Translate

2007年11月7日水曜日

那覇市・はごろも家・ナビィの恋

はごろも家・ナビィの恋■ はごろも家 ■
 「ナビィの恋」
  630円

 価格の満足度:★★☆☆☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 綜合    :★★☆☆☆

 「サンライズなは」通りのアーケード街にある、ご夫婦でやっている比較的新しいお店のようです。お昼時で先客が5人いらっしゃいましたが、まだ誰も食事をしていなかったことに注意を向ければよかったのですが、最初に「ナビィの恋」という変わったメニューに気を取られて見過ごしてしまい、これが後で思わぬ結末につながります。時刻は12時18分。

はごろも家・メニュー札に「ナビィの恋」「オッ玉げー」という変わったものが その「ナビィの恋」という木札は、そば類のメニューの間に下げられていたので気になって、おかみさんに「ナビィの恋って、どんなものですか?」と尋ねてみると、味噌仕立てのダシのそばで、トッピングにナーベラー(ヘチマ)が乗るので、ナーベラーと語感が似ている「ナビィ」さんが主人公で沖縄が舞台の有名な映画タイトルにひっかけた名前にしたのだとか。なかなかの遊び心です。

 背中合わせに席についていた年配の女性も、「面白い名前だね~。」と興味を持ったようですが、注文は普通の「そば」だったようです。これが命運を分けました。

 さて、厨房では旦那さんらしき男性が忙しそうに動き回っていますが、先客5人の料理はなかなか出てきません。なにやら野菜を刻み、おもむろにガスコンロの火をつけ、換気扇の轟音が響きだしたと思えば、おかみさんは炊飯ジャーのご飯を盛りつけ、味噌汁を準備しながら、あとから入店したお客さんの対応をして、とても忙しそうです。

 なにやら炒め物をしている様子の旦那さんが、炒め上がった料理を皿に盛り付け、カウンター越しにおかみさんに渡してできあがったのが、ようやく一人分の定食。この調子で炒め物を一人分ずつ作ってすき、時間は刻々と過ぎてゆきます。そのうち、背中合わせの女性の「そば」が運ばれ、続いて後から入店したカウンターの男性にも「てびちそば」が運ばれるに至って、異変に気づいたのでした。

 「てびちそば」を運んだおかみさんが、申し訳なさそうに「すみませんね~、炒め物が一つずつしか作れなくて。あと少し待ってくださいね。」

はごろも家・店内 12時35分。待ち始めて20分近くがこの時点で経過していました。その時までに先客5人のうち3人分までしか進捗せず、どうやらあとの2人もチャンプルー系の定食らしき様子。おかみさん少々焦り気味に、「次、ナーベラ、入ってるよ」とか話しているのが聞こえます。旦那さん、相変わらず調理前の野菜刻みから始めていて、どうやらこのお店のチャンプルー系料理では、開店前に野菜を刻んでストックしていないらしいのです。それはそれで、一つのスタイルか見識というものだろうとは思いますが・・・。

 「そば」の女性はすでに食べ終わりました。「てびちそば」の男性も佳境に入っています。12時42分。

 やっと先客5人の調理が終わって、私のナビィさんの調理に入ったのが12時45分過ぎ。ここから約1.2キロ離れた職場に歩いて帰るには、信号にかからなくても10分はかかります。もちろん昼休みは13時00分まで。

はごろも家・外観 12時48分、さんざん焦らして登場したナビィさん、これがまた猛烈な「あちこーこー(できたての熱々、という意味)」状態で・・・。おかみさんは「お待たせしてすみませんでしたねー、ごゆっくりどうぞ。」と来たもんで、つい「いや、ゆっくり食べてられないんですよ~。」と、つい抗弁。おかみさん、申し訳なさそうな表情です。

 さて、麺は・・と食べ始めようと箸を手にした瞬間、食前の撮影を忘れていたのを思い出し、あわてて箸袋に戻してから撮影。危ない危ない、これを忘れたらもう一度足を運んで食べなくてはならなくなります。

 麺は太めの丸麺で、八重山そば系のようですが、気が急いて食べているので正確な記憶なのか保障の限りにあらず・・・カツオダシのきいた味噌汁にそばが浸かり、トッピングというよりも大きめの丼の表面を覆っているのは、ヘチマ・卵・薄揚げ・ポークを炒めたもの。このトッピングがソーキや三枚肉だっら、こんなに待たなくても慌てなくても済んだのに・・と後悔しながら、急いで麺を口に運びます。

 食後は「氷抜きぜんざい」の甘さと冷たさ(といっても、室温ですが)が、口の中を気持ちよく冷やしてくれましたが、明らかに軽い火傷状態に陥った口の中と時間の都合で、味噌汁風のダシは残して支払いを済ませたのが12時52分。途中走って7分(うち信号待ち1分少々)で、何とか12時59分に職場帰還を果たしたのでした。もう汗びっしょり。味、覚えてない・・・くらい。

所在地:那覇市松尾2丁目

0 件のコメント: