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2014年7月17日木曜日

国頭郡金武町・和泉食堂・塩なんこつそーきそば(特大)

和泉食堂・塩なんこつそーきそば(特大) title= ■ 和泉食堂 ■

 「塩なんこつソーキそば(特大)」
 750円

 価格の満足度 ★★★★☆
 麺の満足度  ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★★
 総合     ★★★★★

 国道329号線・金武町の東海岸も恩納村の西海岸に劣らず美しい色を見せてくれるのですが、東海岸は火力発電所や石油備蓄基地などの人工物が多く、このことが西海岸の58号線に観光客を集中させてしまう原因なのかもしれません。けれどもその金武町・屋嘉地区の海岸沿いに、お昼時に駐車場が満車状態に近くなる食堂があり、そばもうまいと聞けば、訪れないわけにはいきません。

和泉食堂・外観 炎天下のドライブで329号線をひた走り、正午20分前に着いてみれば案の定駐車場はほぼ満車状態でしたが、幸い車を一台だけ入れられるスペースが店先に空いていました。広めの店内は大賑わいで、しかも耳に入る言葉からして地元の皆さんだけで、観光客の姿はない模様。

 4人がけテーブル4台と4人がけ座卓が6卓、カウンター3席というかなりのキャパシティがあり、テーブルと座卓それぞれに空きはあったのですが、来店者が多く、4人がけを一人で占領するのはまずいだろうと思い、壁と向かい合わせのカウンター席に陣取ると、和泉食堂・卓上のメニュー横にある小上がりの座卓の先にある窓の向こうには、陽光に青い海が輝いていました。ああ~なんと素敵なロケーションの大衆食堂なのでしょう。

 その窓近くの板壁には、夥しい品数の手書きメニューが張り出されていたので覗き込もうとした矢先、すぐ目の前のカウンター上にもメニューが置かれていたので手にしてみると、そば類以外にも定食やカレー類、チャンプルー、定番の煮付けなどが並んでいました。そば類ではトップに書かれている『塩なんこつソーキそば』以下『てびちそば』『なかみそば』・・・とは、さすが沖縄の食堂の真骨頂。トップに君臨する『塩なんこつソーキそば』と決め、せっかく遠路はるばるやってきたので「特大」と「中」があるサイズのうちから特大を注文しました。

和泉食堂・店内 待つ間もお客さんはひっきりなしにやってきます。やはり人気があるお店なのでしょう。そして待ち時間約6分で『塩なんこつソーキそば』が登場。まず圧倒されるのは盛りの量です。特大サイズとしてはまかい(丼)がやや小さめなので一層盛りが強調されています。嗚呼、この姿よ。昨今の「メガ盛り」と呼ばれるにふさわしい『波布食堂』の『肉そば』を彷彿とさせるではありませんか。箸で刻み青ネギの山を崩してみると、軟骨ソーキの量がハンパではありません。

和泉食堂・窓の向こうは海 この軟骨ソーキ、醤油ベースの味付けではなく塩味なので、色は軟骨ソーキそのまま。このタイプは好みです。量が多いので麺よりも先に軟骨ソーキを口に運ぶと、なんとトロトロになった軟骨。よく煮込まれて臭みもなく素晴らしい仕上がり。塩味もいい具合です。その軟骨ソーキの下から麺を発掘してみるとやや太めの平角麺。ゆで置き麺ながらしっかりとしたコシとモチモチ感があります。前夜の『一龍』の麺が記憶に新しかったこともあるかもしれませんが、この麺なら!の満点★5つ。

和泉食堂・厨房とカウンター ダシにはコラーゲン的なトロみがついて、一見するとコッテリ系と感じてしまいがちなのですが、その実、むしろあっさり系と言ってもいい澄んだ感じの豚骨ベース。軟骨ソーキ、麺とも相性がいいです。何かが残る感じもなくスッキリと切れも良く、ダシも満点です。

 トッピングのボリューム感をさらに演出してくれるのが、卵。スクランブルエッグ的な状態になっているのですが、これも卵2個分あるかぃ?と思うほどの量です(一個だとは思いますが。)。さらに昆布も一結び。とにかく質・量ともに大満足で、さすがは食堂系のそばでもハイレベルな本場の沖縄そばなのでした。総合★5つで満点です。

所在地:国頭郡金武町屋嘉2320-16
電話:098-965-4750
営業時間:11:00~21:30
定休日:月曜

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