■ あきそば(再訪) ■
「沖縄そば」
550円
価格の満足度 ★★★☆☆
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
那覇を午後発つ日のお昼、アサヒ食堂の余韻が強く残るところでこれでやめておこうと思ったものの、アサヒ食堂が閑散とするに至った一つの要因でもあり、アサヒ食堂のおじいが「あっちができてから・・・・」と言っていた、裏手の「あきそば」の様子がどうしても気になったのと、昨夏訪問した時にそばの写真がきれいに撮れなかったこともあって、そのまま「あきそば」に突入です。
背中合わせの「アサヒ食堂」とはうって変わったお昼時の混雑ぶりで、入口に近いテーブルや座敷は満員だったので、奥のテーブルに陣取ることになりました。
昨年の夏も同じように、混雑を避けて一番奥まった部屋の応接セット転用のテーブルを使ったのですが、応接セットの椅子ってやつはどうも食事用には向いておらず、椅子の端に尻だけ乗せて中腰で食べるような風になってしまったのが記憶にあったので、一つ手前の座りにくそうなテーブルに無理に身体を押し込めることに。
同じそば屋なのにどうしてこんなに賑わうのだろうと考えつつ、シンプルな「沖縄そば」の食券を手渡してすぐ、カウンターの一番端の席が空いたのでそちらへ移動。厨房の舞台裏がよく見える席ゆう眺めていると、そうでした、こちらのお店はお昼時にはそばの注文にじゅーしーがつくのでした。
アサヒ食堂に続く2杯目のそばなので『炭水化物が多そうだなぁ~、腹にもたれそう・・』と、ただでさえあまり好みではないじゅーしーにいささか滅入ってしまったところに、早速沖縄そば(+じゅーしー)の登場です。
三枚肉はそれなりの厚みがあり、まずまずだというのが第一印象でしたが、『じゅーしー要らないから、三枚肉もう一枚追加がいいなぁ・・・』と感じてしまうのでした。
ダシはカツオの香りが先に来る、カツオ+トンコツ+鶏らしくそれなりにいい味ですし、口の中の後残りもほとんどなくていい感じなのですが、いかんせんアサヒ食堂の直後ではどこかに作為的な調味の雰囲気を感じ、輝きを失ってしまいます。
麺は、宮古そば的とも言えるかもしれないやや幅が狭めの平角麺ですが、食べる時の例の「モソッ」に『ああ、もう腹一杯だぁ』という感じを覚え、そこに追い打ちをかけるのが「じゅーしー」です。しかし、しばらく食べられないかもしれない沖縄そば。名残を惜しんで、麺は全部ありがたくいただきました。
こちら単独で訪問すればおいしいそばですから、お客さんが多いのも頷けると思いつつ、アサヒ食堂の強烈な個性の後だけに、なんとかく平均的な感じしか残りません。そういえば、ダシには前回★4つつけたのですが、今回はいろいろなお店を巡って幅が広がった感覚尺度のせいか、★3つという印象でした。
所在地:那覇市辻1丁目
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2008年4月1日火曜日
那覇市・あきそば(再訪)・沖縄そば
那覇市・アサヒ食堂(再訪)・そば
■ アサヒ食堂(再訪) ■
「そば」
250円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★★★
食べながら、気品のあるおいしさへの感激と那覇を離れるにあたっての気持が入りまじり、涙にむせびそうでした。
那覇を(とりあえず)離れる最終日、午後の福岡行きの便まで時間があったので、きょうもそばを食べに行きたいと思い立って職場を昼前に辞した後、快晴の青空の下を歩き始めると、足はいつしか懐かしいアサヒ食堂に向いていたのでした。
定休日がわからないお店ゆえ、雨戸のような木戸が閉まっていたら別のお店にいくしかない・・・やや不安を抱きながら、いささか怪しげな雰囲気が漂う夜の街「辻」の路地を歩いてゆくと、よかった~、木戸は開いているようです!(^^)。
アサヒ食堂は、その強烈な個性を放ちつつも実に控えめでひっそりと静かに、そこにありました。相変わらず暗い店内は営業しているのかしていないのかわからないほどなのですが、ドアのスモークガラスの内側に「営業中」の札が下がっていたので、入りました。
前に来た時と同じように、割烹着に白い帽子のおじいが一人照明もつけずに座敷の上がり框に座って、新聞を読んでいましたが、私の姿を認めると手を休めて厨房に入りました。
「そば、お願いします。」と注文すると、ニコニコしながらゆっくりと鍋の準備を始め、冷蔵庫から材料を取り出して、ピカピカに磨きあげられたステンレスが美しい厨房で調理が始まります。
なんと几帳面な方なのだろうと感心しながら、那覇を離れる日ということもあって寡黙そうなおじいに、何年ここでお店をやっているのかと話しかけてみました。
「30年は過ぎたかね~、この辺じゃ最初に始めたから。」
「一年がかりで那覇市内のそばを食べ歩いてみたんですが、こちらが一番安いですね。」
「ああ、そうでしょう(^^)」
どうやらお値段には自信ありのようです。そして最盛期には、いまは薄暗く使っていない座敷も満席になるほどの盛況だったこと、近くに大きなそば屋(「あきそば」のことでしょう)ができて客が減りそちらは最近値段も高くしているが、うちはそのままやっている・・・と語り続けてくれました。
250円のそば。何という幸福な一杯でしょうか。ダシはいつもながら上品なバランスのいい味がします。モチッとした感じのある平角麺もコシがしっかりしていていいですね。
トッピングの三枚肉は諸物価高騰の折りにも、絶対に妥協しないという気迫さえ感じる大きさで2枚。そして小松菜が添えられているのが彩りとしても美しいですし、そばには本当によく合うのです。
また那覇に帰ってくるまで、元気でお店を続けていて欲しいなと思いながら、「本当に250円でいいんですか、頑張ってくださいね。ごちそうさまでした。」と声をかけ、奇跡のアサヒ食堂を後にしたのでした。
もちろん評価は満点の★5つ。何もいうこと、ありません。
所在地:那覇市辻1丁目
2008年3月31日月曜日
那覇市・ふる里[久茂地1丁目]・軟骨そば
■ ふる里[久茂地1丁目] ■
「軟骨そば」
683円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★★☆
これまでの訪店回数が一番多いお店のはずです。しかし、2006年暮れの「沖縄そば博物館」通いに始まったそば探訪の間はずっと訪れないままで、満を持してというべきか期せずしてというべきか、那覇を離れる挨拶回りのアポまでの時間が偶然空いたのを利用した、232軒目の訪問になりました。
「そば」以前には、「ふる里」がテナントとして入るデパート「りうぼう」地下で、弁当を毎日のように買っては昼食として食べていた出勤日でしたが、デパ地下の弁当としてはいささか単調で、1年も経たないうちに飽きてしまい、それなら「沖縄そば」でも・・と思って最初に入って食べたのが確かこの「ふる里」の「軟骨そば」で、なかなかおいしいかったので、しばしば食べに来ていたのです。
以前もそうだったようにお昼時には混雑して、12時10分を過ぎると相席か空席待ちになることが確実な人気店ですが、それより数分早かったので、待たずに窓際の2人掛けテーブルに陣取ることができました。
「ふる里」には沖縄そばだけではなく日本そばもあって、一回だけ「ざるそば」が間違って運ばれて来たのをそのまま食べたことがあったのですが、乾麺的な風味だったので、それ以降はもっぱら沖縄そば一筋。他にも“ヘルシー”系の定食類もあるのですが普段は「軟骨そば」と決めていて、今回の注文ももちろん「軟骨そば」。
このお店の「軟骨そば」しか食べていなかった当時は、それがどこでも当たり前と思っていたのですが、運ばれてきた「軟骨そば」には、骨を出す小皿ではなくチラシの折り紙で作った紙箱がついてきます。他のお店では小皿が普通ですが、折り紙箱の方が食べなかった軟骨とまとめて捨てることができるうえ、小皿は洗わずに済むので、お店にとっては好都合なのでしょう。
あまり待たずに出て来たその「軟骨そば」ですが、1年半近く足を運ばなかった間の変化か、以前は3つ乗っていたはずの軟骨ソーキが2つに減っていました。軟骨は柔らかめで味も以前と変化していませんが、原材料価格上昇の影響なのでしょう。
特徴があるのは麺です。手打ちなのか、幅が均等ではない黄色みのやや強い硬めの平角麺というか手切り麺で、「あらぐすく」のような硬めの自家製麺にありがちなボソッとした感じはほとんどないうえ、シコシコとした歯ざわりがあり、他のお店ではあまり感じたことがない食感です。ツルツル系ではない麺としてはとてもいい感じで、麺は★5つ。
ダシは“無化調”的なトンコツ+鶏ガラか、キレもいいあっさり系ですが、味わいの深さも感じられるものです。
そば探訪以前に食べ慣れていたお店が、実はとてもおいしかったという幸せな再発見はうれしかったのでありますが、強いて言えばトッピング紅ショウガが最初から乗ってくるのが、玉に瑕です(^^;。いずれにしても総合は★4つでした。
所在地:那覇市久茂地1丁目・パレットくもじ地下1階