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2007年4月16日月曜日

【閉店】沖縄そば博物館・新42番・大学食堂・軟骨ソーキゆしドーフそば

■ 券売機ボタン新42番 ■
  大学食堂
 「軟骨ソーキゆしドーフそば」
  600円

 価格の満足度 ★★★★★
 ダシの満足度 ★★★★★
 麺の満足度  ★★★★★
 総合     ★★★☆☆

 これまた異様な評価になりました。価格は、水菜と「ゆし豆腐(寄せ豆腐=型に入れ脱水せずに、自然に固まったままの状態の豆腐とでもいうのでしょうか。)」に、軟骨ソーキが3片も載っていて、さりとて麺が少ないわけでなく大満足。

 ダシもあっさりかつお味系の上品な薄味は、全部飲み干せる。麺は「軟骨ソーキ野菜そば」の時と同じく、あまりにもラーメン的でツルツル・シコシコ系で、また茹で加減も私好みの固めで全部満点・・しかるに、総合ではなぜ☆が二つなのか。

 実は、前回の「軟骨ソーキ野菜そば」でも指摘した、「軟骨ソーキ」の軟骨があまりにも固過ぎて、そばを食するリズムが完全に狂ってしまうのです。

 すなわち、麺をすすってすぐ、よく煮込まれた軟骨ソーキのトロッとしたコラーゲン感を追加で口に運んで味わったあと、スムーズに喉を通る「うるくそば」の軟骨ソーキとは全く違って、軟骨部分がコリコリッ!ゴリゴリッと、味もしない状態のままやたら噛む努力が必要で、ついつい、そばを食していることもラーメン風の香ばしい風味のことも、軟骨を噛み砕く努力の前に忘れてしまうのです。

 2片を無理して噛み砕いたところでギブアップ。3片めは周囲の肉だけ食べて、軟骨部分を丼の中に残しちゃいました。

 なら、そもそも軟骨を食さなければいいではないか・・とおっしゃるあなた、仮にも「軟骨ソーキ」を銘打つからには、骨ごと食べられなくてはいけません。

 それが食べられないなら、ただ「本ソーキ」「ソーキ」を名乗らないと、不当表示です。軟骨ソーキという表示・命名は、沖縄そばにおいては「骨ごと食べられるソーキが載っている・・」というのが、お約束です。

 「大学食堂」新メニュー最大の課題は軟骨ソーキの扱い方。新メニューでは麺の改善が顕著なだけに、本当に惜しい。

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