2014/12/15 追記:2014年11月26日 久茂地から牧志方面へ歩いてゆく途中、お店があった場所を歩いてゆきましたが、『梓』は閉店して箱のような建物だけが残されていました。
■ 梓 ■
「なんこつソーキそば」
600円
価格の満足度 ★★★☆☆
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★☆☆☆
よもやこんなところに・・と思う場所に、いつの間にかお店が『ある』のが、沖縄そばのお店の奥深さなのですが、国際通りから西へ一銀通りを少し入ったところに、沖縄在住当時はなかったお店ができているのを、ネット情報で発見。3ヶ月ぶりの沖縄訪問で13時台に到着した空港から西町のホテルに直行し、チェックイン後の休憩もそこそこに、遅めの昼食に炎天下を歩いて訪問したのが、このお店です。
6年前、久茂地にあった当時の職場から昼休みに歩いて往復できる範囲で、毎日違うお店のそばを食べ歩いた懐かしい記憶をたどりながら歩き、当時はなかった赤瓦の『沖縄第一ホテル』の隣の空き地にある、小さな箱のような形のお店に着いた時は、もう汗ビッショリ。そろそろ午後3時近くになっていたので、お店が開いているか心配だったのですが、そこはさすがに国際通りに近いお店、ランチタイムを過ぎても営業中の看板が店先に立っています。
引き戸を開けると、もうお客さんは来ないだろうと思ってカウンターの客席に座ってDVDを見ていた女将さん、びっくりしたように席を立って厨房へ入り、準備を始めます。こじんまりとした店内の席数は、背中合わせのカウンターが8席だけだったので、一番戸口に近い席に陣取りました。厨房を眺めると、厨房と客席の仕切りかカウンターかよくわからない『ひんぷん』のような壁に貼られた『ソーキそば(ナンコツ)』の札が目に止まったので注文しました。
女将さんは、タッパーに冷蔵保存しているらしい軟骨ソーキを冷蔵庫から取り出し、電子レンジで暖めている間に麺を湯がいている様子。電子レンジの音に少々ガッカリしつつも、運ばれてきた『なんこつソーキそば』を見れば、なかなか大振りの軟骨ソーキはいい感じです。ところがその軟骨はまだ味がなじんでおらず、おまけに硬すぎてガリガリ歯で砕いて食べる感じだったので、途中で軟骨は食べるのをあきらめました。軟骨ソーキそばとしては大減点。トロトロの軟骨を期待してたのにぃ~・・・(;_;)。
麺は、定番の亀浜か照喜名か?中細の平角麺ですが、コシはあってシコシコとした食感が、さすが沖縄です。僅かに小麦粉的なにおいが気になりますが、7月1日から小麦粉の政府売渡価格が上がったところで贅沢はいえません(?)その麺の量は、まかい(丼)が小ぶりなので多そうな錯覚に陥りますが食べてみれば普通盛り。麺は標準的な★3つです。
ダシは豚骨と魚介の合わせのようながらも、やや甘みのある醤油ベース寄りに仕上げられていると感じました。塩気も少し強めですが、炎天下で汗をかいてお店を訪問したので、別ブログにレポートしている熊本ラーメンの新規参入店のようなどぎつい塩気とは違って、心地よい感じもありました。しかし客観的に評価すれば、やはり甘みと塩分がいくぶん強めの感じかもしれません。全体としてダシ素材のバランスはよく★3つですが、調味には課題がありそうです。
600円というお値段ながら軟骨ソーキはボリューム感があり、薄めながら大きいカマボコのトッピングも2枚あって、価格は相応でしょうか。全体としても平均的な★3つレベルながら、軟骨ソーキの未調理感ゆえに★1つ減としました。
女将さんに開店時期を尋ねると、「まだ2年くらい」だそうで、定休日は今のところ『なし』で続けているのだとか。そばの激戦地で新規参入店が存続することは大変なのですが、『梓』はこれからどんな特徴・持ち味を出してゆけるのでしょうか。いまのところでは、リピートしたくなる何かの魅力がもっとあれば・・という気がしました。
所在地:那覇市牧志1丁目1-9
電話:070-5536-6698
営業時間:12:00~ 0:00頃
定休日:無休
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2013年7月2日火曜日
【閉店】 那覇市・梓・なんこつソーキそば
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