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2012年10月11日木曜日

浦添市・あがり家+・あぶりとろソーキそば

あがり家+・あぶりとろソーキそば  ■ あがり家+ ■

 「あぶりとろソーキそば」
  690円

 価格の満足度 ★★★☆☆
 麺の満足度  ★★☆☆☆
 ダシの満足度 ★★★☆☆
 総合     ★★★☆☆

あがり家+・並んだ泡盛のボトル 沖縄在住の頃から気になっていた、浦添のマックスバリュの敷地内にあるというこのお店、ようやく訪問することができましたが、浦添の道には慣れていないので場所が少しわかりにくく、パイプラインから到着するまで時間がかかってしまいました。マックスバリュの駐車場へ左折で入る直前、道路右側すぐ近くに「我如古そば」のお店も見えていました。

 以前リサーチした時には「あがり家」だったはずですが、今回訪問するとその屋号に「+」(プラス)が付けられていました。さらに進化したということなのでしょうか。そば屋ではあるのですが、夜間は焼き鳥を中心にした居酒屋としても営業を始めたということでの進化、という意味かもしれません。店内に入ると泡盛だけでなく焼酎のボトルまでズラリと並んでいました。

あがり家・メニューや口上書 メニューにはオーソドックスなそばの他、「創作そばの部」というページがあり、訪問日時点では「黒酢とろソーキそば」「あぶりチリマヨそば」「北谷の塩蒸しそば」などの変わったメニューに加え、凄まじいネーミング「ゴジラそば」なる一品もありましたが、ここは奇をてらわずオーソドックスな方から「あぶりとろソーキそば」を注文してみました。

 ホット、アイスのフリードリンク各種のほか、紅しょうがなどのトッピング類も中央のカウンターに置かれていて、セルフサービスで利用できるようです。南の方でウロウロしている台風21号の影響なのか、沖縄の10月はまだまだ湿気が多く気温も高めなので、アイスコーヒーをありがたくいただくことにしましたが、このアイスコーヒーは香りに出がらしっぽい臭みがなく、それなりのレベルの市販品を置いてくれているようでした。

あがり家+・店内
 さて「あぶりとろソーキそば」。あがり家では「軟骨ソーキ」ではなく「とろソーキ」と呼んでいるとメニューに書かれているとおり、軟骨はトロトロに煮込まれて別皿で供され、練りわさびも添えられています。個人的には、そばをすすりつつ別皿のソーキを食べると味が馴染まないので、トッピングにしてもらった方がうれしいのですが、ダシの風味を損なわないようにというこだわりなのでしょう。


あがり家+・店内 そのダシは、沖縄産の在来種黒豚「アグー」と「かつお」だというのですが、沖縄在来豚「アグー」は、名護市の北部農林高校が中心になって種の復活・保存活動を続けた結果、ようやく数百頭が現存するまでに至ったに過ぎず、いわばレッドデータブックに載りそうな絶滅危惧種か、特別天然記念物レベルの生物。食肉としてはほとんど流通していないはずで、市場に出回っているのは「アグー」の血を引く交配種の「あぐー」(JAの登録商標)あるいはその同等種なので、「アグー」のダシではなく「あぐー」のダシのはず(ま、どっちでもいい・・・っちゃ~そうでしょうけど)。うんにゃ、「生ビール飲み放題」につられて入って出てきたのが生発泡酒だったら、わたしゃ厳重抗議しますけど(^^;


あがり家+・外観 おっとと、ダシはあっさり系。もう少しコクが欲しいと正直思いました。前日の『西町』同様、塩味が浮いて出てしまっているような気がしたのですが、それとも半年ぶりの沖縄そば行脚で、私の味覚がズレてしまっているのかもしれません。後に残る感じはなくすっきりと切れ、これはいい感じでした。

 麺はやや太目の平角麺でストレート系と見たのですが、テーブルに置かれた口上書きによれば、麺はプリプリもみ麺。手もみで縮れとコシが加わるのだそうですが、実際の食感はプリプリというよりもモソモソとしてコシと粘りが足りない、という気がしてならず、感じたのは麺が太いことによる歯ごたえだけでした。

 したがって麺の評価は厳しめで★2つですが、あぶりとろソーキの味とダシの切れでカバーして、総合は★3つです。

所在地:浦添市伊祖2丁目
電話:098-877-2430
営業時間:11:00~24:00(そば)、18:00~24:00(焼き鳥居酒屋)
定休日:なし

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