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2012年10月12日金曜日

国頭郡金武町・いしじゃ・ソーキそば

いしじゃ・ソーキそば ■ いしじゃ ■

 「ソーキそば」
  600円

 価格の満足度 ★★★☆☆
 麺の満足度  ☆☆☆☆☆
 ダシの満足度 ★★★★★
 総合     ★★☆☆☆

いしじゃ・外観 国道329号を名護へ向けて北上してゆく途中、金武インターチェンジからの出口を過ぎて、市街地へ向かう手前の海岸沿いを走行中、左手に那覇の農連市場を思わせるような、妙に気になる一角が見えてきました。そして一番北側には「いしじゃ」「そば」の大きな色違いの文字。「いしじゃそば」か「いしじゃ」か屋号は不明ながらもそば屋であることに間違いはなく、店構えも沖縄の食堂に実にふさわしく一目ぼれ。これは入らぬワケにはいかぬと決めて停車しました。

いしじゃ・沖縄バス回数券販売所

 看板屋号の下には「チーイリチャー」と大書されているので、チーイリチャー(豚の血を味付けに使った炒め物)が文字どおりの看板メニューなのでしょうか。同じ建物上には「野菜まんさい ソフトリィー/弁当・オードブル・重箱等・惣菜等」と書かれた看板が並らんで掲げられ、沖縄バス回数券・定期券 金武販売所の表示が、壁や入り口ドアのガラスに掲げられていました。多角経営?してるみたいです



 入ってみるとまさしく大衆食堂の雰囲気そのもの。そしてテーブルにはスチロール製のお椀に入ったそばとコンロにかけられたダシの鍋が置かれていたため、『しまった!100円そばの店だったか?』と瞬時後悔したものの、目を上げれば「ソーキそば600円」の札が貼られ、他にも三枚肉そば、野菜そば、中味そばが並んでいました。また、100円そばが置かれたテーブルには弁当やおにぎりなども並べられ、どうやら「ソフトリィー」という屋号で弁当・惣菜・100円そばを販売しているらしく、何だか不思議な形態のお店です。

いしじゃ・壁のメニューと弁当類 100円そばの店に入ったと勘違いさせられて少々頭が混乱していたので、壁に貼られた「ソーキそば」の札に並らぶ「ソーキ汁(ごはん付)」を、「ソーキそば(ごはん付)」と見誤り、注文時に「ソーキそば、ごはんはいりませんから。」と店員さんに声をかけると、「ソーキそばにごはんはついてませんよ」と突っ込まれちゃいました。

 陣取ったテーブルの脇には、大きな保冷ポットにアイスコーヒーと麦茶が置かれ、セルフサービスで飲めるようなので、座ったまま手を伸ばしてアイスコーヒーを一杯。それを飲んでいるうち、お盆に載ったソーキそばが運ばれてきました。まず、久しぶりに見るトッピングの多さに感激。それからダシを口に運ぶと実によく味が出てコクもあって美味しく、きっとこれは「ソーキ汁」でしっかり煮込んだダシとソーキを、そのままソーキそばに使っているのでしょう。

いしじゃ・店内 ところが・・・麺がいけません。箸で持ち上げようとするだけでプツプツと切れてしまい、コシがないというレベルにとどまらないほど柔ら過ぎて、明らかに茹で過ぎ。食べても、モソモソと噛み応えがない物体が口の中にあるだけ・・・という感じです。ダシとトッピングのソーキはもの凄くハイレベルなのに、麺とのアンバランスはあまりにも極端。ソーキそばとしては★なし~1つのところ、『ソーキ汁をいただいております』と思うことにして、美味しいダシは飲み干し、ソーキの小肉片は一片たりとも残さず、ダシとトッピングに敬意を表して★2つ。

 ああ、ここのダシとトッピングで、完成度が高い麺を食べてみたいものです。

所在地:国頭郡金武町金武
電話:098-968-2688(弁当・惣菜店「ソフトリィー」の番号)
営業時間:4:00頃~14:00頃?(帰路14時半に立ち寄ると既に閉店。店員さんの言では『4時頃からやってます』ですが、詳細不明)
定休日:なし

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