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2008年2月23日土曜日

那覇市・とらや・沖縄そば(大)

とらや・沖縄そば(大)■ とらや ■
 「沖縄そば(大)」
  650円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★☆

 休日のそば屋探訪で遠出を続けているうち、灯台下暗しと言わんばかりに、アパートのすぐ近くに新しく開業しているのを先日の夜発見したのが、このお店。看板に「自家製麺 木灰そば」とあれば食べないわけにはまいりません。しかし、職場からの帰宅途中に立ち寄ろうとするといつも閉まっているので、休日の昼間に出かけてみることにしたのです。

とらや・外観 ジャスコ小禄店から赤嶺方面へ向かってモノレール沿いに県道を歩くと、100円ショップや居酒屋があるビルの駐車場から、道路沿いのカレー屋さんの裏手に、このお店の「木灰そば」の看板が見えます。屋号が「木灰そば」なのかと最初は思ったのですが、看板をよく見れば右の小さく「とらや」と書いてありました。

 土曜の昼下がりお店に入るとびっくり!カウンターもテーブル席も家族連れを中心にほぼ満席状態で、カウンターに陣取った2家族の間に1つだけあった空席に、何とか割り込ませていただきました。これはすごい人気店のようです。

 メニューは至ってシンプルで、メインは「沖縄そば」の大・中と「本ソーキそば」だけ。サイドメニューとして「**乗せご飯」が3種類とジューシーがありますが、あくまで「そば」が中心です。但しお値段はやや高め設定なので、「沖縄そば(大)」を注文しました。

 自家製麺ゆえ、どんな麺だろうと期待しての注文になりますが、麺は平麺と細麺から選べるとのことで、名護風の平麺で頼んでみました。周囲を見廻して食べている方々の麺を横目で見ると、割と色は白っぽい感じで縮れの入らないツルッとした感じの麺に見えます。

とらや・店内 まず大根とキュウリの浅漬け風の漬物が容器で眼前に置かれ、小さな取り皿がついていました。つまり漬物は食べ放題のようです。・・といっても、大衆食堂サイズのコップほどある容器に一杯の漬物を、そう大量に食べる人はいないだろうと思って横を見ると、容器の三分の二ほどを空にしていたご家族連れがいらっしゃいました(^^;。

 そうするうちにそば登場。やや厚みのある平麺はきしめんと呼んでも良さそうな感じがあって、木灰灰汁を使った手打ちらしい噛みごたえはあるのですが、コシがあるというよりも硬さが先に出て、粘っこいコシよりもややボソボソとして感じられます。また僅かに粉臭さが残っている感じです。そうそう、初期に食べた「沖縄そば博物館」内の「御殿山」の麺を思い出すような食感です。

 ダシは強いカツオ風味。もうカツオだけ!という感じでアッサリに仕上げられていて、このスッキリした感じは好きです。もちろん切れは非常によくうどんのダシのような感じです。きしめん・うどん的な麺を狙っているとすれば、このダシとは相性がいいのでしょう。

 トッピングは三枚肉が2枚でこの味もまずまず。それから丸カマボコの斜めスライス2切れに、刻み青ネギがたっぷりと浮いています。デザートというほどの量ではありませんが、白玉に小豆あんを添えた箸休めの小皿もついていました。

 総合は麺の粘りと熟成感があと少し欲しいこととお値段の兼合いで★4つですが、★5つでもいいのかも・・という感じでした。

所在地:那覇市赤嶺1丁目

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