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2007年12月2日日曜日

那覇市・すーまぬめぇ・てびちそば

すーまぬめぇ・てびちそば■ すーまぬめぇ ■
 「てびちそば」
  600円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 那覇の市街地から少し離れた場所には、個性的なそば屋さんが数多くありますが、こちらもその一つ。那覇市東南部の国場の住宅街にある古い民家を改装して、お店にしています。屋外にはオープンテラス席もあって、とてもいい雰囲気です。

すーまぬめぇ・外観 古民家というほど古くはありませんが、古民家を利用している「御殿山」「しむじょう」とも間取りがよく似ていて、沖縄民家の伝統的な間取りであることが窺われます。大和の民家では床の間がありそうな、沖縄民家の「二番座」と呼ばれる部屋の仏壇(トートーメー:もとは位牌の意味だそうですが、位牌を置く仏壇もこう呼ぶらしいです。)前の卓に陣取りました。

 民家改装系のそば屋さんのメニューはシンプルな場合が多く、ソーキそばと三枚肉のそばだけというのが普通ですが、「すーまぬめぇ」には珍しく「てびちそば」があったので、久しぶりに注文です。もっとも、普通のそば屋さんや食堂系でも、「てびちそば」があるところは、案外少数派ではありますが。

すーまぬめぇ・店内 さて、その「てびち=豚足」(あえて「足てびち」と呼ぶ場合もあります)ですが、かの「嶺吉食堂」の豪快な存在感あるトッピングとは対照的に、こちらは優雅に別皿で供されていますが、トロトロに煮込まれて実においしく、単品でおかずにしたいくらいです。

 麺は自家製麺なのでしょう、コシと粘りがあって好みのタイプです。また紅ショウガではなく、細切りにしたいわゆる「針ショウガ」が少量載っているだけで、ダシの味への影響は最小限に抑えられています。ダシはカツオ+豚系(もしかして+昆布?)のあっさりと上品な味で、これもいいです。またフーチバが別皿で付くので、好みでどうぞ。

 お値段も★5つかもしれないですが、てびちの量にあとちょっとボリューム感が欲しいと思ったのは、あんまり欲張り過ぎかもなぁ・・・(^^;

すーまぬめぇ・屋号の由来 お店の名前の由来が書かれた貼紙が、店内のあちこちにありました。尋ねられることが多かったのでしょう。少し沖縄に首を突っ込めば「めぇ」は「前」の意味だとすぐわかりますが、では「すーま」とは何だろう・・と、私も考え込んでしまっていたのです。「の」は格助詞ですが(^^; で、「すーま」とは「潮間」でその前にある、つまり「潮間家の前」なのだそうです。そこで食後にお向かいや周辺の家に「潮間」さんの表札が出ていないか調べたのですが、残念ながら見当たりませんでした。

所在地:那覇市国場

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