■ むつみ橋かどや ■
「三枚肉そば」
500円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★★☆
国際通りを歩くと「むつみ橋」と書かれた標識のある交差点があります。公設市場方面に続くアーケード入口があって観光客でいつも賑わう場所なのですが、「橋」というのにどこを見廻しても橋も川も見えない不思議なスポットです。(高知の「はりまや橋」交差点には目立たないけど橋も川もあるんですが・・。)
むつみ橋交差点から牧志公設市場の方向には2本のアーケード街「むつみ橋通り」と「市場本通り」が背中合わせに延びていて、実はその2本のアーケード街の間に暗渠になった「ガーブ川」という川が流れているのです。そして暗渠の上に建っているビルの両側が2つの商店街になって、サンライズなは通りまで続いています。ガーブ川暗渠を上流へ遡るとアーケード街の一番南「大平通り商店街」を経由して開南交差点を過ぎ、さらに南の農連市場の先まで続いています。
戦後、ガーブ川の両岸に沿いに店が立ち並んだそうですが、ガーブ川暗渠上に二階建の細長~いコンクリート造りの建物が建てられ、その建物に入居した商店が面することになった両岸の商店街が、そのまま2つのアーケード街になったというわけです。
おっとと、そば、そば(^^;。
その橋も川も見えない「むつみ橋交差点」に面したところにあるのが「むつみ橋かどや」。何ヶ月か前には沖縄を紹介するANAの機内ビデオ放映に登場しています。
・・というと、華々しい観光地の賑やかなお店と思うかもしれません。しかし足を運んだ「かどや」は、お昼時のお客さん相手の合間にも寡黙に仕込みを続けるオーナーが一人で店を切り回し、メニューはそば類だけに絞った「いぶし銀」のようなお店でした。
沖縄そばと呼ばず、あえて「三枚肉そば」とメニューに書いてあるのでそれを注文。他に、トッピングに肉なしの「かけそば」や、三枚肉ではなく赤身肉だけであろう「ロースそば」という珍しいメニューもありました。「沖縄そば」という名称の基準はお店によってさまざまながら、一般的にトッピングは三枚肉と赤身肉に沖縄カマボコという組み合わせ。
そこを「かどや」ではあえて、三枚肉だけ、赤身肉だけ、のトッピングを別メニューにしているようですね。
ダシはこってり系のトンコツ+カツオでしょうか。国際通りを訪れる観光客の皆さんには受けそうな味ですし、私も好みです。但し塩気がちょっとばかり強めでした。麺は少し太めのモチモチ感がある平角麺で、「我部祖河食堂」や「アサヒ食堂」、あるいは「花そば」と同じ系統かもしれません。メーカー品としてはワタシ好みの麺です。
トッピングの三枚肉はたいへんいい味でした。煮込んだというよりは、炒め煮にしているような感じがありました。一方カマボコは紅白という趣向なのでしょうが、赤く外周が着色されたカマボコと白カマボコのペア。あまり気にすることはないとはいえ、この赤い色はちょっと鮮やか過ぎて苦手です。それから紅ショウガも乗ってきたので、すばやく撤去しました。
お値段はこの立地でこのトッピングなら普通かな~・・というところ。500円だとどうしても「高良食堂」のソーキそばや、名称未確認・仮称「はらぺこ」のソーキそばのボリュームがチラチラと頭に浮かんでしまうんですよね~・・(^^;
それにしても全体としては麺とダシのうまさが光り、総合は★4つということで。
所在地:那覇市牧志1丁目
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2007年11月21日水曜日
那覇市・むつみ橋かどや・三枚肉そば
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