「沖縄そば(並)」
650円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
昨年7月に沖縄を訪れた時、恩納村の国道58号線沿いにできていることに気づいた新しいお店です。恩納村は沖縄観光客のメッカですから、派手な看板やデコが目立つお店が多いというイメージが強い中で、こちらのお店の外観はむしろ地味系、あまり目立たない感じがしたのですが、看板の「沖縄県産小麦」と「自家製麺」の文字が強く印象に残って、昨夏は素通りしたところ、今回はぜひ訪問したいと思っていたのでした。
午後1時半少し前の時間帯ながら、店内に他のお客さんの姿は見えず、まあ平日だからこんなものかと思っていると、もう一人若い男性客が入ってきました。厨房からはやはり元気に声がかかります。店内を見回すと壁に貼り紙が。小麦の持ち味を引き出す努力をしているらしく、昨年10月から麺をバージョンアップしたという主旨が書かれていました。ただ、沖縄県産小麦を使っているのはすべてのメニューではないらしく、県産地粉の沖縄そば用太麺だと追加料金が150円かかるそうで、券売機にオプション食券のボタンがありました。
麺も期待にたがわずスバらしい(^^;・・・じゃなくて素晴らしい食感です。沖縄県産小麦ではない通常の麺ながら、さすが生麺というべきか、強いコシがあってツルリとした舌触りは最高の出来栄えで、麺も文句なしの満点★5つ。トッピングは三枚肉二枚とカマボコ一切れ。そのカマボコが丸ではなく角というのは珍しい気がします。三枚肉の味もダシととてもよく調和し馴染んでいました。課題は刻み青ネギの散らし方でしょうか。ダシ上に散らばるとどうしても散漫な感じがしてしまうので、千切りの白ねぎと同じように盛り付けてもらえれば、見栄えも向上することでしょう。
・・・とはいえどうしても苦言を一言・・・にならざるをえないのは、例の大音量BGM。好みではない音楽を大音量で聴かされるのは、いかにそばが美味しくとも耐え難いものがあります。ボリュームアップはそばだけにして、音のボリュームは控えめにしてほしいものです。外に出て、静かな沖縄の青空と風景に、ようやくホッとしました。
改めてお店の看板を見ると、沖縄県麦生産組合が製粉所を併設しているようでした。看板はほかに、週末夜の部だけの居酒屋『日曜庵』と、県産小麦を使用したお菓子を製造する『f&f』が出ていましたが、どうやら同じお店の三枚看板のようです。ちなみに『金月そば』の読みは「きんちちそば」で、「きんげつそば」ではないとのこと。本店は読谷村にあるようです。
所在地:国頭郡恩納村名嘉真8-3
定休日:月曜
営業時間:11:00~16:00
電話:098-967-8492
お店のサイト:kintiti.ti-da.net/
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをいただき、ありがとうございます。コメントへのお返事はできないことが多いので、ご容赦ください。