■ たから家 ■
「軟骨ソーキそば(大)」
650円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★★☆
那覇市内から豊見城方面に南下する国道331号線、通称「小禄バイパス」沿いの路地にある四角いコンクリート箱のような外観のそば専門店が「たから家」で、以前から近くを通りかかるたびに気になっていたこともあり、足を運んでみることにしました。 お昼時でもありお客さんが多かったので、窓際のカウンター席の片隅に陣取りました。カウンター上のスタンドに立てられたメニューの表紙には『化学調味料不使用!』と書かれていて、どんなダシにお目にかかれるのだろうと期待が膨らみます。
メニューは定番の「本ソーキそば」「軟骨ソーキそば」「沖縄そば」に「てびちそば」のほか、変わったところで「肉抜きそば」という一品もあります。肉類一切が苦手・・・という人も世の中結構いるようで、そういう方にはありがたいメニューかもしれません。注文は好物の「軟骨ソーキそば」。太麺か細麺かを選択できるそうなので太麺の「大」サイズにしました。
待っている間も次々にお客さんが入ってきます。お昼時とはいえこれはなかなか繁盛している人気店のようです。
さて「軟骨ソーキそば」が登場。まず期待のダシから一口。フワッと香る匂いと酸味のような味が混じって、これはカツオのダシがしっかり効いたあっさりタイプ。もちろん口に残るものは全くありませんが、味の深みにやや物足りなさも。麺はモチモチした感じでこちらもなかなかですが、もう少し粘りが欲しいような気もします。
軟骨ソーキは骨までトロトロ状態で、とってもおいしい(^^)ですね。この軟骨ソーキと本ソーキは単品でも注文できるので、追加トッピングにもいいですし、ご飯と一緒におかずとして食べてもいいでしょう。
ということで、麺もダシともとってもいいんですが、欲を言えばあとひと押しということで、麺・ダシ・総合ともに★4つ。
所在地:那覇市具志2丁目
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2008年2月2日土曜日
那覇市・たから家・軟骨ソーキそば
2008年2月1日金曜日
那覇市・かめ食堂・沖縄そば
■ かめ食堂 ■
「沖縄そば(小)」
400円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★★☆☆
総合 :★★★★☆
これまでにもお店の前を通っているはずなのに気づかなかった地味なお店で、古い民家と間違えてしまいそうな雰囲気は、沖縄大衆食堂の王道をゆくたたずまいです。軒先には看板がなく、入口横の立看板と壁に貼られた小さめの「かめ食堂」の文字がある看板だけです。ドアに貼られたガムテープには黒マジックの小さな文字で「かめしょくどう」と書いてあり、その下にメニューが貼り出されています。 実は、年明けに久米大通り沿いに見つけた別の小さな食堂へ行こうとして、記憶違いで西消防署通りを進んでしまい、途中で間違いに気づいて路地を歩いていたところ、壁に貼られた「かめ食堂」と朱色で書かれた看板が目に入ったので立ち寄った次第。
店内に入ると、土間のような部屋には、昔ながらの喫茶店やスナックにありそうな低い背もたれがついた丸い回転スタンド椅子(スツール)3脚があるカウンターと、4人がけのテーブル2卓だけ。カウンターの向こうは家庭のキッチンほどの厨房で、土間から上がった畳の部屋にもテーブルがあったのですが、そちらには座椅子が置かれて男性が一人ゴロ寝していて、何だかこのお店の住人の生活スペースのようです。
テーブル席には作業服姿の先客2人がいるだけで、もう1卓は空いていたのでそちらに。最初はカウンター席に座ろうかと思ったのですが、カウンターの上は冷水器にポット、食器や材料らしきものが入った容器、さらには畳んだ新聞などが積まれていたので、椅子席はあれどカウンター席は使用できそうもない・・・という雰囲気で、ためらってテーブル席に移動したのでした。
厨房は、おかあさんが一人でやっています。注文してみていると先客お二人のチャンプルーをやっているところで、まずそば食べ歩き中と事情を話して店内撮影のお許しをいただくと、こんな店撮るの?というような苦笑を浮かべながら、いいですよとのお返事。
チャンプルーの調理が完了しておかあさんが大皿にフライパンから料理を移すと、先客のお一人が席を立ってカウンターにお皿を取りに行きます。なるほど、セルフサービスが原則のお店なのだと理解したら、その男性、湯のみとお茶のポットを手にして、私に「(厨房のおかあさんが)忙しいから」と持って来てくれます。大いに恐縮してありがたくお礼のうえで、お茶を湯飲みにたっぷり注ぎます。何だか気持ちまでほんわかと暖かくなってきました(^^) 注いだあと、ポットを持って隣のテーブルに「お茶、いいですか?」と、リクエストがあれば湯のみに注いで差し上げようかと思ったところ、「まだ、いいよ(^^)」とのことなのでポットをカウンターの定位置に戻します。
厨房ではいよいよそばの調理。お店が小さく舞台裏の厨房がよく見えるので、待ち時間には調理の一部始終を観察してみました。
おかあさん、ダシの鍋と麺を湯通しする鍋のコンロ2口に点火すると、カゴに大盛りにされている麺を厨房の脇の物置き場から取り出して、ビニール越しに麺をつかんで分量を量りながら、まかい(そば食用の丼)にセット。丸カマボコを斜め切りにしたあと葉ネギを少し刻んで専用容器に追加しながら、麺を湯の鍋にディップしたままの水切りカゴに投入。
さらに、カウンターの天板下の厨房側にあるらしい棚に置かれた容器から、なにやらオタマ2杯の液体をすくってダシの鍋に入れています。ん?秘伝のタレ?ダシ?調味液?ともあれ、他の一般食堂系のお店でよくあるように、化学調味料の白い粉末を容器からスプーンにすくってダシに入れる動作はなかったようです。
その調理中、おかあさんと同年代くらいの女性が一人黙ってお店に入ってくると、テーブル席の私を一瞥してからこちらに座りたそうな感じも漂わせつつカウンター席の隅に陣取り荷物を置いてから、また黙ってガラス貼りの冷蔵ショウケースからパック飲料を1個取り出して飲み始め、一向に注文する様子もなく預金通帳を取り出して眺めています。なんだろうと思っているうちに「そば」が仕上がると、何と彼女はそのそばを私のテーブルに運んでくれたのです。
常連のお客さんがお手伝いしてくれる、何だかとっても不思議なお店が「かめ食堂」。いいですね~ほんとに。
登場した「沖縄そば」の麺は標準的な平角麺です。トッピングは三枚肉2片と先ほどスライスしたカマボコ2枚に、刻み葉ネギ。紅ショウガは卓上容器に置かれていなかったので、おかあさんが冷蔵庫から容器を取り出したところで丁重にトッピングをご辞退申し上げると、「あ、これいらないのね」とニコッ。
ダシは、カツオ+豚のあっさり系、薄口醤油を使っているのか醤油の色はかなり薄めです。わりとキレは良くてスッキリした感じですが少々残る感じはありました。さっきオタマですくった液体が何だったのか興味は尽きませんね~??トッピングの三枚肉は柔らかく、ほどよい味に仕上がっていますが、カットのサイズからすると既製品かもしれません。
そうこうするうち、調理と片付けが済んだおかあさん、カウンターの女性と話をしにカウンター席に出てきて座ると、今度は私に「北部のそば屋さんには行きました?」と、親しげに話しかけてきます。そこでそば屋巡りの話を始めると、お茶を運んでくれた男性も驚いたように話に加わって「そば談義」。居酒屋で初対面の人とカチャーシーを踊るに至るような親しいおつきあいが、お昼の食堂でアルコールなしでもできるなんて、ほんとにうれしくて、総合は★1つおまけの4つ!
所在地:那覇市辻2丁目
2008年1月31日木曜日
【閉店】那覇市・どん亭 松山店・沖縄そば
■ どん亭 松山店 ■
「沖縄そば」
380円
価格の満足度:★★★★★
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★★★
前島方面の店によく通っていた昨年の秋、「沖縄そば始めました」と貼紙を出し「沖縄そば」と染め抜かれた幟も立てた、国道58号線松山交差点にある「どん亭」が気になっていたのですが、さらに最近になって店内に「当店の自信作!沖縄そば」なるキャッチコピーも目撃しては見過ごすわけにはいきません(^^)、お値段(当初は350円、最近値上がりして380円なのです)も安いので、看板は牛丼・カレーを掲げているこのお店に足を運びました。 お昼時、かなり広い店内の片隅のテーブルに陣取って、お店の了解をとって空席ばかりの店内を写真に収めているところに、スーツ姿の男性が立ち止まって「写真は何に使われるんですか?」と尋ねてきたので、そばの食べ歩きをしている旨をお話しすると、ニッコリ笑って厨房のカウンターにいた女性従業員に、「おいしいそばを出してあげてくださいよ。」と声をかけてお店の外に。
後で店員さんに尋ねてみると「部長です」とのお返事でしたが、その「おいしいそばを・・・」の言葉に違わず、まずダシに驚きました。あっさり風の豚骨か豚+カツオ系のようなのですが、実にシンプルな味ながら切れがいいのです。ここしばらく後口に何かが残るそばが続いていただけに、このスッキリと切れる感じは久々に快哉を叫びたくなって、全部飲み干しました。とってもいいですよ~、ほんと。 麺は細めの平角麺で、こちらはややモソモソ感が伴いますが、標準的なもの。それから「沖縄そば」ながらもトッピングはよく煮込まれて軟骨もトロトロに近くなった、軟骨ソーキが2片。これもお値段からするといい出来栄えで量もそこそこあって満足できる内容です。
とにかくこの内容で元は350円、諸材料高騰の結果で380円なら、「田舎」系350円の「ソーキそば」に匹敵するかダシで上をゆくということで、総合は満点の★5つです。
所在地:那覇市松山2丁目
2008年1月30日水曜日
那覇市・屋台そば駅前店・よもぎそば
■ 屋台そば駅前店・なかむら屋 ■
「よもぎそば」
550円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★☆☆☆
ダシの満足度:☆☆☆☆☆
総合 :★☆☆☆☆
モノレール安里駅への上り口の横にある、カウンター5席と屋外テーブル1卓4席だけの、沖縄では“パーラー”となぜか呼ばれるタイプのお店です。少ないカウンター席のうち1席は、固定式の丸椅子の前に大きな冷水クーラーが置かれていて、実質的には使用できない状態になっていますから、実働8席だけの小さなお店で、まさに『屋台』という風情です。但し建築物としては基礎工事がされ大地に固定された建物です。 看板にも券売機メニューにも「にらいそば」という品があってどんなものか興味深々、食べてみようかと思ったら、残念ながら券売機ボタンは「売り切れ」ランプがついていて断念。そのかわり「よもぎそば」に文字に惹かれて食券を購入しました。
その券売機には「昨今の各食材の高騰によりやむなく価格の値上げをしなければならなくなりました」という貼紙が。まだ雨ざらしや紫外線で退色していないので最近の貼紙のようです。ひょっとすると値上げ前は500円だったのかもしれません。
カウンターに唯一空いていた1席に陣取ってみると、頭上には写真入りで「にらいそば」も並んでいました。どうやら皿に盛られた冷麺のようなので、冬場にはメニューから外されているのかもしれません。
カウンターの向こうの小さな室内は厨房です。おかあさんが一人で切り回しているお店で、私が座った奥から4つめの席は、カウンター越しに「はいどうぞ」とそばを渡し、食べ終えたら「ごちそうさま」と食器を返す窓口になっているようで、後からテーブル席に陣取ったお客さんにできたそばを手渡す時には、身体をひねって避けないと作業の妨げになるようでしたし、熱いダシをこぼされたら肩口から浴びてしまいそうでした。 待ち時間は2分ほど。麺は透明な印刷なしの袋を破っていましたので、どこかの製麺所製でしょう。中太の角麺ですが「よもぎそば」の麺はヨモギが練り込まれているな緑色です。やや柔らかくてコシ砕け状態だったのは残念。もう少し硬めだと、本来はそこそこあるはずのモチモチ感が生きると思うんですが。
厨房にはダシの大鍋が2つ。たっぷりとダシが入って、アクが鍋の内壁に触れて水分を失いこびりついたような黒っぽく付着物が見えて、本格的にダシをとつているのだろうと期待したのですが、見た目ほどコッテリした感じではない豚骨+カツオ系のダシは、一口すすると何だか複雑な味。コクがあるように思えつつ、独特の甘ったるいような口内に付着する感覚も強く残ります。
もしやじっくりと丁寧にダシをとった最後の仕上げに、ああ残念、調味料をかなり入れてしまっているのかもしれません。そういう感じでした。「島人」の後残りに似て、いつまでも甘いような感覚が口に残って、国際通り経由で片道18分ほどを歩いて帰ったあともしばらくスッキリとしませんでした。
ところで、同じように屋台風で駐車場で営業していたのが、閉店になった58号線沿いの「なかむら家」。屋と家の違いはあるものの同じ「なかむら」でしたから、何か関係があったのでしょうか、閉店した方の「なかむら家」でもそういえば「よもぎそば」を食べていたのですが。2つのお店の関係は不明です。
所在地:那覇市字安里
2008年1月29日火曜日
那覇市・ハイウェイ食堂・ソーキそば
■ ハイウェイ食堂 ■
「ソーキそば」
600円
価格の満足度:★★☆☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★☆☆☆
総合 :★★☆☆☆
那覇市内中心部の国道58号線沿いには24時間営業の食堂が何軒かありますが、その一つ「ハイウェイ食堂」は、松山交差点からさらに数百メートル北上して「ロイネットホテル」とパチンコ屋「サンシャイン」の間にあります。歩道に面したお店の窓にはメニュー札がビッシリと張り出され、その品数の多さはすごいです。 家庭料理の店という看板を出していますが、ステーキ200gのセット1100円と安くてボリュームもある定食メニューが売りのようですね。それから『二枚看板』として名護から直送をうたう「名護そば」という看板も出しています。
国道は車の通行が多いながら、歩道を歩く人は実に少ないお昼時の店内、しかしどこからこれほどの人が集まったの?と思うほど、結構広い店内はお客さんで一杯です。駐車場がどこにあるのかわかりませんでしたが、車での来店が多いのでしょう。
その店内に入ると元はクラブかスナックか?と見まごうきらびやかな照明と内装で、天井や壁は食堂らしからぬ雰囲気が漂っていますが、活気ある食堂です。ただ、広い店内の推定座席数50~60の7割ほどが埋まっているのに対して、厨房を除くと2人しかいない店員さんは、猛烈な忙しさ。お店に入ったのに気がつかない、声をかけても「ちょっと待ってください・・」で、この応対のまずさは気になります。
お客さんが集中するお昼時の忙しさはわかりますが、殺気立った表情で「ちょっと待って・・」と言われると、いい気分はしないもの。しかし目的は「そば」ですから、ジッと我慢し、やっとお冷が出てきたところで注文です。そば類は「ソーキそば」「てびちそば」といった定番のほか、「ゆしどうふそば」「中味そば」「やさいそば」「ふーちばーそば」に変わったところで「えび天ぷらそば」というものまでありました。 麺は名護の平麺と細麺から選べるとのことだったので、名護から直送の平麺でソーキそばを注文しました。ところで、「名護そば」の看板にメニュー札の貼り方や品数の多さ、名護直送の麺など類似点が多いのが「一銀食堂」。ネット上で調べると同じ系列の店では?という情報もありましたが、そうなのかもしれません。
さて注文してしばらくすると、後から入ってきたお客さんに店員さんが「20分ほどかかりますよ」と話しているのが聞こえてきました。改めて周囲を見回すと、陣取った店内中央にあるカウンター席の隣の方も、じっと新聞や雑誌を読んでいますし、テーブル席でも待っている人が多いようです。奥の厨房が覗ける場所だったので厨房をよく見ると、汗びっしょりになりながらチャンプルーやってるおかあさん一人と、調理師らしい白い衣装の男性一人のお二人だけ。これでは時間がかかりそうです。
そこにホール係の店員さん2人も加わって、食器洗いやご飯・味噌汁の盛り付けとトレイのセットを手伝っているらしいのですが、ふと「はごろも食堂」の待ち時間の長さを思い出しました。結局15分ほどの待ち時間で「ソーキそば」が登場。時に12時35分。帰り道は12分ほどかかるのでやや急いで口に運びます。麺は確かに平麺でコシはしっかりしています。
ただトッピングのソーキは焦げたような油臭さがして、麺とダシから「浮いた感じ」がします。恐らくもっと煮込んだ方がなじむ味になるはずですし、油っ気も抜けるのでは。それから、骨の部分が多くて食べられる肉が少ない気がしました。
ダシの熱々はいいですね。豚+カツオ系のメーカー品的な味で最初は可もなく不可もないまあまあか・・と思ったんですが、やはり後に引く何かネトッとした感じが、冷めるにつれてだんだん気になり始めて最後はスッキリしませんでした。ということで総合は★2つ。
夜は居酒屋モードにもなるようで、泡盛のカメが店内に置かれていました。
所在地:那覇市前島2丁目