■ せんすい ■
「ソーキそば(小)」
500円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★☆☆
総合 :★★★☆☆
「かおりそば」を後にして、いったん安里まで出てから大道を首里方面へ戻り、田崎病院前の工事中の都市計画道路へ曲がって真嘉比方面へ。このくらい歩かないと、一日そば2杯はカロリーオーバーのもと。真嘉比まで来たら「田そば」に行きたいなぁ・・・と思いつつ、次の目的地は「せんすい」か「わらび屋」と決めていたのですが、先に「せんすい」の前にさしかかったので、そろそろ夕刻の色が濃くなってきた時間帯、まだ「営業中」の札が下がっているので入りました。
午後4時を過ぎた店内はもういつ閉まってもおかしくない雰囲気が漂い、厨房は片付けモードに入っていたので一瞬ためらいましたが、別に何も言わずに冷水のコップを持って来てくれたので、案外安いソーキそば(小)を注文しました。
お店の方が消してあったTVをわざわざつけてくれると、もう大相撲中継の時間です。しかしTVをつけたおかあさん、次は冷水器の分解掃除と水抜き作業を始めたので、思わず声をかけました。
「すみませんね~、もうお店閉めるところだったんでしょ?」
「え、ええ(^^;、でもいいですよ~、まだ。」
厨房もさぞ迷惑したことでしょう。ガスレンジはバーナー部分の受け皿を外して洗っていましたし、もう洗い終わっていたかもしれない鍋に、冷蔵庫に片付けていたかもしれないダシをとり、また加熱して出すんですから。その厨房の舞台裏がすべて見えてしまう位置に陣取っていたので、何だか申し訳ない気分でした。 ま、それと味とは別の問題。こちらも「マルミヤ食堂」さんと同じ麺の袋が見えていました。三倉食品のとても太い「与那原そば」の麺です。ということで、ダシもビニール袋に入った市販品がしっかり見えていました。
まずダシをすすって確認。確かに後に口に残るものは少ないのですが、無難な豚+カツオ+コンブ?系のダシ。それからトッピングものソーキは軟骨ソーキです。これならお値段は安めでも大丈夫。軟骨は少々カリカリ感があるものの、無理して食べるという感じまではなく、お腹に収まりました。
麺はマルミヤ食堂で食べたものよりコシが残っている感じがしました。市販の麺としてはこの麺はなかなかいいなと、いつも思います。麺は、閉店間際のサービスにも敬意を表して★4つのおまけ。でも可もなく不可もない味は、どこかもう少し切れ味か、ドシンと来る手応えが欲しい気がします。
所在地:那覇市古島2丁目
Translate
2008年1月19日土曜日
那覇市・せんすい・ソーキそば
那覇市・かおりそば・ヨモギそば
■ かおりそば ■
「ヨモギそば」
500円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★☆☆
総合 :★★★☆☆
与儀の那覇警察署の角から「市民会館通り」を識名に向かってずっと上がってゆくと、いずれトンネルが貫通する予定のところで広い直線の道路が、忽然と狭く曲がりくねる道に変わるのですが、それより少し手前の広い直線区間の坂の途中にあるお店です。
少し大きめの突き出し看板は出ているものの、アパートの1階部分に入ってそれほど目立つ感じではありませんが、このあたりの通り沿いにお店は少ないので、比較的わかりやすいでしょう。 お店に入ると、何だか後から拡張したような土間の部分にプラスチック製ベンチのテーブルが置かれて、何やら大衆食堂そのものといった風情がそこだけは漂っています。お店の中にはお座敷テーブルとしっかりした造りの木製椅子が置かれたカウンターもありましたが、入口のチープなテーブルが気に入って陣取りました。
壁に下がったメニュー札を見て、ハタと迷ってしまったのは、なぜかヨモギそばだけが「いなり寿司付き」になっていて、その他のそばメニューにはついていないこと。もう一軒ハシゴするつもりなので、最初は「そば」にしようか、「ラフテーそば(三枚肉そば)」にしようかとも思ったのですが、ヨモギが好きなのでイナリは余分と思いつつもヨモギそば。
そういえば、これで170軒を超えたそば屋・食堂ですが、「三枚肉そば」を「ラフテーそば」と書いているのは初めて目にしました。
歩いて汗をかき、喉がかわいていたので自分で冷水のおかわりをしに厨房の前に行くと、紅ショウガがドッサリ入った容器が置かれていたので、「紅ショウガ、入れなくていいです」と先制攻撃。 しかし、いざそばが出来上がったところで、ホール担当のおかあさんが紅ショウガを入れようとするので、厨房担当あわてて「赤、入れないでっ!せっかく言いに来たんだから」と制しているのをしっかり目撃して目が合い、おかあさん苦笑。メクジラ立てることもないので、入れてしまったならそれでもいいと思ってましたが、運ばれてきたヨモギそばは緑一色。よかったよかった(^^)
こちらのヨモギそばは麺に練り込んであるのではなく、普通の麺にトッピングとしてヨモギが多めに載っています。またお値段比で「いなり寿司」がつく分コストカットということなのでしょうか、三枚肉はたった1片。ちょっと物足りないですね~、これ。ヨモギは好きなだけどうぞという太っ腹なお店もあるのですから、このお値段なら三枚肉2片は最低欲しいところです。
ダシは比較的あっさり系で、豚+カツオ系の標準的既製品的な味のようですが、さりとて口の中でネトっと後を引く感じはなくて、まずまずでしょうか。
意外だったのは、太めの平角麺のコシがしっかりしていることと、機械製麺ではないのか幅にムラがあって何だか自家製麺風の感じもあることでした。そこで尋ねてみることに。
「麺はこちらで作っているんですか?」「いえ、違うんですよ(^^;、中部から持ってきてます」と、出身が中部方面であることだけ教えてくれました。どこか別の自家製麺のそば屋さんが製麺したものなのかもしれません。
いずれにしても、なぜヨモギそばだけがいなり寿司つきなのか、合理的な説明がつかない(^^;。いなりは完全分離の別メニューにして、500円で三枚肉3片のヨモギそばだったら、価格と総合で★1つずつupしたんだけどなぁ。
最後に屋号の由来まで質問。
「こちら、おかあさんがかおりさんなので『かおりそば』なんですか?」
「ああ、おばあちゃんがねー、かおりさんだったの。」
所在地:那覇市長田2丁目
2008年1月18日金曜日
那覇市・与那原家Ⅱ・沖縄そば
■ 与那原家Ⅱ ■
「沖縄そば」
(こってり味・オリジナル麺)
550円
価格の満足度:★★★★☆
(麺の満足度 :★★★★★)
(ダシの満足度:★★★★★)
(総合 :★★★★★)
「美ら花」のそばを食べて食感を思い出した「与那原家Ⅱ」の麺をもう一度確認したくなり、歩いて帰宅する途中に立ち寄ってみました。 那覇大橋の奥武山公園側は、そば屋2軒とそばもある食堂1軒が並ぶ激戦区で、それぞれの店が特徴を競っていまして、この「与那原家Ⅱ」は熟成させた生麺使用を前面に出してPRしています。ちなみにお隣「最強食堂」は『そば180円~』の看板を出していますし、その隣の「うるくそば」は『沖縄そば博物館に出店』の横断幕で大々的にPRしています。
実は2年ほど前まで、3軒の真ん中には喜多方ラーメン「坂内」があったのですが撤退し、その後に入ったのが「最強食堂」というとてつもない屋号の食堂です。
「与那原屋」の本店は与那原町にあるので、“Ⅱ”は二号店の支店という意味なのでしょう。夜は居酒屋モードでの営業ながらも、昼と変わらないそば単独メニューもテーブルに置き、そばでは一歩も譲らない構えです。
沖縄そばを注文すると、ダシがトンコツ系の「こってり味」とカツオ系の「あっさり味」から選べて、麺も「当店オリジナルの麺と普通のそばの麺がありますが」とのことだったので、「こってり味」&「オリジナル麺」で注文しました。 そして沖縄そばの登場です。ダシはまさにコテコテ・トンコツ系で白濁しています。トンコツ+野菜ダシなのでしょうか。それから麺はツルツル・シコシコで縮れも入っていて、食感は「ラーメン」と言われればほぼ100%何のためらいもなく「そうですね」と答えてしまうくらい。
う~ん、「美ら海」のはまだ「沖縄そば」の範疇だったけど、この麺に「こってり味」では沖縄そばの範疇を逸脱しますかね~・・・。麺もダシも本当に私好みなのですけれど、どう味わっても「ラーメン」と感じてしまうので、評価はカッコつき。次回はあっさり味+普通の麺で、もう一度味わってみたいと思います。
所在地:那覇市鏡原町
【移転後閉店】 那覇市・ボロジノ食堂・そば
■ ボロジノ食堂 ■
「そば(中)」
500円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★★☆
お昼休みに足を運べるお店の距離としては極限に近いので、訪問をためらっていたお店ですが、気温が下がって風も少し強めで、毎時7キロ弱のフルスピードで歩いてもそれほど汗をかかない条件が揃ったところで、片道1.6キロの道のりを訪問してみました。
久茂地川沿いのモノレールに沿って北上し、美栄橋駅の手前から前島~天久の新都心へ続く道に入って橋を2つ越え、ようやく着いたのは「ボロジノ食堂」。“献”の大きな青い文字が外壁に描かれて目立つお店ながらも、店内は奥の厨房とその手前に壁側を向いて背中合せになるカウンター席が7席あるだけの、非常に小さなお店です。(現在は、泊高校から少し58号線寄りにあるファミリーマートの2軒隣、泊埠頭に面した場所に移転しています。)
「ボロジノ」というのは大東島のことで、かつて島の近くを通りかかったロシアの御方が勝手に付けた名前だそうですが、当時まだ大東島は南北ともに無人の島でしたから、現在に至る歴史の中で、領有権問題に発展していなくてよかったよかった(^^;。
そしてお店のオーナーが大東島のご出身(南北どちらかは不明)なので、出身地に因んだ屋号にしているそうです。
運よく席が1つだけ空いていたので陣取って「そば」を注文しました。壁に貼られているメニューのお値段が上貼りで最近修正された形跡がありますが、小麦の値段がこれだけ高騰してはさぞ大変なことでしょう。50円程度値上げしたのかもしれません。
さてそばが・・・と思ったら、「お客さんでしたかね、そば?」と、確かめてからそばを置くおかあさん。僅か7人のお客さんのうち3人は既に食事中でしたから、残った4人の注文内容も覚えきれないの~・・・?とちょっと心配でしたが(^^;、「そばの中ですよ、間違いないですよ」とお返事をして、食べにかかりました。
ダシは豚+カツオ系でしょうか、トッピングの卵焼きの油臭さと紅ショウガの味がじゃまをして判別が難しくなってしまいましたが、コクがあってしっかりした味です。
トッピングはその卵焼きと三枚肉1枚と煮崩れた?軟骨ソーキのような肉が1片に紅ショウガ。個人的には卵焼きのトッピングはちょっと苦手かな。
麺は太い平角麺で、「大東そば」の麺にどこか似ているような感じもしますが、大東島の風土がそうさせるのでしょうか??
モチモチ感と粘りのある素晴らしい麺です。
それから「大東寿司」という、八丈島から移住した方々が伝えた名物があるとのことだったので、2つ食べてみました。サワラやマグロを独特のタレに漬けてから握り寿司にしたものとのことで、これもおいしかったです。
総合は満点といきたいところながら、紅ショウガと卵焼きでダシの味が濁ってしまっていたので、★1つ減の★4つということで。
所在地:那覇市泊1丁目(現在は、泊3丁目に移転しています。)
2014/1/28追記:2014/1/18 移転後の泊港沿いのお店の前を通りかかったところ、お店の看板が見当たらず。Google Mapのストリートビューでは、店の向かいのガードレールが切れているところまで歩いたのですが。
閉店したようです。
2008年1月17日木曜日
【閉店】 那覇市・美ら花・ソーキそば
■ 美ら花 ■
「ソーキそば」
690円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
美栄橋駅から牧志駅の間でゆるやかにカーブする「ゆいレール」車窓から、カーブの内側に「マックスバリュ」牧志店が見えるはずですが、その2階に「そば」の幟が立っていることに最近気づいて、昼休みに足を運んでみました。国際通りの「いしちゃー家」から少し牧志駅寄りにある細い路地を曲がって現地に着くと、2階に沖縄そばと琉球料理の店「美ら花」というテナントが、確かに入っていました。 なんだ、ファミレス系か・・・と思ったのですが、まず平日のランチタイム限定ながら、サラダが食べ放題というありがたいサービスでうれしくなりました。アイスコーヒーとアイスティーも平日お昼は飲み放題です。
入口横のカウンターに立っていた写真入りメニューを見ると、ソーキそばと沖縄そばがどちらも658円という珍しい設定だったので「ソーキそば」を注文してサラダをつつきながら待っていると、さあ来ました。
麺は少し透明感がある「木灰そば」的な色合いをしていて、まず『え?』と(いい意味で)予想外の事態に驚き、まずダシをすするとこれがまた何という上品な、カツオ+豚+『なにか』の薄味系。「御殿山」ほど薄くはなく「首里そば」ほどの透明感でもありませんが、素晴らしい味わいのダシにさらに驚き、麺を口に運んで驚きのダメ押し。
ツルツル感があり、しかも強い粘りコシもあってとても食感がいい麺です。もしやと思い店員さんに「これは生麺ですか?」と尋ねると「いま茹でたんですが」と、わかったようなわからないようなお返事だったので、「普通は製麺してすぐ茹でてから油をまぶして冷ましておきますよね。この麺はそうじゃないんでしょ?」と更にたたみかけると、「はい、そうです。」とのお返事。
『なるほど~・・・』と思いながら、ずっと以前食べた時に「そば」というよりは限りなくラーメン的に感じた「与那原Ⅱ」の生麺の食感を思い出したのでした。 トッピングのソーキは小さめの本ソーキと軟骨ソーキ1片ずつにカマボコ2片ですが、紅ショウガではなくいわゆる「針ショウガ」を使い、小皿にはゴマ・錦糸卵・刻みコンブが付いて、これもお好みでトッピングできるようになっているので、トッピングの物足りなさはありません。
それにしても、このそばはトッピングよりも麺とダシを味わって食べるそばなのでしょう。思いがけないところで・・と言っては「マックスバリュ」さんに失礼ですが、スーパーのテナントのお店としては最上のそばを出してくれる穴場を発見したようで、うれしかったお昼休みでした。
帰って調べてみると、実は「美ら花」は名護市の恩納村に近い国道58号線沿いが本店で、そちらにも足を運びたくなる味でした。
追記:2010年9月18日、お店があったはずの場所には、居酒屋さんの『大戸屋』が入っているのを確認しました。撤退したようです。
所在地:那覇市牧志2丁目
2008年1月16日水曜日
那覇市・マルミヤ食堂・沖縄そば
■ マルミヤ食堂 ■
「沖縄そば」
400円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★★☆☆
総合 :★★★☆☆
那覇・泊港の「とまりん」から西へ伸びる若狭大通りが曲がって南下する「船員会館」の先の角から、さらに海に向かって直進した道路沿いにある、地味な食堂です。もともと前島から若狭三丁目あたりの界隈は、お昼時の人通りも車の通りも少ないので、よけいひっそりとした雰囲気が漂っていますが、お店は営業中で先客が何人か入っていました。
それほど広くはない店内には、画像に写っているお座敷のほか、手前にテーブル席が4つあります。店内の画像にはテーブル席にのお客さんの頭が僅かに入っていますが、テーブル席はすべて埋まっていてあまり近距離で撮影するとまずいので、奥座敷だけ撮影しました。
皆さんご飯ものをお召し上がりのようで、壁にかけられたメニューでもそば類は「沖縄そば」と「肉そば」に「焼きそば」だけで、あとは丼物と「おかず」(沖縄ではこう呼びますが、つまるところ定食ですね(^^;)が主体のようです。ただ「すき焼き」は、豚肉中心の沖縄においては、一般の食堂でも比較的珍しいメニューです。豚肉のすき焼きではないだろう・・・と思いますが。
「肉そば」というのは普通、肉野菜炒めがトッピングされているそばのはずで、化学調味料を使って炒めた汁で味が変わってしまうので避けることにしているので、残された選択肢は必然的に「沖縄そば」になりました。そしてこれだけがお手頃価格の400円でした。
まず麺は、厨房で見覚えのある袋から出しているのが見えました。三倉食品製の「与那原そば」のようで、昨年10月初めに「与那原そば」の幟が立っていた「甘味処 窓」でお目にかかったのと同じ、市販品では極太の部類に入る太角麺です。この麺は市販品としてはなかなか粘りがあって、もう少しコシの強さが出ていれば★4つでもいいくらいの麺です。
ダシはさほど残りがなくスッキリと切れる方の部類ですが、無難な豚+カツオ系のひょっとすると麺と同じメーカーの品でセットかもしれません。
食堂系としては健闘しているそばだと思いますし、お値段も安めの設定ですが、やはり決め手とインパクト不足で総合は★3つでした。
所在地:那覇市若狭3丁目
2008年1月14日月曜日
那覇市・宮ら美・宮古そば
■ 宮ら美 ■
「宮古そば」
550円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★☆☆
那覇市内から豊見城方面へ向かう国道331号線、通称「小禄バイパス」からアウトレット・モール「あしびなー」方面への道を分ける地点から少し那覇寄りの、バイパス沿いのお店です。「宮古そば」と看板や幟が出ているので、レンタカーの送迎車の中からでも、すぐにそれとわかるでしょう。
屋号は「みやらび」と読むのですが、意味ははっきりとはわかりません(^^;。「宮古そば」を看板にするお店ゆえ、宮古島の美しさを称える表現かもしれませんが。
そして当然ながら看板の「宮古そば」を注文したのですが、本来はトッピングでなく麺の中に埋もれているはずの三枚肉は、なぜかトッピングで登場しました。運んで来た店員さんに「あれ、宮古そばだけど上に乗ってるんだ?」と尋ねると、「そうですね(^^;」と笑ってごまかして(^^;ました。
麺はオーソドックスなやや幅が狭い平角麺で、プリプリ感やしっかりとした粘りコシを期待すべきタイプの麺ではない「宮古そば」としては、それほどモソモソした感じがない部類なのかもしれませんが、私としては『やっぱりなぁ・・・』でした。orz
ダシは豚+カツオ+コンブ?で味の深みも感じられるもの。後口の残りはほとんどないと感じました。トッピングされていた三枚肉はダシと馴染みのいい味に仕上げられていて、やや単調になりがちな麺の食感にアクセントをつけてくれます。
ずっと以前訪問した時には、最初からテーブル上のケースにフーチバが置かれていたのですが、今回訪問してみると置かれていなかったので、「確か、フーチバありましたよね?」と尋ねると、別の小鉢に入れて持って来てくれました。ということで、欲しい方は頼む必要があるようです。
お値段は高いと言うほどではありませんが、総合としては平均的なところでしょうか。
所在地:那覇市具志3丁目
2008年1月13日日曜日
国頭郡本部町・山原そば・三枚肉そば
■ 山原そば ■
「三枚肉そば」
600円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
那覇から美ら海水族館へ向かう場合、国道58号線で名護市に入ったあと海岸沿いの国道449号線と山越えの県道84号線をゆく2つのルートがありますが、「名桜大学」や数多くの観光施設のある県道84号線沿いにはそば屋が多く、「沖縄そば街道」となぜ呼ばないの?と思うほどの数です。
「山原そば」は、その中でも現在一番の人気と言ってもいいお店でしょうし、いつぞや那覇・寄宮の「いれい家」でお会いした、那覇のそばじょーぐーさんの言によれば『本島で一番の味』とのことだったので、思い切って足を伸ばしてみました。
他のそば屋さんは、道路沿いのあちこちに看板を出して客寄せに躍起なのですが、こちら「山原そば」は何の案内看板もなく、忽然と、しかしひっそりと道路沿いに佇んでいる地味なお店なので、うっかり名護方面から坂を下ってゆくと通り過ぎてしまいそうな店構えです。
ところが、今帰仁方面へ分岐する県道との交差点に面した駐車場は、休日ともなると場所が空くのを待機する車でごった返し、お店の外にある縁側風のベンチにも順番待ちの人が並ぶほどの人気です。
建物は古い木造平屋建てで、古民家の風格というよりも地元の自然環境と生活にすっかり溶け込んだ風景の一部、とでもいうような落ち着き、あるいは「侘び」と呼べそうないい雰囲気なのですが、道路沿いのブロック塀と店内に置かれた液晶TVのバラエティ番組の騒音が、せっかくの雰囲気を乱しているのがちょっと残念。
ただブロック塀は、順番待ちで座って並ぶ人たちと、交差点の赤信号で停車する車の人たちの視線が合うのを防ぐために、やむなく最近立てられたのだそうで。北部方面に出かけると必ず立ち寄るという待ち行列の隣の方が、事情を話してくれました。
それはそれとして・・・ 「三枚肉そば」を注文して待つこと数分。出て来たそばはかなりの量です。「熱いのでお気をつけください。」と置かれた丼から、確かにアツアツのダシを一口ススります。
「!っ!」
このダシは何というダシ?!表面に脂が浮き野性的で濃厚な味。豚+カツオ+コンブ+煮干しに、ひょっとすると鶏系??まさに「あじくーたー」(濃厚な味)という言葉がぴったりながら切れもいいダシで、「いれい家」のそばじょーぐーさんの言葉が確かに間違いないことを実感。
トッピングの三枚肉にもダシと同じ系統の味がしっかり芯まで馴染み、ダシと本当に調和・・というより、共鳴している感じでした。
惜しいのは麺。自家製麺だと思いますが、僅かに粘りが足りずモソッとした感じが・・・・。ツルツル感とコシの強さはあるのですが、もう一粘り欲しいなぁ・・・。
でもその程度ならこの濃厚なダシが十分にカバーしてくれるんです。味わいは、やはりトップクラス。総合は満点の★5つです。
所在地:国頭郡本部町伊豆見