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2014年7月16日水曜日

那覇市・一龍・雪塩軟骨ソーキそば

一龍・雪塩軟骨ソーキそば ■ 一龍 ■

 「雪塩軟骨ソーキそば」
 850円

 価格の満足度 ★☆☆☆☆
 麺の満足度  ★☆☆☆☆
 ダシの満足度 ★★★★☆
 総合     ★☆☆☆☆

 7月の台風で、一週間延期せざるをえなかった沖縄訪問の初日は、ホテル・チェックイン後に歩いて市街地へ向かっていると、懐かしくも見慣れた西武門交差点近くの歩道に、『ソーキそば』の幟がはためいています。一龍・屋外の幟『すわ、新店舗?』と看板を確認すると「麺屋」と書かれ、店先の提灯には「ラーメン」の文字。どちらなのかわからないまま足を踏み入れました。

 店内はガラーン・・・としてお客さんの気配はなく、静まり返っていましたが、オーナーなのか店員なのか、男性が出てきたので、「このお店はラーメン屋なんですか、そばの幟が出ていたので入ったんですが・・」と尋ねると、「両方あります」とのお返事。

 それならまあいいか・・・とカウンター席に着席してメニューを確認すると、そばはあるにはあるもののたった一品だけ。それも『雪塩軟骨ソーキそば』と名づけられた850円の高額の品。他は、すべてラーメンのメニューだったのでした。仕方がない、選択の余地はなく、それを注文するしかありません。

一龍・カウンター席 夜だけ営業のお店のうえ、店内のレイアウトも居酒屋的なので、居酒屋兼業かと思ったのですが、麺類と餃子に絞って夕方から深夜まで営業しているようです。静まり返った店内には、BGMの音楽だけが流れて、かえってもの淋しさを倍加させている感じでした。

 さて、ただ一品のそばメニュー『雪塩軟骨ソーキそば』とはいかなる品か・・?と思いを巡らせているとき、カウンター向こうの厨房から「シャカシャカシャカシャカ・・・・」と、泡立器で攪拌する音が響いてきます。少し背伸びしてそちらに視線をやると、何だかまかい(丼)の中のスープを攪拌している様子。うむむ、雪塩を溶かしているのですか・・・。

一龍・卓上のメニュー 出てきた『雪塩軟骨ソーキそば』は、そばのトッピングには珍しいもやしが使われていて、いかにもラーメン屋のメニューという感じがします。軟骨ソーキは3片ほど。そして一口食べるとすぐ既製品であることが判明。味付けが甘めで少し濃く、軟骨はやや固めでコリコリ感が残ってトロトロ軟骨というわけにはゆかず・・・。

 続いて麺。メニューには「生麺使用」と謳われていて、確かに生麺らしいのですが、いくら硬めの麺が好きといっても、粘りもコシもないボソボソの半煮えのような麺ではいけません。食感は硬い麺であっても、モチッとした感じやツルッとした感じが伴えばOKなんですが、この麺にはそれが不足しています。★1つ。

一龍・外観(夜) ダシはやや薄味に仕上げられており、あっさりとしていい感じで、上品さすら感じてしまえるのですが、雪塩溶解現場を五感で確認してしまったら、普通のジョートー+で★4つ。全体として価格がかなり高いながらも、その価格相応と感じられたのはダシくらいでしょうか。残念ながら、総合でも★1つかなぁ・・。

所在地:那覇市久米2丁目33-12
電話:098-868-8602
営業時間:17:30~翌3:00、金・土:17:30~翌5:00
定休日:月曜

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