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2017年1月27日金曜日

名護市・なかやま家・ソーキそば

名護市 なかやま家のソーキそば 大 ■ なかやま家 ■

 「ソーキそば(大)」
 750円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★☆☆☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 本部町伊豆味から名護へ抜ける「そば街道」沿いにある老舗?で、いつか立ち寄ろうと気に留めつつもこれまで素通りが続き、とうとうこのエリアでは最後の訪問になってしまいました。名護方面からは国道58号線から名桜大学方面への県道84号線に折れ、パイナップルパークやフルーツらんどがある為又(びーまた)を過ぎた、中山地区の県道沿いにあるお店で、名護から上がるとブラジル食堂や大家への入り口よりも少し先になります。

なかやま家を南側から見た外観 店舗は大きな屋根の二階建てで、以前は壁に大きく『中山そば』と書かれて、外装もいささかくたびれていたのですが、リノベーションしたうえで「なかやま家」と屋号も変え、以前の暗く老朽化した店舗のイメージは、すっかり明るくなった感じがしました。ところで沖縄の歴史には「三山分立」という琉球王朝統一前の時代があり、その当時は「北山:ほくざん」「中山:ちゅうざん」「南山:なんざん」という地域に分かれていて、名護は今帰仁城の北山エリアではあるのですが、『中山そば』を「ちゅうざんそば」と読み間違えられないための配慮でしょうか。

 八重岳の桜を愛でたあと、本部方面から到着したので店舗北側にある駐車場に入ってみれば、そこは隣接店の駐車場(^^;。少々慌てましたが、県道の歩道脇になかやま家の玄関前を通り抜けられるスペースがあったので、お店の南側にある本来のなかやま家の駐車場に入ることができました。

なかやま家のメニュー 天気が良いこともあって店内に入ると明るさを感じました。見回しても券売機はなさそうなので、そのままテーブル席について卓上のメニューを確認すると、いたってシンプル。基本メニューは『ソーキそば』『三枚肉そば』『肉なしそば』のみに絞り込み、『なかやま家セット』として三枚肉そば+ジューシーがあるのみなので、『ソーキそば(大)』を注文しました。

店内の南の窓側 先客が二組いましたが、いずれも食事中だったので待ち時間は少なく、注文から2分もしない速攻でそばが運ばれてきました。見た目にすぐそれとわかったのは名護の平麺。大きめのソーキが三個乗っていてボリュームはありそうです。まずダシを一口啜ってみると、鶏ダシが少し入っているのでしょうか、独特のチキン臭が混じる気がしましたが、昆布やカツオとの合わせダシの味には深みがあり、なかなかの出来栄えで★4つ。ただ塩分がやや濃い方かもしれません。

なかやま家[名護市] 店内の厨房側 それから麺を口に運ぶと、キシメンのようでいて本来はコシがあってほしいところ、柔らかめのフニャッとした感じが少しあって、いささか残念でした。短時間で出てきたので茹で置き麺であることは間違いないでしょうが、のびた感じにならぬよう何とか改善してほしいところです。麺は期待値をちょっと下回って★2つかなぁ、残念ながら。

 トッピングのソーキは、骨がしっかりついた本ソーキではなく、どちらかといえば軟骨ソーキ系で、軟骨部分も食べようと思えば食べられるのですが、強いコリコリ感があって、柔らかい麺と一緒になると違和感ありです。この感じは、りうぼう地下の『みの家』以来かも。軟骨は無理をして食べない方がいいかもしれません。

 食べている間に、地元客らしい方々が次々にお店にやってきますが、観光客らしい姿は滞在中にはお目にかかりませんでした。地元の方が多いというのは、それだけこのお店の味が支持されている証でしょう。大きめのソーキ3個に大サイズでこのお値段ならお値段相応、総合も★3つで標準的なところでしょう。

所在地:名護市中山837-3
定休日:木曜
営業時間:10:30~16:00
電話:0980-53-1122

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