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2017年12月12日火曜日

那覇市・島そば一丁目・三枚肉そば

2017/12/12 島そば一番地 「三枚肉そば」  ■ 島そば一丁目 ■

 「三枚肉そば」
 800円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★☆☆☆
 ダシの満足度:★★★★☆
 総合    :★★★☆☆

 沖縄そば巡り行脚の旅に出かけると、初日は空港到着時刻の都合で、那覇市内の探索になるのが恒例ですが、今回は久しぶりの開南方面に足を伸ばしてみると・・・かの農連市場が、「のうれんプラザ」というどこにでもありそうな再開発ビルになっちゃってました。雰囲気は、うーん、なんだかチープ感がたっぷり。戦後のバラックから始まった農連市場の場末間が全く消え去った、無色透明な感じはどうなんでしょう。

島そば一番地 のうれんプラザ2階にあるお店の外観 そして、エントランスから2階へ直行するエスカレーターの脇に『島そば一丁目』という表示があったので、上がってみました。ちなみにエスカレーターは入館用2階行きの上り一方通行で、下りは階段利用ですから逆走はダメですよ~(^^;。上がった2階は平日午後のせいか人の気配がない感じでしたが、飲食店は何軒か営業をしており、エスカレーターを上がった場所の近くに、カウンター席だけの『島そば一丁目』がありました。

島そば一番地 2017年11月1日にオープンした のうれんプラザ内にできたお店 貼り出されているポスターを見ると、石垣の「八重山そば」系列のお店のようです。那覇で八重山そばといえば、前島三丁目の『ジュネ』を訪れたのは、もう10年前・・・。那覇ではそれ以来の八重山そば遭遇になりました。ともかくまだ真新しい建物の真新しいお店のカウンターに座ってカウンター上のメニューを手にして、「八重山そば」600円はまだしも、それ以外のメニューは値段の高さにいささかびっくり。「三枚肉そば」800円、「ソーキそば」950円、両方載った「コッキそば」は何と1050円。空港価格並みという印象です。

 高価格先制攻撃に一瞬ひるんだものの「三枚肉そば」を注文した後、カウンター内の端に祝開店の札が立った鉢植えの花が飾られているのに気がつき、あまり広くないスペースで調理を始めた店員さんにいつ開業したのか尋ねると、(2017年の)11月1日にのうれんプラザがオープンしてから、とのことでした。

島そば一番地 カウンター上のメニュー あまり待つことなく「三枚肉そば」は目の前に。まず三枚肉は1センチほどの厚めのが2片と標準的な5ミリ程度が3片で、なかなかのボリュームには見えます。ダシは多少濁った半透明な感じで、石垣産豚を長時間かけて煮込み、昆布と石垣の塩などろで仕上げているそうで、とてもいい味を出しています。やや薄味(塩分)に過ぎる感じもあり★4つですが、満点でもいいのかな・・・?

 麺はなぜか八重山そば系の丸麺ではなく、どこか亀浜麺のような感じもする平角麺で、しかもコシがなく柔らかいのでした。麺はちょっといただけず★2つ。気になって、「八重山そば」なら麺は別かと尋ねると、同じ麺とのこと。そして「麺が細い」と言ったオバーもいたとの由。つまりは石垣から麺を空輸しているわけではなく、那覇市内か周辺の製麺所の麺ということなのだろうなと解釈。

島そば一番地は、カウンターだけのお店です 三枚肉も、メーカーの既製品的な感じがどこか感じられ、ダシのレベルの高さに比べるといささかミスマッチ感もあったのですが、薄味のダシとケンカする濃い味付けではなく、おとなしいもの。自家製か既製品かはわかりませんでした。全体として、まずお値段の高め設定が不利になると思いますが、ダシに敬意を表して★3つです。

 これからの観光スポットとして、特に海外からのゲストをターゲットに据えた価格かもしれませんが、「のうれんプラザ」が立つエリアに以前あって再開発で壺屋側へ移転した『丸安そば』など、周辺には安いそば屋が存在するので、この価格では大苦戦するのでは・・・と心配になりました。

所在地:那覇市樋川2丁目3-1 のうれんブラザ205
定休日:不明(無休?)
営業時間:11:30~16:00
電話:098-831-5811

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