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2013年7月4日木曜日

那覇市・つぼやのそば屋・なんこつソーキそば

つぼやのそば屋・なんこつソーキそば ■ つぼやのそば屋 ■

 「なんこつソーキそば」
  500円

 価格の満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★★☆
 ダシの満足度 ★★★☆☆
 総合     ★★★★☆

 5年前の那覇在住当時はなかったお店ですが、あまりに昼間が暑いので夜のまちぐゎー散歩をしていたら、かつてよく歩いた開南交差点から壺屋やちむん通りへ抜けてく道に、「つぼやのそば屋」と書かれた看板を発見したので、夜食に立ち寄りました。コンテナのような建物の外壁には、夥しい数の写真メニューが張り出されていましたが、そばの他に、種類が豊富な定食をはじめ、すき焼きやカレーまでありました。

つぼやのそば屋・夜の外観 入口ドア横の貼紙には、『普天間の??麺 亀浜の細麺 ???選べます。※沖縄そば(小)は細麺のみです。』という文字が確認できましたが、赤い字で書かれている部分は暗いところでは判読が難しいほど、紫外線や雨で文字が消えかかっていました。ともかく亀浜の細麺は好みではないので、普天間の??麺を選ぶことに決めて店内に入りました。

 入ってすぐ右側に券売機があったので、『なんこつソーキそば』500円を購入し、左手の厨房の店員さんに食券を渡しながら「麺は、亀浜ではない方で」と伝えてテーブル席に陣取りました。店内には夕食に来たらしいファミリー4人とカウンターに1人だけでしたが、席数は4人テーブル3卓程度とカウンター4席だけで、それほど多くありません。柱には『値段調整をいたしました』との真新しい貼紙が掲げられていましたが、おそらく“アベノミクス円安”で原材料価格が高くなり、値段調整(値上げ!)せざるを得なかったのでしょう。

つぼやのそば屋・値上げ周知貼紙 『なんこつソーキそば』は注文から数分で運ばれてきました。まずダシは、特徴はないもののバランスはよく、ひょっとすると昨今の完成度が高い業務用濃縮タイプかもしれません。後口にほんの少し甘い感じが尾を引きました。いくぶん塩分は強めに感じましたが、麺やトッピングとの馴染みには問題はなく、標準的な★3つです。

 麺は縮れが入った太めの平角麺で好きなタイプですが、少し柔らかめに感じました。浦添方面の食堂系そば屋にはあまり足を運んだことがないせいか、麺で『普天間』は初めて見聞しましたが、ネットで検索すると『ふてんま製麺』という会社があり、この麺を使っているのでしょう。完成度は高く、三倉食品の与那原そばとよく似た食感ですが、少し柔らかめが気になって★4つ。

つぼやのそば屋・店内 トッピングは軟骨ソーキ大小4片に刻み青ネギで、改定後の500円という価格でもなお、非常に高いコストパフォーマンスを実感させてくれます。改定前の価格をネット画像で探してみたら450円でしたが、今なお『ソーキそば』を350円で出し続けている『田舎』チェーンには及ばないもののおトク感は強く、価格の満足度は★5つ満点です。トッピングの軟骨ソーキはダシの味を損なわずよく調和し、軟骨もトロトロになっていて、とてもいい感じでした。

 店内の壁も写真入りメニューで埋め尽くされ、メニュー数の多さを物語っています。そばメニューは8種類ですが、『レバニラそば』や、海老天が乗った『エビそば』という他店では見かけない珍しい品もあります。

つぼやのそば屋・昼間の外観(2014/1/18撮影) 食べ終えて外に出ると、入るときには気づかなかったブーゲンビレアの大木が、店舗の箱に覆いかぶさるごとく夜の闇に花を開いていました。看板の屋号の前に『24』と数字が書かれているので24時間営業に見えるのですが、店内の営業時間案内には、AM10:00~AM1:00と表示されているので、開店当時は24時間営業だったものを変更したのかもしれません。また、500円以上の食事をすると、隣接する駐車場で『1時間駐車料金サービス』だそうです。

所在地:那覇市壺屋1丁目6-14
電話:098-862-0134
営業時間:10:00~翌 1:00
定休日:年始、旧盆

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