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2007年6月13日水曜日

那覇市・○や食堂・野菜そば

○や食堂・野菜そば■ ○や食堂 ■
 「野菜そば」
  650円

 価格の満足度 ★★☆☆☆
 麺の満足度  ★★★☆☆
 ダシの満足度 ★★☆☆☆
 総合     ★★★☆☆

 沖縄そばの“ヌベール・キュイジーヌ”ともいえる「シーサー」と路地を隔てて向かい合うのが、大衆食堂風(アンシャン・レジームとは言いません(^^;)の「○や食堂=まるや食堂」。

 まさに文字どおりの二枚看板で、「シーサー」に面した側の入口の上には「ぜんざい 冷物(改行)パーラー ○や」の看板が掲げられ、那覇の市街地から「シーサー」に向かう道路に面して、「シーサー」およびそこに出入りするお客さんからは見えない側に、「お食事処・沖縄そば(改行)○や食堂」の看板。

○や食堂・店内 うちは昔ながらに家庭料理的な「沖縄そば」のままで、ずっとここで店を構えてきて先輩格なんだけど、目と鼻の先に突然出店し、何だか味にも麺にもこだわりがあるらしく妙な手書きの看板を店先に立て、しかも新参なのにあの「そば博物館」に出店して今をときめく“気にしたくないけど気になる存在”の「シーサー」さんと、あえてケンカせず共存共栄してゆきたい!という意思表示と見ました。

 「シーサー」のオーナーの野崎さんご夫妻も、「○や食堂」のオーナーの意向はきっと十分に汲み取られているのでしょう。控え目な店構えと看板には『先輩格のお店の目と鼻の先で、失礼します。』の気持が見て取れるような気がしたのです。

 前置きが長くなりましたが、その○や食堂、お昼どきだったのですが、お客さんは12時15分に入店した私と、12時25分頃に入って来たお二人の3人だけ。店内は夜は居酒屋ができそうな雰囲気だったのですが、おかみさんとお手伝いの女性のお二人が、私が入った時にはフロアのテーブルに陣取ってお客さん用のTVでのんびりと昼の娯楽番組に見入っていたようでした。

 もともとは「波上宮」という中国大陸渡来のような造りの屋根を持つ神社の参拝客と、そのすぐ近くにある那覇市民の海である「波之上ビーチ」にやってくるお客さんを相手に商売しているようで、この時間帯にこんな少ない客でやっていけるんだろうか・・・と、いささか余計な心配をしました。

 そこは「シーサー」にも相通じるものがありますが。

○や食堂・外観
 さてさて、ここでは久しぶりに「野菜そば」を食べてみました。ソーキそばも野菜そばも同じ650円という設定なので、何かしらの意気込みが感じられたのですが、運ばれてきた野菜そばは、ごく普通の野菜そばでした。

 麺は平麺でどこかでお目にかかったような・・と思ったら、「そば処 西町」や昨日掲載の「なかま」と同じ製麺所の麺のような気がしました。

 ダシも極めて平均的な味ですが、しいて言えばトッピングの野菜炒めに入っている「肉」の噛み応えある味と、お店の古き良き時代の懐かしさと、一見さんなのに親しく声をかけてくれたオーナーさんに免じて、総合は★3つです。

所在地:那覇市辻2丁目

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