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2009年4月20日月曜日

【閉店】 那覇市・華夢・三枚肉そば

華夢・三枚肉そば■ 華夢(はなゆめ) ■
 「三枚肉そば」
  600円

 価格の満足度 ★★★☆☆
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★☆
 総合     ★★★★☆

 那覇の新都心に2009年3月にオープンした新しいお店で、そういえば那覇在住当時、このお店はラーメン屋さんでした。その建物をそのまま利用しているようです。

華夢・外観 安謝の『いなか(田舎)』のそばを食べたあと、屋根職人さんが作った屋根シーサーを探し歩きながら国道58号を渡って、これまでと逆方向から新都心エリアに向かうと少し勝手が違いましたが、気がつけば狭い路地の古い街並みから、区画整理された天久のエリアに入っていました。

 もちろんそば屋も探していたので、思わぬ場所に立つ『そば』幟を見つけて引き寄せられるように向かうと、それは去年3月に訪問した『かまでーや』の幟だったのでした(^^;。北から新都心に入るのは初めてなので、どうも距離感や方向感覚が微妙にズレた感じです。

 それなら…と、通い慣れた新都心公園で一服しようとすると、公園の中にある売店に『いしぐふー』の看板が出ているじゃありませんか。具志にある『いしぐふー』は土日が休業、平日も限定100食だったかで、とうとう足を運べないままになっていたので、これはチャンスと覗くと営業していないようです??こちらひょっとして、公園に人出が多い週末だけの営業??なんでしょうか。

 肩透かしが2軒続き、どうしようかと思いつつ歩き続けると、『おもろそば』もいつの間にかラーメン店に衣更え。新都心エリアはお店の盛衰が激しいようです。しょうがない国際通り方面へ下ろうか……と思った矢先、目にとまったのが『華夢』のそば幟。これは入るしかない!

華夢・店内 カウンター席が7席とテーブル4卓の店内は、まだ木の香りが漂ってきそうなフレッシュな感じです。お薦めメニューが書かれている壁の黒板やカウンター奥の泡盛ボトルの列を見る限り、夜は居酒屋としても営業している様子。この営業スタイルは沖縄そばの店ではポピュラーなところ。

 注文はお約束の?『三枚肉そば』ですが、『沖縄そば』でなくあえて『三枚肉そば』としているのは、何かのこだわりなんでしょうか、それともオーナーのご出身が本島外なのでしょうか。

 さてお味です。まずダシはカツオ+トンコツ系ながら、残るものが少なくあっさりと澄んだ上品さは、なかなかです。ギトついた感じも必要以上の塩辛さもありません。

 麺は少し縮れて、ラーメン的なツルツル感と透明感がある平角麺で、しっかりとしたコシと粘りもあり、私好みのタイプ(^^)。文句なく最高評価です。どこの製麺所なんだろうな…と思いながら、ふと思い出したのが『いしぐふー・わらべ』の新里製麺所。ですが尋ねるのはやめて、想像するお楽しみということで(^^;

華夢・店正面 トッピングは三枚肉が二枚(^^;と、丸カマボコの斜め切り一片。三枚肉の味もダシや麺とよく調和しています。ただ、このお値段としてはちょっと少なめのような気がします。一般的に新しいお店は、価格だけを見れば高めの設定で、価格満足度は★3つながら、麺とダシがカバーして総合は★4つということで。

 帰りがけ、お店の横でオーナーが声をかけてくれたので、「おいしかったよ~(^^)」と応えると、たいそう喜んで「また来てくださいね!」とのお返事。ほんとにまた、“毎日”沖縄そば屋に通える生活がやってこないかなぁ…

 お昼は無休で11時~15時、日曜は17時までやっているようです。ちなみに居酒屋タイムは日曜以外の17時~24時とのことです。

2014/1/28追記
 2014/1/16にお店の前を通ったところ、閉店していました。
所在地:那覇市おもろまち4丁目
お店のサイト:http://www.h-yume.com/

那覇市・田舎(いなか)・ソーキそば

田舎(いなか)・ソーキそば■ 田舎(いなか) ■
 「ソーキそば」
  350円

 価格の満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★☆☆
 ダシの満足度 ★★★★☆
 総合     ★★★★☆

 2007年8月から10月にかけて訪問した、上之屋の『いなか』、公設市場近くの『田舎』と『田舎・本店』と似た名前で、いずれも同じ『宮古そば』『ソーキそば350円』をウリにしているので、それぞれ関連があるのだろうとは思いながら、那覇に住んでいるうちに訪問して確認しようと思っていたお店です。

 しかし、昼休みに歩いて往復できる距離ではなく、しかも土日が定休日で、近くの『やまさき』や『あじゃず』に足を運んだ時にも、このお店の前を通る時に『次回は必ず』と思い続けながら、ついに足を運べずに終わっていた『一番気になるそば家』だったのですが、那覇を離れて一年余り、念願かなってようやく足を向けられるこの日がやってきました。

田舎(いなか)・外観 58号線の天久交差点を過ぎ、安謝の交差点に続く陸橋の上り口の脇にある側道を下り、古い街並みが残る一角に入ると、見覚えのある民家のような建物がすぐ見えてきました。10時50分くらいに到着して玄関の貼り紙を見れば開店は11時10分。まだ準備中の立看板が立ったお店の前には、ちょうど亀浜製麺所の車が走ってきて止まったので、麺の配達だったのでしょう。

 しばらく住宅街の屋根シーサーを探して歩き回ったあと、開店時刻に再び店の前に向かえば「営業中」の看板が立っています。

 “やっとここに来られたかぁ…”。

 感無量であります。

 引き戸を開けて玄関で「こんにちは!」と声をかけてみましたが、反応がありません。しかしTVはつけられているので聞こえないのかと思い、靴を脱いで上がり込み、再び「こんにちはっ!」。

 『……』

 厨房には確かに大きなダシの鍋が火にかけられていますし、ビニール袋に一食分?ずつ入った麺が山積みになっていますから、営業しているのは間違いないのでしょう。厨房に首を突っ込んでもう一度声をかけても反応なし。火にかけたままのダシがあるので、いずれすぐにお店の方は戻るだろうと考えて待つことにします。

田舎(いなか)・店内
 とにかく蒸し暑いので、置かれていた扇風機のコンセントが差し込まれているのをいいことに、勝手にスイッチ・オン。TVから少し離れた座卓に陣取って待つことにしようと玄関を振り返ると、何やら『おかみさん』らしい女性が買い物帰りのレジ袋を手に提げて玄関に向かってくるので、玄関が開くのを待ちました。

 「あっ、いらっしゃい。」

 おかみさん、まさか客が上がり込んでいるとは思わなかったらしく、玄関を開けて瞬時ギョッとした表情を浮かべましたが、すぐにスマイルに戻り、さっそく厨房に向かいます。

 すかさず『ソーキそば』を注文。何しろ350円!!です。その時、陣取ったテーブル前の壁に貼られた新聞記事の切り抜きに目が止まりました。このお店が紹介されている記事でしたが、松尾2丁目の2軒の『田舎』はすべて姉妹店らしいことが紹介されていて、そのうち一軒は旦那さんが切り回しているようです。上之屋の『いなか』については触れられていなかったのですが、こちらも関係者の経営なのでしょうか。

田舎(いなか)・ソーキそば350円! さて、350円のソーキそば。宮古そばといえば麺の中にソーキが隠されているのですが、そこは普通にトッピングされた軟骨ソーキ。しっかり煮込まれて軟骨も実に柔らかく、いい味出してます。ダシはトンコツ+カツオ系のやや薄味ながらもしっかりダシが出たもの。僅かに後を引くものの、本場で食べると、こういうダシに普通にお目にかかれるのがうれしいです。

 麺は配達車を目撃したので間違いなく亀浜製麺所。ポピュラーな平角麺のストレート。コシというよりシャキッとかサクッと表現した方がいい歯ざわりと食感は、ライトというかドライというか切れ味があるのでファンが多いようですね。私はもうすこしネチッこい麺が好みなのですが。

 とにかくこの内容でこのお値段、には文句なく脱帽です。価格は★5つ満点。総合では麺の個人的好みがちょっと…で★4つですが、亀浜麺が好みの方には本当にうれしいお店でしょう。その証拠に、食べ始めてすぐ、次々とお客さんがやってきて、店内は一杯になりましたから。

 ちなみに定休日は土曜・日曜、営業時間は11:10~19:00です。この地でずっと頑張っていて欲しいものです。

所在地:那覇市安謝

2009年4月19日日曜日

島尻郡与那原町・与那原家・沖縄そば(こってり)

与那原家・沖縄そば(こってり)■ 与那原家 ■

 「沖縄そば(こってり)」
  630円

 価格の満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★☆
 総合     ★★★★☆

 那覇市鏡原のそば激戦地にある『与那原家Ⅱ』の本店で、与那原町の国道329号線沿いにあります。近くの路地裏には民家風の『安珍』というお店があり、先にこちらに回ったところ閉まっていたので、与那原家Ⅱへ。

与那原家・南側の外観 そば専門の店で目立つ店舗ですから場所はすぐにわかりました。店に入ろうとすると、この日は何かの選挙の投票日らしく投票を呼び掛けながら選挙管理委員会の車が、国道を走ってゆきました。

 店内は民芸調居酒屋のような雰囲気でかなりの席数がありますが、午後4時を過ぎた時間帯にもかかわらず、え?と思うくらいお客さんが多く、中央のテーブル席に座ることになりました。この時間帯、ちょうどおやつがわり??か、腹を減らした学生らしいグループが(^^)陣取っていたのでした。

与那原家・メニュー テーブル脇の仕切りの上にはメニューや水差しが置かれていたので、さっそくメニューを手にすると、ダシは那覇の『与那原家Ⅱ』と同じく「こってり」と「あっさり」の2種類。那覇の店には普通麺と自家製と2種類あった麺は、本店では一種類だけのようです。

 写真つきメニューに『人気No.1』と書かれているのが、こってり味の沖縄そば。こう銘打つからには看板商品なのでしょう、迷わずこれに決めて注文すると、待つこと数分ですぐに運ばれてきました。

与那原家・店内 まず特徴的なのは、トッピング。『沖縄そば』といえば三枚肉とカマボコが定番ですが、この「こってり」は煮崩したようなソーキ片と錦糸卵。メニュー写真では「あっさり」のトッピングが定番どおりのようで、ダシに合わせたトッピングの使い分けをしているのでしょう。

 まずダシの味を確認すると、「うわっ」というくらいコラーゲンで粘っこい。油っぽいのではなく「こってり感」が“これでもかっ!”というくらいあります。好みが分かれるところでしょう。個人的にはもう少しサラッとした感じで止めておいた方が…と、少々くどいように感じました。ダシの★は1つ減かなぁ。

 麺は平角麺でコシが強くてしかも粘り気がある、私が最も好みとするタイプです。『与那原家Ⅱ』の自家製麺ほどではないのですが、食感はラーメンに近いかもしれません。

与那原家・国道側の外観 トッピングのソーキ片は量が多めに見えますが、全部集めて大きめのソーキ一片くらいの量かもしれず、目の錯覚??で多く見えているような気がします。量ったわけではありませんから、実際に多いのかもしれませんが。少なくとも麺に肉が絡む感覚は食べている間ずっと味わえるので、肉を好きなだけ食べられなかった幼少時代の原体験を持つ、私のような“肉意地張った”者にはオトク感たっぷりでした(^^)

 麺の量もそこそこあって、かなり満腹度は高いです。軽く食べるなら(中)サイズでいいかもしれません。全体としては、ダシのコテッとした感覚が食後しばらく尾を引くことの好みが分かれるとはいえ、こってり感が好みの方にはお勧めで★4つ。ダシにあと僅かサラリ感があれば満点だったんですけど。

 あっさりの方も試してみたかったのですが、満腹度高さゆえ挑戦できずまた次の機会になりました。

所在地:島尻郡与那原町与那原
お店のサイト:http://www.okinawasoba.jp