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2013年3月30日土曜日

那覇市・三丁目そば・ナンコツソーキそば

三丁目そば・ナンコツソーキそば ■ 三丁目そば ■

 「ナンコツソーキそば」
  380円

 価格の満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★★
 総合     ★★★★★

 朝、ホテルから首里を目指して歩き始めたばかりの時間帯、以前は毎日のように歩き回っていた久茂地の沖銀本店西側の道を美栄橋方面に向かって歩いてゆくと、見慣れぬそば屋を発見。数年前、移転前の『我楽そば』入口の看板が出ていたあたりの角に『三丁目そば』という看板が出ていました。

三丁目そば・外観 しかし午前10時を回ったところだったので、開いたドアの中に見えていたのは開店準備中で椅子がカウンター上に逆さに乗った光景と、店員らしき女性がお店の前で掃除をしているところ。まだ立ち寄るわけにゆかず、ホテルに預けた荷物を取りに昼過ぎに戻って来る予定にしていたので、その時には必ず立ち寄ることに決め、とりあえず首里方面に向かって歩き続け、数時間かけた“遠足”と『てんさぐ』のそばを終えて、儀保駅からモノレールで県庁前駅まで戻り『三丁目そば』に立ち寄ったのは、12時半頃になっていました。

三丁目そば・券売機 ドアを開けると目の前に券売機。そこにあったのは何と『ナンコツソーキそば』380円という破格のお値段の押しボタン。しかも券売機横には、「麺が選べます」との表示が並び、普通麺と生麺のチョイスができるとのこと。自家製麺の生麺そばは割高が当たり前という常識を根底から覆す価格設定に狂喜して、迷わず380円の『ナンコツソーキそば』のチケットを購入。

 食券を厨房に立つオーナーらしき笑顔の素敵な女性に渡して、「生麺でお願いします」と注文したのでした。店内には、厨房側と壁側にそれぞれカウンター席が背中合わせになるように並らび、お昼時でかなり混雑しているため、カウンター席の間を通るのが大変でしたが、奥まった角の席にしいたファミリーがちょうど席を立ったので、厨房側カウンターの角に陣取りました。

三丁目そば・厨房 店内の撮影許可をオーナーにお願いすると快諾しつつ、カウンター席の顔なじみさんに「顔写さなくても、なんか緊張する~」と笑いながら話しかけていたのですが、了解はいただいたのでお客さんの顔がなるべく入らないようにお店の中を撮影しながら『ナンコツソーキそば』を待ちました。

 壁に貼られている他のメニューには『てびちそば』や看板メニュー『三丁目そば』などがあり、なぜか『ナンコツソーキそば』だけはあの宮古そばの『田舎』に匹敵するお値段でありながら、トッピングが三枚肉とカマボコの『三枚肉そば』は150円アップの530円になっています。さらに看板メニューの『三丁目そば』は軟骨ソーキと三枚肉とゆで野菜が乗って650円、『てびちそば』は700円ですから、ナンコツソーキそばの価格破壊?ぶりは圧倒的です。

三丁目そば・店内 6分ほどしてからカウンター越しに渡された『ナンコツソーキそば』のダシは、薄味ながらトンコツベースのしっかりしたもので、前日の『てぃーらぐわぁ』のそれを思い出しただけでなく、ダシの風味を活かして薄味なところまでよく似ています。とても上品なダシで、トッピングの軟骨ソーキの味ともよく調和しており、ダシは満点。生麺のコシが強くツルツルとした食感は、とてもこの価格のそばとは思えないもの。『田舎』系のチェーンは普通麺ですから比較対象にはなりえず、とにかくこの価格でこの食感のレベルの高い生麺を味わえるのは、素晴らしいの一語に尽きますから、麺ももちろん満点★5つ。

 トッピングの軟骨ソーキも骨までしっかり煮込まれて柔らかく、値段相応に小さいとは全く感じさせないボリュームがあり、価格満足度も総合もこれ以上はありません!のパーフェクト★5つですが、昨今は7つ星ホテルがあるそうですから、★6つをつけたいくらいです。

所在地:那覇市久茂地3丁目26-1
電話:098-861-9193
営業時間:11:00~翌6:00
定休日:無休

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