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2014年3月24日月曜日

長野市・カリユシ・ソーキそば

カリユシ・ソーキそば ■ カリユシ ■

 「ソーキそば」
 840円

 価格の満足度 ★☆☆☆☆
 麺の満足度  ★★★☆☆
 ダシの満足度 ★☆☆☆☆
 総合     ★☆☆☆☆

 長野市の旧市街を、善光寺から南北に貫く基線にあたるメインストリート「中央通り」に面した沖縄料理店という、考えてみれば大胆なロケーションのお店です。以前から気になってはいたのですが、なにせ「信州そば」の本場ゆえ「沖縄そば」という選択には一歩を踏み出せないままでした。

カリユシ・お店の外観 title= ホームページに記載されている営業案内には月曜定休、ランチタイム営業は金曜~日曜になっているのですが、なぜか訪問前日の日曜昼間は営業せず。しかし翌月曜昼間に営業していたので、意を決しての訪問になりました。定休日が変わったのでしょうか、それとも春休み期間のせい??

ビル1階の奥まったところにある入り口までは少々薄暗いアプローチ。そのドアを開けるとさらに静かで眼前にはまた内扉があり、ふと宮沢賢治の『注文の多い料理店』を思い出してしまいました。しかし内扉を開けるや、吊り下げられた金属製の風琴にドアが触れ“シャラシャラリ~~ン・・・”と賑やかな音を立てました。チャイム代わりなのでしょうか。

カリユシ・奥まった入口  店内に足を踏み入れると意外にも先客がかなりいて、沖縄居酒屋然とした内装も色とりどりなので活気がある感じでした。外観とはえらく印象が違うものです。ランチメニューを開くとかなりのバリエーションがあり、それぞれお得感がありそうなのですが、残念なことにセットされているそばはすべて「半そば」なので、そばだけが目的の当方としては物足りず、そばメニューに目を移すと、三枚肉の『沖縄そば』以外トッピングが肉系のものは単品で840円(税込)以上。

 『沖縄そば』『あおさそば』(アーサそば)『もずくそば』『野菜そば』は682円と少し安めなので、そちらから・・と思ったものの、「トロトロに煮た豚の軟骨アバラ骨が載っています」と書き添えられている『ソーキそば』を見過ごすことはできず、840円にビビりつつも、注文しました。平日のお昼時なので、後からも次々に客がやってきますが、皆さんの注文はお得なランチセットメニューばかりで、そば単品を注文する声は聞こえてきませんでした。

カリユシ・メニュー そうするうちに『ソーキそば』が運ばれてきました。まずトッピングを確認すると、やや大きめの軟骨ソーキが1片と棒カマボコ風の輪切り3枚。お値段比ではかなり見劣りしてしまいます。麺は平角の中太麺でした。まずダシを口に運ぶと香りも味も何だか違和感。『ん?何だっけ、この香りと味。どこか記憶にあるような・・』と思ったら、記憶から現れたのは鍋物やおでんダシの風味。『んー、違うんだよなー・・・』 どこか、鍋物の締めに沖縄そば麺を投入して食べている感じがしたのでした。残念ながら軟骨ソーキの味と特に風味が調和せず、ダシの満足度は★1つ。

カリユシ・店内カウンター 麺は、三倉の与那原そばかな?という食感でした。県外へも積極的に出している製麺所ですし、長野のお店が使っても不思議ではありません。完成度の高い麺なので、どんなシチュエーションで供されても安定感があるのですが、その麺を食べているような感じがしました。麺はそこそこ健闘で標準の★3つです。

カリユシ・店内の様子 トッピングの軟骨ソーキも“トロトロ”というにはもう少し。恐らく沖縄であればスーパーで入手できる既製品なのでしょう、『ホーメル』の調理済み軟骨ソーキが載っている、という感じでした。840円というお値段では物足りない内容で、お値段満足度は残念ながら★1つ。麺とトッピングとダシがバラバラという感じは否めず、総合も★1つでした。

 ちなみに、通りをはさんで反対側のすぐ近くに沖縄物産専門のお店があるのですが、素材の仕入れなど協力関係にあるのかは不明です。

所在地:長野市新田町1458
電話:026-228-0508
営業時間:火・水・木:17:00~24:00、金・土:11:30~14:00,17:00~翌1:00、日:11:30~14:00,17:00~22:00
定休日:月曜(祝祭日は営業)
お店のサイト:http://new-concept-resort.jp/kariyushi-n/categories/

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