■ 華夢(はなゆめ) ■
「三枚肉そば」
600円
価格の満足度 ★★★☆☆
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★☆
総合 ★★★★☆
那覇の新都心に2009年3月にオープンした新しいお店で、そういえば那覇在住当時、このお店はラーメン屋さんでした。その建物をそのまま利用しているようです。
安謝の『いなか(田舎)』のそばを食べたあと、屋根職人さんが作った屋根シーサーを探し歩きながら国道58号を渡って、これまでと逆方向から新都心エリアに向かうと少し勝手が違いましたが、気がつけば狭い路地の古い街並みから、区画整理された天久のエリアに入っていました。
もちろんそば屋も探していたので、思わぬ場所に立つ『そば』幟を見つけて引き寄せられるように向かうと、それは去年3月に訪問した『かまでーや』の幟だったのでした(^^;。北から新都心に入るのは初めてなので、どうも距離感や方向感覚が微妙にズレた感じです。
それなら…と、通い慣れた新都心公園で一服しようとすると、公園の中にある売店に『いしぐふー』の看板が出ているじゃありませんか。具志にある『いしぐふー』は土日が休業、平日も限定100食だったかで、とうとう足を運べないままになっていたので、これはチャンスと覗くと営業していないようです??こちらひょっとして、公園に人出が多い週末だけの営業??なんでしょうか。
肩透かしが2軒続き、どうしようかと思いつつ歩き続けると、『おもろそば』もいつの間にかラーメン店に衣更え。新都心エリアはお店の盛衰が激しいようです。しょうがない国際通り方面へ下ろうか……と思った矢先、目にとまったのが『華夢』のそば幟。これは入るしかない!
カウンター席が7席とテーブル4卓の店内は、まだ木の香りが漂ってきそうなフレッシュな感じです。お薦めメニューが書かれている壁の黒板やカウンター奥の泡盛ボトルの列を見る限り、夜は居酒屋としても営業している様子。この営業スタイルは沖縄そばの店ではポピュラーなところ。
注文はお約束の?『三枚肉そば』ですが、『沖縄そば』でなくあえて『三枚肉そば』としているのは、何かのこだわりなんでしょうか、それともオーナーのご出身が本島外なのでしょうか。
さてお味です。まずダシはカツオ+トンコツ系ながら、残るものが少なくあっさりと澄んだ上品さは、なかなかです。ギトついた感じも必要以上の塩辛さもありません。
麺は少し縮れて、ラーメン的なツルツル感と透明感がある平角麺で、しっかりとしたコシと粘りもあり、私好みのタイプ(^^)。文句なく最高評価です。どこの製麺所なんだろうな…と思いながら、ふと思い出したのが『いしぐふー・わらべ』の新里製麺所。ですが尋ねるのはやめて、想像するお楽しみということで(^^;
トッピングは三枚肉が二枚(^^;と、丸カマボコの斜め切り一片。三枚肉の味もダシや麺とよく調和しています。ただ、このお値段としてはちょっと少なめのような気がします。一般的に新しいお店は、価格だけを見れば高めの設定で、価格満足度は★3つながら、麺とダシがカバーして総合は★4つということで。
帰りがけ、お店の横でオーナーが声をかけてくれたので、「おいしかったよ~(^^)」と応えると、たいそう喜んで「また来てくださいね!」とのお返事。ほんとにまた、“毎日”沖縄そば屋に通える生活がやってこないかなぁ…
お昼は無休で11時~15時、日曜は17時までやっているようです。ちなみに居酒屋タイムは日曜以外の17時~24時とのことです。
所在地:那覇市おもろまち4丁目
お店のサイト:http://www.h-yume.com/
2009年4月20日
那覇市・華夢・三枚肉そば
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ラベル: 那覇市おもろまち4丁目
那覇市・田舎(いなか)・ソーキそば
■ 田舎(いなか) ■
「ソーキそば」
350円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★★☆
総合 ★★★★☆
2007年8月から10月にかけて訪問した、上之屋の『いなか』、公設市場近くの『田舎』と『田舎・本店』と似た名前で、いずれも同じ『宮古そば』『ソーキそば350円』をウリにしているので、それぞれ関連があるのだろうとは思いながら、那覇に住んでいるうちに訪問して確認しようと思っていたお店です。
しかし、昼休みに歩いて往復できる距離ではなく、しかも土日が定休日で、近くの『やまさき』や『あじゃず』に足を運んだ時にも、このお店の前を通る時に『次回は必ず』と思い続けながら、ついに足を運べずに終わっていた『一番気になるそば家』だったのですが、那覇を離れて一年余り、念願かなってようやく足を向けられるこの日がやってきました。
58号線の天久交差点を過ぎ、安謝の交差点に続く陸橋の上り口の脇にある側道を下り、古い街並みが残る一角に入ると、見覚えのある民家のような建物がすぐ見えてきました。10時50分くらいに到着して玄関の貼り紙を見れば開店は11時10分。まだ準備中の立看板が立ったお店の前には、ちょうど亀浜製麺所の車が走ってきて止まったので、麺の配達だったのでしょう。
しばらく住宅街の屋根シーサーを探して歩き回ったあと、開店時刻に再び店の前に向かえば「営業中」の看板が立っています。
“やっとここに来られたかぁ…”。
感無量であります。
引き戸を開けて玄関で「こんにちは!」と声をかけてみましたが、反応がありません。しかしTVはつけられているので聞こえないのかと思い、靴を脱いで上がり込み、再び「こんにちはっ!」。
『……』
厨房には確かに大きなダシの鍋が火にかけられていますし、ビニール袋に一食分?ずつ入った麺が山積みになっていますから、営業しているのは間違いないのでしょう。厨房に首を突っ込んでもう一度声をかけても反応なし。火にかけたままのダシがあるので、いずれすぐにお店の方は戻るだろうと考えて待つことにします。
とにかく蒸し暑いので、置かれていた扇風機のコンセントが差し込まれているのをいいことに、勝手にスイッチ・オン。TVから少し離れた座卓に陣取って待つことにしようと玄関を振り返ると、何やら『おかみさん』らしい女性が買い物帰りのレジ袋を手に提げて玄関に向かってくるので、玄関が開くのを待ちました。
「あっ、いらっしゃい。」
おかみさん、まさか客が上がり込んでいるとは思わなかったらしく、玄関を開けて瞬時ギョッとした表情を浮かべましたが、すぐにスマイルに戻り、さっそく厨房に向かいます。
すかさず『ソーキそば』を注文。何しろ350円!!です。その時、陣取ったテーブル前の壁に貼られた新聞記事の切り抜きに目が止まりました。このお店が紹介されている記事でしたが、松尾2丁目の2軒の『田舎』はすべて姉妹店らしいことが紹介されていて、そのうち一軒は旦那さんが切り回しているようです。上之屋の『いなか』については触れられていなかったのですが、こちらも関係者の経営なのでしょうか。
さて、350円のソーキそば。宮古そばといえば麺の中にソーキが隠されているのですが、そこは普通にトッピングされた軟骨ソーキ。しっかり煮込まれて軟骨も実に柔らかく、いい味出してます。ダシはトンコツ+カツオ系のやや薄味ながらもしっかりダシが出たもの。僅かに後を引くものの、本場で食べると、こういうダシに普通にお目にかかれるのがうれしいです。
麺は配達車を目撃したので間違いなく亀浜製麺所。ポピュラーな平角麺のストレート。コシというよりシャキッとかサクッと表現した方がいい歯ざわりと食感は、ライトというかドライというか切れ味があるのでファンが多いようですね。私はもうすこしネチッこい麺が好みなのですが。
とにかくこの内容でこのお値段、には文句なく脱帽です。価格は★5つ満点。総合では麺の個人的好みがちょっと…で★4つですが、亀浜麺が好みの方には本当にうれしいお店でしょう。その証拠に、食べ始めてすぐ、次々とお客さんがやってきて、店内は一杯になりましたから。
ちなみに定休日は土曜・日曜、営業時間は11:10~19:00です。この地でずっと頑張っていて欲しいものです。
所在地:那覇市安謝
2009年4月19日
与那原町・与那原家・沖縄そば(こってり)
■ 与那原家 ■
「沖縄そば(こってり)」
630円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★☆
総合 ★★★★☆
那覇市鏡原のそば激戦地にある『与那原家Ⅱ』の本店で、与那原町の国道329号線沿いにあります。近くの路地裏には民家風の『安珍』というお店があり、先にこちらに回ったところ閉まっていたので、与那原家Ⅱへ。
そば専門の店で目立つ店舗ですから場所はすぐにわかりました。店に入ろうとすると、この日は何かの選挙の投票日らしく投票を呼び掛けながら選挙管理委員会の車が、国道を走ってゆきました。
店内は民芸調居酒屋のような雰囲気でかなりの席数がありますが、午後4時を過ぎた時間帯にもかかわらず、え?と思うくらいお客さんが多く、中央のテーブル席に座ることになりました。この時間帯、ちょうどおやつがわり??か、腹を減らした学生らしいグループが(^^)陣取っていたのでした。
テーブル脇の仕切りの上にはメニューや水差しが置かれていたので、さっそくメニューを手にすると、ダシは那覇の『与那原家Ⅱ』と同じく「こってり」と「あっさり」の2種類。那覇の店には普通麺と自家製と2種類あった麺は、本店では一種類だけのようです。
写真つきメニューに『人気No.1』と書かれているのが、こってり味の沖縄そば。こう銘打つからには看板商品なのでしょう、迷わずこれに決めて注文すると、待つこと数分ですぐに運ばれてきました。
まず特徴的なのは、トッピング。『沖縄そば』といえば三枚肉とカマボコが定番ですが、この「こってり」は煮崩したようなソーキ片と錦糸卵。メニュー写真では「あっさり」のトッピングが定番どおりのようで、ダシに合わせたトッピングの使い分けをしているのでしょう。
まずダシの味を確認すると、「うわっ」というくらいコラーゲンで粘っこい。油っぽいのではなく「こってり感」が“これでもかっ!”というくらいあります。好みが分かれるところでしょう。個人的にはもう少しサラッとした感じで止めておいた方が…と、少々くどいように感じました。ダシの★は1つ減かなぁ。
麺は平角麺でコシが強くてしかも粘り気がある、私が最も好みとするタイプです。『与那原家Ⅱ』の自家製麺ほどではないのですが、食感はラーメンに近いかもしれません。
トッピングのソーキ片は量が多めに見えますが、全部集めて大きめのソーキ一片くらいの量かもしれず、目の錯覚??で多く見えているような気がします。量ったわけではありませんから、実際に多いのかもしれませんが。少なくとも麺に肉が絡む感覚は食べている間ずっと味わえるので、肉を好きなだけ食べられなかった幼少時代の原体験を持つ、私のような“肉意地張った”者にはオトク感たっぷりでした(^^)
麺の量もそこそこあって、かなり満腹度は高いです。軽く食べるなら(中)サイズでいいかもしれません。全体としては、ダシのコテッとした感覚が食後しばらく尾を引くことの好みが分かれるとはいえ、こってり感が好みの方にはお勧めで★4つ。ダシにあと僅かサラリ感があれば満点だったんですけど。
あっさりの方も試してみたかったのですが、満腹度高さゆえ挑戦できずまた次の機会になりました。
所在地:島尻郡与那原町与那原
お店のサイト:http://www.okinawasoba.jp
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ラベル: 島尻郡与那原町与那原
2009年4月18日
国頭郡今帰仁村・くろちゃん・ソーキそば
■ くろちゃん ■
「ソーキそば」
550円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
あ~、久しぶりの北部・今帰仁、久しぶりの沖縄そばです!那覇空港に午後1時過ぎに到着して真っ先に目指したのは北部方面。空港から那覇市内へ向かうと見慣れた街並みがこの半年で少し変わって見えたのですが、それは奥武山公園に建設中のドーム球場と、旭橋駅付近の再開発でできたビルのせいでした。
相変わらずの58号線の混雑は天久・安謝から浦添市内を過ぎてもまだ続き、宜野湾パイパスから普天間に入ってもまだ続く…いったいどこまで行ったら混雑しなくなるのやら…とひたすら北上を続け、普通ならスイスイ走れる読谷の琉球村近くにいっても、何だかまだノロノロ運転が続きます。
ん~、もともと1000円の沖縄自動車道のETC割引ってどうだっけ??と思いながらも、昨今のETC割引混雑の余波が国道に及んだ週末なのか??恩納村に入り、山田商店(^^;の『冷し物一切』のダイレクトペイント看板に『お゛お゛っ、懐がじい~っ(^^)、帰って来たゾー!』と感涙にむせびつつも、時折車の列が連なる58号線。やっと今帰仁に到着したのは午後というよりは夕方に近い時間帯になっていました。
伊豆見のそば街道ではなく、あえて505号線沿いのお店をチョイスしたのは、今帰仁という土地の、観光化されていない沖縄のよき風情を感じさせてくれるたたずまいのせいでしょう。ずっと前から気になっていた『くろちゃん』に立ち寄ることにしました。
国道から南側に高台を少し登るアプローチを上がると、プレハブ平屋の建物に『お食事の店 くろちゃん』と看板が出ていました。『たまんないよー、この雰囲気(^^)』 沖縄らしい食堂の香りがする建物です。時間帯が中途半端にもかかわらず営業しているのがありがたい(営業時間10:00~21:00!! 無休 だそうです)。
店内はテーブル席が8卓と座卓が3卓。漫画の文庫本が店内中央の本棚に並らんでいたり、壁面にはサイン入り色紙に始まり、ポスター、写真、飾りものが所狭しと飾られていたりと、まさに正統派の大衆食堂です。テーブル上には一人2個まで試食OKの小粒の自家製サータアンダーギーが置かれていますが、10個200円でお土産にすることもできます。試食だけに留めましたがおいしかったなぁ(^^)このサービス精神はうれしいです。
さて前置きが長くなりましたが、注文はやはり『ソーキそば』。待ち時間は数分程度で、もうできたの?という感じでしたが、時間感覚は、毎日そばを食べていた1年前とはちょっと変わっているし、もちろん味覚も変わっているかもしれません。
そして『ソーキそば』登場。トッピングはソーキ3片とカマボコ2切れに、珍しいところで練り物天ぷら一切れ。それから刻んだ葉ネギがドッサリと。但し北部に多いコンブは載っていません。
いただきます(^^)、とまずダシを一口すすると、カツオの風味とカツオダシ独特の酸味がわずかに感じられますが、塩味が少々きつめ。夕方に近い時間で煮詰まった??それとも濃縮ダシの薄め方が足りなかった??『くろちゃん』はそば専門のお店ではなく、チャンプルーや定食もあるお店で、ダシには少し後を引く感じがあったので、業務用の濃縮天然ダシを使っているのかな~という感じがした次第。でも自家製ダシかもしれません。
麺はやや幅が広めの平角麺で、名護のような平麺ではありませんでしたが、ちょっと柔らかめ。もう少し硬めに仕上がっているといい感じだと思うんですが、柔らかい。食堂系としては平均的な感じでしょうか。
うれしかったのは、紅ショウガを別の小皿に置いてくれたこと。これが最初から載っているとそばの持ち味が変わってしまうので、好みで載せられるようにしてくれる配慮はうれしいです。いつもは載せないのですが、配慮に敬意を表して少しだけ使いました。それからモズクの小皿も。
練り物の天ぷらは、ちょっとばかり醤油系の塩気が強く、あっさりのはずのカツオ系ダシにはなじみにくい感じがしました。
総合的には、お値段550円は健闘しているといっていいんじゃないでしょうか。お値段は★4つ。
店を出る時に、「そっちの眺めがいいよ」と教えてくれたのは、お店の建物より奥にあるオーナーのご自宅の前を過ぎた先の、工事用の足場に使うパイプを組み立てた手作りの展望台!! 国道の向こうにひろがる羽地内海を見晴らせます。
所在地:国頭郡今帰仁村湧川
2009年1月31日
東京都中央区・くわっちー家・ソーキそば(小)
■ くわっちー家 ■
「ソーキそば(小)」
600円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★☆☆☆
総合 ★★★★☆
仕事で千葉県内に長期滞在中のところ、週末の気分転換に人形町界隈に宿を確保して都内へ出かけ、宿の部屋からネットで見つけたのがこのお店。お昼も営業しているようですが、訪問は夕食の時間帯になりました。
11月以来、沖縄そばにありつけない状態が続いて、本当に久しぶりのチャンス。ホテルから歩いて数分の道は地図で調べるとすぐにわかったので、ホテルのフロントに依頼して印刷してもらった割引クーポンを手にさっそく出かけました。もちろんお目当ては、『そば』とその後の泡盛です(^^;
衣料品の問屋街が近くにあって、年季が入ったオフィス街と下町情緒が入り交じった雰囲気のあるエリアですが、かつてのウォーターフロント開発の波も多少かぶり近くには高層マンションも見えています。目指す『くわっちー家』は表通りから少し入ってそんな風景が隠れる場所にあるお店ですが、クーポンと一緒に印刷されている地図もほとんど頼りにすることなく、すぐに見つけることができました。
お店に入ると「めんそーれ~!」と、おお懐かしい(;_;)響きの言葉。出迎えてくれた若い店員さんたちは、この季節にもかかわらずこれまた懐かしい、半袖の『かりゆしウェア』姿。こんな寒い東京でお目にかかれるとは、うれしい限りです。
最初は『オリオン生!』といきたいところをこらえ、まず『そば』です。大と小があるようですが、そばの後が控えているのでソーキそばの小を注文しました。メニューを見る限り、そばはソーキそばの大と小だけでしたが、ランチタイムも営業しているので、昼メニューでは別のそばがあるのかもしれません。
ほどなく運ばれてきた『ソーキそば』は、沖縄的には『軟骨ソーキそば』。“お久しぶりです~”と心の中でつぶやきながらまずダシを一口。ちょっと塩辛いのですが、沖縄で経験したとおり厨房の皆さんが若いお店は、どうしても味付け濃い傾向があります。業務用の濃縮スープの味ゆえ、後に残るものはそれほどなくよくまとまった味ではあるのですが、どうしてもキャラクタのない平板な味になりがちです。
追いガツオではないけれど、カツオ節を仕上げに少し奮発するだけで、いい風味が出ると思うのですが。ともあれ塩辛さゆえに平均的な評価から★一つ減。
一方麺は…おお、この太麺は『三倉』さんの与那原そば?と直感し、石垣島出身の店員さんに尋ねてみたところ、!(^^)!ピンポーン正解!でした。この麺は好みのタイプですが、惜しいことにはややコシが弱くなっていました。トッピングは軟骨ソーキが2片。やや味が濃いようですが、しっかり煮込まれて柔らかく、久しぶりに軟骨ソーキのおいしさを味わいました。そのほかに丸カマボコのスライスが2切れです。
特筆すべきはお値段でしょう。量は沖縄で言う『半そば』より少し多いくらいながら、東京の都心近くで600円というお値段は、恐れ入りました!後で注文した料理の量も、うれしいことにほぼ沖縄スタンダード。素晴らしいコストパフォーマンスです。
こちらのお店、店員さんは皆さん沖縄の出身で、石垣出身でまだ東京に来て数ヶ月、糸満出身で東京に来て約9ヶ月…と、皆さんまだ沖縄の雰囲気そのままで、沖縄の話に花が咲いてしまったのは、言うまでもありません。
ということで、ダシにやや課題がありつつも、総合は★4つです。居酒屋としても実にいいお店。また機会があればぜひ訪問したいお店になりました。
定休日は日曜と祝祭日、営業時間はランチタイムが11:30~14:00、居酒屋タイムが16:30~23:00とのことでした。
所在地:東京都中央区日本橋堀留町
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ラベル: 東京都中央区日本橋堀留町
2008年11月8日
那覇市・あけしの・ソーキそば
■ あけしの ■
「ソーキそば」
680円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★★★☆
総合 ★★★★☆
モノレール首里駅から守礼門方面へ向かう『龍潭通り』は、観光客が多いこともあって、沿道には沖縄そばを提供するお店が多く、このお店はずっと以前から訪問するつもりでいたのですが、日曜・祝祭日(それから第1月曜も)が休業のため、なかなか訪問できずにいて後回しにし続け、とうとうそのまま沖縄を離れてしまっていたのですが、ようやく今回、訪問を果たしました。
石嶺の『やまぐすく』から、以前訪問した『御殿山』の前を通って『儀保まんじゅう』経由で首里中学の横へ抜け、ゆっくり歩いて40分ほどの道のりですが、何しろ蒸し暑い!!気温は確実に30度を超え、湿度は70%以上あるでしょうか。汗がズボンの膝まで流れてきましたが、強い陽射しの下を何とか到着。
お店の場所は、龍潭通りに面した首里当蔵の交番と郵便局の裏にある駐車場?らしきスペースの入口付近で、一見すると民家のような感じの玄関に看板と垂れ幕が出ていたので引き戸を開け、目の前に現れた狭い玄関には下駄箱が置かれて、『これ、ほんとに民家じゃないですか~??』
上がり込んだのは座卓が2卓置かれた6畳ほどのリビング風の部屋。壁際にサイドボードが置かれ、その中はどこのお家にもありそうな泡盛や洋酒の飾り瓶と、家族用の食器。座卓横の窓際にはTVが置かれ、何やらSFアクション映画が大音量で放映中。いったんは窓際の壁に寄り掛かれそうな場所に陣取ったものの、そこはTVの真ん前であまりに音がやかましく(^^;、もう一卓のTVから一番離れた場所に移動すると…
「ひゃっ!」
え、床が濡れてる?!靴下を通して水がしみるほどの水溜まりがそこに。雨漏りする天気じゃあるまいに??見上げると、エアコンから水が滴っていたのでした。しょうがないので同じ座卓の反対側、TVに背を向ける場所に座りなおし。
おカミさん、水を運びながら、「すいませんね~、クーラーから水がこぼれて。」と弁明して冷房が入っていないことが判明。エアコンのドレン抜きの排水パイプが詰まっているらしく、運転を止めているとのこと。道理で汗は引かない湿気は多い。しょうがないので、メニューが書かれたうちわを本来の目的で使用させていただきました。
さてさて、三枚肉トッピングで三回続けてそばを食べ、ようやく胃の腑は落ち着いたこともあり、『ソーキそば』を注文しましたが、メニューの『沖縄そば』だけに書かれていた『じゅーしー付き』は、『ソーキそば』も右に同じだったようで、茶碗蒸しのお椀ほどの器でじゅーしーが付いてきました。毎度のグチながら、そば以外の炭水化物は付けずに値引きしてもらった方がうれしいんですけどねぇ…。
あけしのの『ソーキそば』、麺はやや丸みを帯びた平角麺で黄色が少し濃いタイプ、つなぎに卵でも使っているのかなと思ったのですが、食感にコシはあるものの、卵麺ならではの粘りはもう一歩。すると『鹹水』(かんすい)を使っているのかな?
ダシはトンコツあっさり系から少しコクのあるタイプで、うまくまとまっています。店内に引っ込められていた外看板の『沖縄そば』には『首里で一番』と書き添えられているくらいで、ダシも自信作なのでしょう。首里で一番はちょっと無理があるかもなぁ…というのが私の印象ですけど(^^;
ソーキはよく煮込まれて柔らかく、肉の離れもよく、とってもいい味です。軟骨ではない本ソーキがこの大きさで2つ乗っているなら、お値段は健闘です。
食べ終えて暑くなり、うちわメニューに書かれた『お食事のお客様に、100円ぜんざい、かき氷あります』の文字に惹かれてぜんざいを追加すると、「すいません、昨日で氷が終わっちゃって、きょうからやってないんですよ。さっきのお客さんもぜんざい頼まれたんですけど、出せなくて。」とのこと。
「ありゃ、そりゃ残念。」と答えると、物欲しそうな表情に見えたんでしょうか(^^;、「氷なしでよかったら、ありますよ。」と、冷蔵庫から取り出したのはぜんざい用に作ってあった、沖縄らしいインゲンの練り餡。その餡だけ器に取って「サービスでいいですから。」と、デザートにしてくれました。氷がなくても冷えていておいしかったです。
ところで外の垂れ幕には『沖縄そば 一日限定30食』と書かれていて、小さなお店ならではの特色を出そうとしているようですが、座卓が置かれた部屋の奥にはカウンター風の席が造られ、営業時間は11時半~23時半ですから、夜は居酒屋モードで営業のようです。
支払いの段になるとおカミさん、さぞお好きなのでしょう、TVの前に立ちSFアクション映画の成り行きに見入っていましたし、奥の部屋にはギターや身の回り品が置かれていたりで、強く生活感が漂うアットホームなお店でした。
その雰囲気とぜんざいサービスにも敬意を表して、総合は★4つ。
所在地:那覇市首里当蔵町2丁目
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ラベル: 那覇市首里当蔵町2丁目
那覇市・やまぐすく・三枚肉そば(大)
■ やまぐすく ■
「三枚肉そば(大)」
550円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
那覇市内のそばを毎日のように食べ歩いた昨年、アパートや職場から一番遠いエリアだった首里のさらに先、石嶺町周辺はなかなか足が伸ばせなかったので、今回は『那覇市内のお店は歩いて訪問』の大原則を片道だけ破って行きは交通機関を利用して訪問しました。
なにせ蒸し暑くてたまらない真夏のような陽射しですし、チェックアウトも済ませ、汗びっしょりになっても帰りの便に乗る前に着替えもできずシャワーも浴びられないので、できるだけ汗をかかないようにするしかありません。それにしても、ほんとにこれで11月なんだろうか…??と思う、本当に真夏並みの暑さと強烈な陽射しです。
地図によれば入り組んだ道の奥まったところにあり、探すのに苦労すると予想していたのですが、意外にも石嶺小学校と『首里厚生園』という福祉施設がいい目印になり、順調に到着できました。その『首里厚生園』、何と巨大な建物なんでしょう。隣接する総合福祉センターともども県立ですが、建設と維持管理にどれほどの県予算と補助金(税金)がつぎ込まれるかを想像しただけで、腹立たしくなるくらい巨大な施設です。
おっと、そういうことではなくて…(^^;…そばでした。アパートの1階にあるお店は11時開店なので、11時ちょうどくらいに前を通りかかるとまだ暖簾が出ていません。まさか本日定休日?と思いつつ、お店の横に回ると換気扇の排気口からファンの回る音が聞こえ、お店の中に人影も動いているようなので、もう少し待つことにしてしばらく周囲を散歩し、11時を5分ほど過ぎたところで再びお店に行くと、ちょうどおカミさんが暖簾を出しているところでした。
「もうやってますか」と尋ねると、何となく気乗りしなさそうに「…どうぞ」との返事でしたが、まあ、いいと言われた以上はあまり気にせず、ひたすら目標に向かうだけ。店に入るとカウンター5席、座卓3卓にテーブル3卓、もちろん本日第一号の客でどの席を選んでもよさそうなので、4人がけのテーブルを一人で占領しました。
厨房から注文を取りに出てきた旦那は、比較的愛想が良さそうなのでホッとしつつ、注文はまたも『三枚肉そば』。那覇市内にあって『沖縄そば』でなく、あえて『三枚肉そば』を名乗るからにはそれなりのワケがあろう…という期待もありますが、本土ではなかなか食べられない三枚肉への執着は、今回ツアーで3食目のそばにしてもまだ満たされず、というわけです。
横の壁に新聞の切り抜きが貼られているのに気づいて読んでみると、『やまぐすく』の紹介記事で、どうやらダシに自信ありらしく、『ダシが多いのはスープとして味わって欲しいから』というようなオーナーのコメントが書かれています。しかし読み進めると、カツオでとったダシに『中華用の調味料を加える』と、私の感覚では歓迎すべからざることが書かれているじゃないですか~(;_;)いや~ん、中華料理用の調味料なんて嫌いだぁ~(;_;)
もちろん、本日第一号注文のそばはすぐに登場。『わっ、まかいが大きい』と思ったのは、たっぷりとダシが注がれているからでした。新聞の切り抜き記事のとおりです。それをすすってみると、確からカツオのあっさり薄味系ですが、僅かに調味料のベタッとした感じが混じります。前日の『風庵』のダシがとっても素敵だっただけに、いつも以上に気になるのでした。
麺は標準的な平角麺で、コシはしっかりしています。このタイプの麺としてはまずまずでしょう。やや小さく硬めの三枚肉は3片ですが、薄味のダシに対して味が濃過ぎて味が浮いてしまうように感じます。それから、自信のダシが多いのはいいとしても、熱い麺類の一般論として麺に対するダシやスープの量には、適量というものがあるように思います。過ぎたるは及ばざるが如し、汁気が多過ぎると何だか間延びして見え、視覚的なおいしさが損なわれるのでは。
また、この汁気が多いところに刻み青ネギがバラけて浮き、三枚肉もてんでバラバラに浮いている姿も、あまり美しくありません。視覚も食の大切な要素ということを考えると、総合★1つのマイナス。本来なら★4つのレベルだと思いますので、盛り付け方に少し工夫が欲しいものですね。
うれしかったのは、フーチバーを好きなだけトッピングできること。本土の沖縄そばでは、フーチバーにはまずお目にかかれないので、ここぞとばかりにドッサリ盛り、ほろ苦く青い味をこころゆくまで堪能させていただきました。
ところで、そばを食べ始めるや次々にお客さんが訪れて混雑し始めましたので、人気店なのでしょう。営業時間は11時から18時ですが、売り切れ次第閉店とのこと。定休日は第1・第3の木曜だそうです。
所在地:那覇市首里石嶺町4丁目
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ラベル: 那覇市首里石嶺町4丁目
2008年11月7日
島尻郡八重瀬町・風庵・沖縄そば(中)
■ 風庵 ■
「沖縄そば(中)」
600円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★★★
NAHAマラソンのコースになっている、那覇から南部方面への国道507号線の途中、旧・東風平町にあるお店です。古い民家を店舗として使っていると聞いたので、いつか訪問したいと思いつつも足は中・北部方面ばかりに伸び、南部方面は後回しになって、今回やっと訪問することができました。
場所は国道から少し入った場所にありますが、それほどわかりにくくはなく、すんなりと到着。古い民家を利用したお店はこれまでにも何軒か訪問しました。基本的にはよく似た構造や間取りですが、生活感の深さというかオーナーの感覚がお店ごとに微妙に違うようで、それが訪れる楽しみでもあります。
こちら『風庵』は、ついこの間まで本当に民家だったんだよ~、という感じがする縁側や室内の雰囲気。落ち着きを感じさせてくれます。配電盤と天井には裸線が赤白一本ずつ並行に碍子つきで張り巡らされ、レトロを感じさせてくれるのですが、これは演出でしょう。かつて1950~60年代の裸線の被覆に、こんな色がついていた記憶はありませんから。
時間帯は午後2時過ぎで、他のお客さんは誰もいません。静まりかえった店内には厨房で調理する音が静かに響きます。のんびりとした時間を過ごすにはいい雰囲気です。廊下に下がった飾りのれんの向こうには、カウンター席のようなイスが見えていますが、混雑した時に使っているのでしょうか。そのスペースとの仕切りがわりに、なぜか坂本竜馬の写真が立っています。オーナーの好みなのでしょうか。
お昼はこちらをメインにしたいと思って出かけたにもかわらず、途中フラリと『くるくま』のカレー&奥武島の天ぷらに浮気して、そばが収まる腹のスペースが縮小してしまったので(^^;、大サイズではなく中(普通)サイズの沖縄そばを注文しました。
さてさて、登場した『沖縄そば』には見事な大きさと厚みの三枚肉がドンっ!と乗り、香り付けの削り節も添えられています。これはなかなかのインパクト。麺はやや肉厚の平角麺で最初は丸麺かと思いました。粘りと弾力のバランスがいい食感で、これはいいです。ただ、中サイズで普通盛りかといえば沖縄のそば屋さんにしてはやや少なめで、本土の沖縄そば普通サイズと同じくらいという感じです。
ダシはクセもなくあっさりとして透明感があり、無化調を謳い文句にしているお店と同じタイプ。きっとカツオで丁寧にダシをとっているのでしょう。そこにトッピングの削り節がさらにアクセントをつけてくれます。しかして味はコクがあり、切れも抜群。ダシは文句なし満点。柔らかく煮込まれた三枚肉は、薄味ですが豚肉の持ち味がしっかり出て、あっさりダシと麺によく調和します。
お値段対分量では、もう一歩頑張って感じもありますが、この充実した味と手間を考えれば総合は満点★5つ。お勧めの味です。
ちなみに『風庵』では『パンプキンぜんざい』といって、普通のぜんざい(もちろん沖縄風の冷たいやつ)に、カボチャクリーム?をトッピングした一品があり、これがデザートにぴったりですが、今回はパスしました。いつか食べてみたいものです。
営業時間は11時半から17時まで、毎週火曜日が定休日とのことです。
所在地:島尻郡八重瀬町友寄
2008年11月6日
国頭郡本部町・かじまやー・三枚肉そば(大)
■ かじまやー ■
「三枚肉そば(大)」
600円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★★☆
6月以来の沖縄訪問は、事前の週間予報では曇空になるとのことでしたが、足を運べば11月だというのに真夏並みの暑さと湿気で、那覇で11月の気温としては観測史上最高という31度を記録したこの日は、北部方面に遠征しました。
目的地は、最近ぞっこん惚れ込んでいる今帰仁村の日常風景だったのですが、途中、本部町の海岸沿いの国道449号線(本部循環線)を走っていると、地元タクシーが駐車場に止まっているそば屋さんを発見したのです。
この449号線、瀬底大橋への分岐から少し北に行ったあたりで旧道と分かれ、旧道は山沿いに『きしもと食堂』がある渡久地の方に行くのですが、海岸沿いの埋立地のようなエリアを通過する新道沿いには、そば屋さんが数軒並んでいるのです。以前から、いつかどこかの店を訪問しようと狙いつついつも素通りしていたエリアなんですが、今回いよいよ訪問することに。
そして見つけたのがこの『かじまやー』。そば専門で地元タクシー御用達ならきっとおいしいだろうと思い、今帰仁からの帰り道に立ち寄りました。店構えや店内の様子ではそれほど古くからあるお店ではないようで、窓際のカウンター席とテーブル5卓、比較的キャパは多い方です。
午後1時を過ぎていましたが、お客さんはそれほど多くありません。と言っても平日ですし、もともと海岸沿いのこの道路は人通りも少なく、美ら海水族館への車が往き来する時間帯でもないので、のんびりした雰囲気が漂います。ああ、それにしても久しぶりの沖縄のそば屋さん、『帰って来たぞぉぉぉっ!!』と叫びたくなるくらい、うれしいですね。
注文は、どうしたって『三枚肉』そば。内地では皮付きのバラ肉(=三枚肉)を食べられる機会はそう滅多にあるものではないのですが、その皮がとてもおいしいのになぜ食べないのでしょう、もったいない。
注文から数分後に来ました~(^^)。北部のそばらしく昆布が載っていますが、麺は平麺と平角麺の中間くらい。しっかりとしたコシはありますが、あと少しだけモチッとした粘りが欲しいかな…。久しぶりの沖縄のそばに気持ちは大満足なのですが。でも麺は好みのタイプに近いです。
ダシはカツオと昆布がベースでしょうか、濃厚な感じがします。少々調味料的な混じりが残るような気もしますが、昆布かコンブのエキス調味料かの判別はなかなか難しいところ。熱々のダシは『山原食堂』的なタイプを目指しているのかな??という感じでした。麺との相性はいいようです。
トッピングの三枚肉はやや硬めながらも、なかなかのお味。大きさや厚さもそこそこのボリューム感があります。ほんとに久しぶりの三枚肉には、喉を鳴らしながら食して総合は★4つ。お値段600円でこれならうれしいです。
所在地:国頭郡本部町大浜
2008年11月1日
東京都千代田区・すばや・ソーキそば
■ すばや ■
「ソーキそば」
800円
価格の満足度 ★★☆☆☆
麺の満足度 ★☆☆☆☆
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★☆☆
久しぶりのレポートになりましたが、東京に出かけて神田とお茶の水の間、神田小川町のホテルに宿泊して、チェックインした後にコンビニへ買い物に行ったら、その途中に、『本場 沖縄ソーキそば専門店』の垂れ幕を下げている店を発見!!
これは外すわけにはいかないと思ったものの、時刻は夜9時を過ぎ、お店は居酒屋モードで営業をしているようなので、翌日の蛭に訪問しようと心に決め、一夜を過ごした翌日にいざ出陣。とはいえ昼までにはずいぶん時間があったので、11時チェックアウトの30分前まで部屋で粘った後で外出し、ニコライ堂から湯島聖堂を巡ったその足で神田古本祭の賑わいを見物して、ホテル近くの『すばや』に戻ると、ちょうど午前11時半の営業開始の直後。
入ってみると店内の壁2面が鏡になっていて実際よりも広めに見えるのですが、カウンター5席とテーブル4卓の小さなお店です。先客は3名・1卓だけでした。
こちらのお店、『アグーの豚骨』をダシに使っているとお店の外の垂れ幕にはっきり書かれていますが、沖縄ならアグーを使っているお店には証明書が掲げられているところ、証明書は見当たりませんでした。どこかに掲げてあるのに気づかなかった可能性もありますが。
それにしても、最近本土方面でも結構見かけるようになった『アグー』の文字ですが、証明書はまず見当たらないのです。熊本でもつい先日まで『アグー豚のしゃぶしゃぶ 2時間食べ放題1980円』という、まず沖縄では絶対に考えられない(!)ことをやっていた店があったのですが(以前レポートした『熊本市・沖縄食堂』が閉店した跡に入った店)、あっけなく潰れました。
そもそも『アグー』は、本島北部に200頭ほどいるだけと聞いていますから、全国津々浦々に出まわる生産量があるはずもなく、「ほんとかな??」が多いのではと個人的に睨んでいますが、こちらのお店が、という意味ではありませんので誤解のなきように。
先客の注文が運ばれてすぐ、私の注文したソーキそばも運ばれて来ました。器は『まかい』や丼というよりは洋風の楕円形をしたもので、沖縄そばのイメージが想像しにくいようでもあり、お洒落でもあり。
まず、ダシは実にいい味です。カツオの上品な香りがほのかに漂い、確かにトンコツ系のあっさりと合わせた感じで、若手の調理人にもかかわらず塩味はほどよく薄め。後に残る感じもなくスッキリと切れるとてもいいダシだと思います。東京でこういうダシに会えるとは、いい意味で予想外。思い切ってダシは満点!これは沖縄でも勝負できる味じゃないでしょうか。
…ところが、です。ワタシの好みとしては麺がどうもいけません。まず独特のスパイシーな香りが何か麺にまとわりついているようなのです。コショウのようなピパーチのような…?形状は那覇市内の沖縄そばでも一番ポピュラーな平角麺で、しかも量も本場並みに盛られているのですが、もともとこのタイプはモソモソ感を覚悟するものの、それだけでなく、パサついた感じもあるのです。そうではないと思いつつも乾麺を戻したような食感は、コシがなくて単調なもの。
トッピングは軟骨ソーキに、丸カマボコ薄切り2枚、錦糸卵に刻み青ネギという、オーソドックスなものです。軟骨ソーキは小さめのものが4個(4片というより4個の方がイメージに合う)。ダシの薄味に対しては味の主張が浮き出る濃い目の味です。ややダシと味の濃さのバランスがよろしくない感じで、もう少しトッピングの方も味付け薄めの方が、いっそういいダシが引き立つのではないでしょうか。
都内であればお値段高めも止むを得ないでしょうが、麺が惜しい。ダシがいいだけに余計に惜しいので総合は★3つでした。
営業は日曜定休日で、ランチタイムは月曜から土曜と祝日の11時半~15時まで、居酒屋モードが月曜から金曜の17時~23時とのことです。
所在地:東京都千代田区神田小川町
投稿者
Village-Organizer
時刻:
11:38
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ラベル: 東京都千代田区神田小川町
