり興味があったわけですが、最初の印象は確か、麺が何やらモソモソとしてダシはあっさり過ぎ、ちょっとなぁ~・・・というような感じでした。

てぃだ・外観 その「沖縄そば」、麺は少数派の角麺である程度コシもあり、最初感じたモソモソよりいいのかな・・というのが今回の印象ですが、角麺ならばやはり、もっと粘り強さとモッチリ感があって欲しいところ。

 ダシはオーソドックスなカツオ+豚のベースでしょうか、淡白ながらまずまずの味でちょっと後残りを感じたものの、それほど気にはなりませんでした。

 トッピングの三枚肉は味がやや濃いのですが、淡白に感じるダシの味をそこそこ補ってくれるよう意図しているのでしょうか。刻みネギはかなりの量ですが貴重な野菜?ゆえ、ダシに浮いて食べ残す割合を少なくするように、早めに麺で絡め取ったりカマボコに乗せたりなるべく口に運んだつもりでも、食べ終えてみればプカプカとダシ中に漂ってもったいな~い・・・。

てぃだ・店内 お値段高めの「国際通り価格」とすれば、「沖縄そば」600円は健闘している方ながらも、内容を見れば三枚肉あと1片か、もう少し肉が大きくてもいいんじゃないかなぁ・・・。ちなみに「ソーキそば」800円は地元勢としては、なかなか手が出しにくいです(^^;。

 自身興味があった、3年半経過しての印象変化です。・・といっても3年半前の印象をそんな正確に記憶しているわけもないのですが(^^;、最初感じた「ちょっとなあ・・」には、確かソーキそばのお値段が高いので我慢して「沖縄そば」を注文したのも原因だったかもしれませんが、九州豚骨ラーメン的な「こってり感」に慣れた舌が、あっさり系の味に慣れたといえば慣れたように思いました。錯覚かな??

所在地:那覇市牧志1丁目

2008年1月10日木曜日

中頭郡読谷村・清流舎・沖縄そば

清流舎・沖縄そば■ 清流舎 ■
 「沖縄そば(小盛)」
  525円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 読谷村にも何軒か名の通ったそば屋さんがあるのですが、この「清流舎」もそのひとつ。この略称は語感があまり好きじゃないのですが(^^;『無化調』と呼ばれる、化学調味料や食品添加物を使わないそばを売りにしているお店のうちの一つです。

清流舎・外観 国道58号線の嘉手納町と読谷村の境から、少し読谷寄りにある交差点を西へ折れて数百メートルほどゆくと、右側に小学校があって、その先に「清流舎」の看板が見えますが、右側のお店に直進できる道には進入禁止の標識が立っているので一旦通り過ぎなければなりません。そして、将来国道58号線のパイパスになる区間が突然現れる交差点で、Uターンするように反対車線へ回り込んでからお店の方へ戻って駐車場へ入るという、非常に入りにくいお店です。

清流舎・店内 看板を見るとこちらのお店では、無化調のそばだけでなく天然酵母のパンも焼いているようで、さらに以前はピザも焼いていたらしいのですが、立て看板の『ピザ』の文字だけは、上からガムテープを貼って消されていました(^^;。
 店内に入ると、売店と厨房が一緒になったホールのようになってテーブルが置かれていますが、左奥にはコテージ風に木で内装された別の部屋があったので、そちらで落ち着いて食べることにしました。

清流舎・沖縄そばの特徴 ヨモギを練り込んだ麺と、普通の麺が選べるとのことでしたが、メニューに書かれた『自家製 木灰麺』とは果たしてどんなものか、普通の麺の方が特徴をつかみやすいだろうと考えて普通の麺で注文し、想像を巡らせながら待つこと数分、出て来ました、沖縄そば。

 名護の麺ほど幅広のきしめんタイプではないものの、平麺と呼んで差し支えない5ミリ幅ほどの麺は、期待どおりのシコシコ感はありましたが、もう少しハードな粘りっ気を期待していたところ、ややフェイントを食らった感じの粘り不足。平麺なので仕方がないのかもしれません。

清流舎・薄味宣言 ダシはカツオ+豚+コンブらしく、特に、カツオ成分が濃いダシ特有の酸味も少し出ていて、「花そば」のダシを思い出しました。ただ全体にあっさりとし過ぎていて、もう少し豚さんのコクが出ているといいのになぁ・・と感じたのでした。

 トッピングの赤身肉は、どこか切り落とし肉のようでやや貧相。「小」だからといってトッピングまで「小」相応にしちゃ、お客さんが『安い品を注文したら、それ相応の対応と言わんばかりの扱いをされたかな』という印象を持ってしまうのでは。

 『無化調の自家製麺、頑張れ!』と応援したい気持ちが、何だか薄れてしまったような・・・(-.-)

所在地:中頭郡読谷村古堅

2008年1月8日火曜日

【閉店】 那覇市・江戸食堂・ソーキそば

江戸食堂・ソーキそば■ 江戸食堂 ■
 「ソーキそば」
  550円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :☆☆☆☆☆
 ダシの満足度:★★☆☆☆
 総合    :★☆☆☆☆

 こちら、古い民家を改装したのではなく、この地で43年にわたって営業を続けた結果、木造の店舗に風格を感じられるようになった・・・というお店のようで、目立たない場所でひっそりと営業を続けながら、地元の皆さんに愛されて営業を続けている食堂のようです。

 一ヶ月ほど前に一度足を運んでみると、「しばらく休業します」という貼り紙が出ていたのですが、12月の中旬のお昼時にまた通りかかると「沖縄そば」の幟が出ているじゃないですか!(^^)。それで、年明け早々に足を運んでみた次第です。

江戸食堂・外観 まず、中が見えないドアが2つ並ぶ木造の店構えに、どちらから入るのかを迷ったのですが、よくよく見れば右側のドアに「引いてください」と文字が書かれています。それにしても昼時なのに営業していそうな雰囲気が感じられなかったので、恐る恐る「引いてください」の方のドアを引くと、座席数が15ほどしかない店内に、先客が4名いらっしゃいました。TVもついていて、間違いなく営業中(^^;。

 お店は「おばー」と、息子らしい年代の男性が2人で切り回していましたが、慣れない様子の息子さんが緊急のお手伝いに出動しているらしく、メニューごとのお値段を一つ一つ、耳が遠くなっているおばーに大きな声で確認していました。12月のしばらくの休業は、きっと「おばー」も体調を崩して誰にも頼れずやむなく休業したのだろうと思いますか、その結果、心配した息子が手伝うようになったのなら、Happyなことでしょうか。

 ・・脱線しました(^^;。まず、目の前の厨房で、最後の味付けで煮込んでいる本ソーキの鍋とダシの鍋に、それぞれ小さじ2杯ほどの化学調味料が入れられるのを見た瞬間から、引いてしまいました(^^;。それでも、仕上がった「ソーキそば」はこのお値段で麺にボリュームがありつつ、トッピングのソーキは5片も乗っていて、多少期待も復活しました。

 しかし、食べ始めるとソーキのうち、本ソーキの小さな切れ端は2片で残りは軟骨ソーキに近く、しかも軟骨はコリコリと硬くて無理をしないと食べられせん。そして麺。前日の風彈にも似た幅が狭めの平麺ですが、もう柔らか過ぎてコシが完全に抜け、何だかただ口に運ぶだけになってしまいました。

江戸食堂・外観 ダシは豚+カツオがベースだと思いますが、ソーキの脂臭さがちょっとばかり鼻について邪魔をします。こちらのソーキは、恐らく湯通し~脂抜きと下味つけ程度の色が白っぽい半調理状態で冷蔵されていたものを取り出し、麺に乗せる直前に味付け用の調味液とダシ(+化学調味料)とともに鍋で数分煮るという、少々変わった調理方法のようでしたが、長時間味付けで煮込まないのが脂臭さが抜け切れない原因かもしれません。

 それでも、おばーが一所懸命に厨房を切り回しているのを見ると、帰りがけに「おいしかったよ~」と声をかけたくなったのでした。

 屋号の由来に興味があったのでついでに尋ねてみると、「おとうさんがつけた名前で、よくわからないさー(^^;」とのことながらも、「内地をあちこち旅して歩くのが好きだったからねー」と付け加えてくれました。沖縄からはるか遠く花のお江戸に憧れての屋号だったのでしょうか。

 追記:2010年9月18日、お店には閉店の貼り紙が掲げられて、ひっさりとドアが閉まっていました。味わいのある建物も、いずれは取り壊されてしまうのでしょうか・・。

所在地:那覇市牧志2丁目

2008年1月7日月曜日

【移転】 那覇市・風彈・そば

風彈・そば■ 風彈 ■
 「そば」
  600円

 価格の満足度:★☆☆☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 国際通りの県庁側の入口から、「奇跡の1マイル」を数百メートル進んだ、「松尾消防署通り」との交差点付近にあるお店です。入口正面には琉球石灰岩(サンゴが推積して石灰化した一種の石灰岩)で作られた、玄関正面に壁のように立っている沖縄伝統の「ヒンプン」が据えられて、なかなか高級なお店のように見えましたが、一歩足を踏み入れると、大衆酒場か居酒屋かという懐かしい雰囲気が漂っています。[2013/7/6 追記注:現在は移転して国際通りには面していません。国際通りと松尾消防署通りとの交差点から、久茂地小学校の方へ50メートルほど入った場所に移転しています。]

風彈・外観 事実、夜は居酒屋モードで営業しているらしく、壁に掛けられたホワイトボードには鮮魚類を素材にしたメニューが豊富に書かれていました。

 国際通り沿いの食堂・そば屋を回り始めて感じるのは、昨今出来た「スタバ」などは別として、昔からの雰囲気そのままでやっている飲食店が実は大半を占めているようだ・・ということです。この「風彈」も、外観が醸し出す雰囲気と内部の雰囲気に結構なギャップがあって面白いですね。

 壁にはいろいろな方の色紙が張り巡らされていて、国際通りという立地ならではの客層の広さを感じさせてくれました。その周辺には居酒屋モードの泡盛ボトルもズラリと整列していて、夜はさぞ賑わっているのでしょう。

風彈・店内 「そば」の麺は、平角麺というよりも幅が狭い縮れがかなり入った平麺です。だからといってコシが抜けることなく、しっかりしているこの麺は、なかなかいい線を行っているのでは・・と感じました。年末・年始の10日ほどのブランクを置いて年明け最初の「そば」だったために、沖縄そばの“ラマダン明け”で、おいしく感じたのかもしれませんが・・。

 ただ、価格対比での量の少なさは「国際通り価格」なのでしょう。「ソーキそば」800円はさすがに高いので注文を控え、お手頃価格の「そば」にしたのですが、まかい(そば食いの丼)のこの小ささと分量は、いかにも高いという印象を否めません。トッピングも、ほんとに小さい三枚肉片が2つと沖縄カマボコ斜めスライスが2片だけでした。

風彈・店内 さて、迷ったのはダシです。あっさり味のカツオ+コンブ系がベースで、後に残る感じは少ないと思いつつ、ダシが少し冷めた後にススってみると、後で水を飲んだ時に何か甘さのようなものが残る味かな?という気がしたのでした。総合では、麺のレベルの高さとダシの「もうちょっと感」、それから価格が高過ぎ?という部分を総合すると、何とか★3つの標準的なところでしょうか。

所在地:那覇市久茂地3丁目