那覇市・すーじ小・沖縄そば

■　すーじ小（すーじぐゎー）　■
　「沖縄そば」
　　５００円

　価格の満足度　★★☆☆☆
　麺の満足度　　★★★★☆
　ダシの満足度　★★★★★
　総合　　　　　★★★★☆

　「壷屋やちむん通り」から少し路地を入った目立たない場所にあるので、所在地がわかりにくく、一度は探索に失敗して昼休み制限時間切れ寸前になり、しっかり地図で場所を確認して後日（昨日です）出直したお店です。

　赤瓦の民家を改装したような感じで、閑静な住宅街にある立地条件といい、落ち着いた雰囲気のお店です。母と娘さんの２代で切り回しているお店で、娘さんはブログを書いたり、沖縄民謡を歌い、踊り、演奏もするという多芸で活発な方のようです。その民謡好きが昂じてなのか、座ったカウンター近辺には常時沖縄民謡が流れ、娘さんは時々口ずさんでいました。

　本当に静かに時間を楽しみたいという方には、多少耳障りに感じられるかもしれませんが、天候がよければ庭の屋外席もありますし、カウンターから離れた座卓席（ただし靴を脱いで上がる必要あり）もありますので、お好みで。

　このお店の特徴は、ダシでしょう。あっさり系が多い旧民家改装系のお店にあっては異色の、トンコツ＋カツオ「こってり」系で、私はツボにはまりました(^^;。麺も太めのややモチモチ系でなかなかいいです。

　惜しむらくはトッピングの少なさ。価格比でいくと三枚肉があと一枚は欲しいです。それから一部が「八重山そば」のような三枚肉の切身状態になっていて、やや物足りず・・・でした。

　しかし水準は高いそばでした。

　平日のお昼休みの時間帯、片道１５分を歩いて行ったところ、若い観光客らしきグルーブが２組先客で「待ち」状態にあったので、１２時１９分の入店で大丈夫かなと心配したのですが、案の定「お待たせしました」と出てきたのは１２時４３分。お母さんが一人で調理を担当しているので、混雑している時にはかなり待つことになります。

　食べ終えたあと、小走りに１１分で帰ったものの、エレベータ待ちで事務所に入るのが昼休み終了時刻から２分遅刻してしまいました(^^;

　途中１２時３５分頃に一度、「まだ時間かかりそうですか？」と尋ねたところ、娘さんは『ないちゃーは、せっかちさー』というような表情を一瞬浮かべたのですが、「もうすぐです」とのお返事。帰り際には「お待たせして済みませんでした」と挨拶してくれて、かえって恐縮してしまいました。時間がある時にゆっくり再訪したいお店です。

所在地：那覇市壷屋１丁目