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2014年7月17日木曜日

沖縄市・あかね食堂・炙りソーキそば

あかね食堂・炙りソーキそば ■ あかね食堂 ■

 「炙りソーキそば」
 800円

 価格の満足度 ★★★★☆
 麺の満足度  ★★★☆☆
 ダシの満足度 ★★★☆☆
 総合     ★★★★☆

 金武町・和泉食堂近くの海岸でしばし海を眺めたあとは、国道329号線をコザ十字路へ。国道330号線を那覇方面へ右折してしばらく進むと、対向車線の先に見えた交差点角に何やらカラフルな看板と『炙りソーキそば』と染め抜かれたそば幟を発見しました。胃袋にはまだ和泉食堂の『塩なんこつソーキそば』の余韻が残っていましたが、炙りソーキ・・次の交差点でハンドルは右に切られていました。

あかね食堂・外観 路地を巡って方向転換して再び330号線へ出ると、お店の看板に利用できると書かれていた『330パーキング』という駐車場の横でした。駐車場の看板には寄生植物のように『あかね食堂』の看板もついています。入れた区画番号を確認した後に見回すと精算機は見当たらず、係員が常駐する小舎が見えたのでそちらへ。番号を伝えるとキーは預かりになり、ここで駐車券を受け取ります。

 あかね食堂利用と伝えると、笑顔の素敵な係員さんは「会計の時に、忘れないでスタンプ押してもらってくださいねー」とのこと。駐車場から国道沿いに約30m歩くと、あかね食堂の入口です。まだお昼休み時間帯ということもあってか、店内は満席状態だったので相席になりましたが、それもまた楽しい限り。隣客のテーブルには直径30センチはあろうかという大皿に、どっさりの唐揚げと刻みキャベツに、パスタがわり?の沖縄そば麺が盛り付けられていました。食堂系のお店、沖縄では盛りがいいのです。

あかね食堂・卓上のメニュー テーブルのメニューは新しい感じだったので、恐らく4月の消費税率アップのときに作り直したのでしょうか。そば系のメニューは、幟の『炙りソーキそば』と『茜そば』『ナンコツ野菜そば』の3種類。どうやら500円の『茜そば』が普通のそばのようですが、800円に怯むことなく『炙りソーキそば』をオーダーしました。なんせ、そいつに惹かれてハンドル切ったわけですから。

 数分で来ました『炙りソーキそば』!まかいの上に、はみ出して君臨する骨つきの本ソーキは、デカい!!平板な形の表面には確かに炙りの焦げがつき、下部のあばら骨が天に突き出すからような盛り付けは、さながら戦艦沈没か這い出すゴジラか、インパクト大であります。

 箸でつついて確認すると、しっかり煮込まれて肉は柔らかく骨離れも良さそうです。この迫力だと骨離れというより肉離れか。炙りのいい香りが、新たな食欲を目覚めさせてくれます。その他のトッピングは、珍しくも刻みキクラゲと刻みネギ。キクラゲとはまるで熊本ラーメンじゃありませんか。

 麺は普通の平角麺。特別にコシがあるのでもなく粘っこいモチモチ感があるのでもない、本当に普通の麺です。★3つ。ダシは魚介系のような感じもする醤油ベース。ソーキのボリュームに負けないよう、あっさりめのダシにしているのでしょうか、いささか物足りないというか個性が発揮されていない気がします。これも普通の★3つ。

 この一品、炙りソーキによる個性をとことん追求したメニューと見ました。通常も高めで、700円台がザラのソーキそば界にあって、このボリュームで800円とは恐れ入りました。脱帽で総合は★4つとなりました。それにしても腹一杯です。

 食後、水が運ばれてきていないのに気づき、厨房前のカウンターへ取りに行くと、アイスコーヒーとアイスティーは、食事の場合は無料サービスとのことだったので、ありがたくアイスコーヒーを2杯いただきました。メニューをよく見ると、その下部にも『ご自由にどうぞ』と書いてありましたが。

あかね食堂・店内 水は本来セルフではありませんが、注文の直後店員さんに「写真撮っていいですか?」と確認したので、店員さんはオーナーに確認に戻ったため運び忘れてしまったのでしょう。食べ終えて支払いのレジで、忘れずにスタンプを駐車券に押してもらいました。駐車場の係員さんにスタンプ済みの駐車券を提示すると、330パーキングは無料と相成りました。

 ところで、屋号の『あかね食堂』には『やんばる呉我山』と冠がついているので、調べてみたところ、今帰仁村に呉我山という地名がありました。オーナーがこちらのご出身なのでしょうか、尋ねてみるとよかったのですが、どのような理由で屋号に冠しているのかは不明です。

所在地:沖縄市上地2丁目20-1
電話:098-930-1772
営業時間:11:00~20:30
定休日:水曜

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