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2015年7月7日火曜日

那覇市・東江そば・軟骨ソーキそば

東江そば小禄店・軟骨ソーキそば(中) ■ 東江そば・小禄店 ■
 「軟骨ソーキそば(中)」
 630円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★★★

 5年前に訪問した浦添市の『東江そば』が、沖縄在住当時の生活圏だった那覇市小禄に出店したのを知ったのは、GoogleMapのデフォルト表示をいまだこのエリアに設定したまま、たまたま今回の沖縄行きで初日に空港近くの新規出店がないかリサーチをかけた時でした。昨今は自家製麺の沖縄そばのお店が増えてきましたが、『東江そば』は、自家製麺系のお店の古参と言ってもいいでしょう。

 その『東江そば』を小禄で味わえるなら・・と、できるだけチェーン店・系列店は訪問しない原則を譲って訪問することにしくした。午前11時前に那覇空港に到着し、荷物を預けにモノレール壺川駅下車でホテルまで直行したあと、モノレールで小禄に戻っての訪問となりました。ゆいレールは、国内では極めて珍しい最初に使用してから24時間有効という700円のチケットがあるので、これを活用しないテはありません。

東江そば小禄店・外観  沖縄訪問のスケジュールを待っていたかのように、沖縄本島めがけて進んでくる台風9号の影響ですでに風は強めながら、ほぼ天頂近くから照り下ろす強烈な日差しの下、小禄駅からイオンへの連絡通路を渡って階段を降り、通堂ラーメンとA&Wが並ぶ道を右に折れ、通勤でよく通り抜けて歩いていた公園を横目に北へ向かい、交差点で見回すと、すぐ右手に「東江そば」の幟が立っていました。在住当時、ここは確かレストランか居酒屋だったのですが、隣接しているお店も天ぷら屋に変わり、やはり時の流れと流転を感じます。

東江そば小禄店・券売機 ちょうどお昼時なので混雑を覚悟していたのですが、周辺に大きなオフィスがないこともあり、思ったほど混雑はしていないようです。玄関ホールの正面に券売機が置かれ、右手には客席テーブルが並んでいますが、ここはいわば室内のテラス席のような感じで、客席はもう一つ奥の部屋です。券売機で「軟骨ソーキそば(中)」を買い求め、奥の部屋に進むと店員さんがいたのでチケットを手渡してます。玄関ホール側も奥の部屋でも、かりゆしウェア姿の男性グループが食事中でしたが、4人がけテーブルを一卓独り占めしてもまだ十分空席はありそうなので、厨房側のカウンター席に近いテーブルに陣取りました。

 ふと横を見ると、「そば好きによる、そば好きのためのそば屋 東江そば」と書かれた白い箱。浦添の本店でもお目にかかった懐かしいフレーズは健在です。そして3分ほどで素早く登場した自家製麺の『軟骨ソーキそば』。ダシは優等生タイプ。カツオ系の香りはありますが、尖ったところがない丸くまとまった感じなので、昨今は一歩間違うとメーカー製の自然素材濃縮ダシと間違えられそうなタイプかもしれません。あっさり系ですがコクはあります。ダシは★4つ。

東江そば小禄店・店内 トッピングは軟骨ソーキ2片と丸カマボコの斜め輪切り2片、錦糸卵、刻み青ネギで、5年前に訪問した本店の麺と画像を比較してみましたが、全く変わらぬスタイルを守り続けているのは、さすが!です。お値段は当時と比較して80円upしていますが、消費税率が上ったり原材料が上がったりしたので、止むをえないでしょう。軟骨ソーキは醤油は控えめの塩味系なので、あっさり系のダシとの相性はとてもいいと思います。

 麺はコシが強い縮れ系の平角の生麺で、太さも非常にいい感じで好みです。麺は文句なしの満点★5つ。好みの麺に上質な軟骨ソーキですから、ダシが優等生的のまとまり方ながら、総合も満点で★5つです。

東江そば小禄店・メニュー 最近開業したお店では、このタイプの麺が主流の一角を占めてきている気がします。そば屋に限って言えば、従来の茹で上げてサラダ油を絡めて蔵置するタイプは減り、ラーメンの方向に寄ってきているような。スーパーの売り場にあるメーカー製の麺は、まだ従来タイプが主流ですが。そういえば最近、那覇にはラーメン店が急激に増えている気がしますが、沖縄そばの嗜好がラーメン的な方に変化していることと関連があるのかもしれません。

所在地:那覇市金城5丁目7-12
定休日:年始
営業時間:平日11:00~17:00,土日祝11:00~21:00
電話:098-858-2656
お店のサイト:http://agariesoba.com

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