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2007年12月22日土曜日

【閉店】 那覇市・郷土おもろそば・おもろそば

郷土おもろそば・おもろそば■ 郷土おもろそば ■
 「おもろそば」
  600円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★★☆

 新都心の以前訪問した「けんぱーのすばやー」のある角から、モノレールの線路の方に道を進むと、新しそうなビル(新都心のビルはどれも新しいんだけど・・(^^;)の前に「そば」の幟が出ています。ビルの1階が「おもろそば」ですが、なぜか看板の屋号には、小さな文字で「郷土」という文字が添えられています。

郷土おもろそば・外観 事前のリサーチでは、別に「おもろそば」という店があったらしいのですが、こちらの「郷土おもろそば」訪店後、比較的近い「おもろそば」があるはずの場所を歩いてみると、どこをどう探しても見当たらず、跡形もなくなっていました。というわけで「おもろそば」は現在この店舗だけ。

 もしかすると、なくなっていた「おもろそば」はこちらに移転する前の店舗だった可能性もありそうですが、近隣に「おもろそば」が二軒あっては紛らわしく、『本家』とか『元祖』とか骨肉の争いをしそうなところ、争いを避ける知恵として「郷土」と冠したのかもしれませんね。

 メニューにも「三枚肉そば」と「軟骨ソーキそば」の間に「おもろそば」という品があって『こりゃ何物か?』。どうも気になります。通常。屋号を冠する一品ってのはイチオシの品だったり、一番トッピングが豪華だったりするのですが、お値段は「三枚肉」「軟骨ソーキ」と肩を並べる600円で、50円上位には「ソーキそば」がトップの座に君臨しています。

 どうも、『これが一番!』という品ではなさそうです。そこで尋ねてみると何のことはない、「三枚肉そば」と「軟骨ソーキ」のハーフなのだそうで。そこで、両方味わえるのはありがたいとばかりに「おもろそば」を注文すると、

 「麺は、沖縄そばの麺か八重山そばの麺、どちらにされますか?」

 つまり、平角麺なのか丸麺なのかを選べるわけですが、事情を知らないお客さんには、全く意味が伝わらないご質問でした(^^;が、当方「沖縄そばの麺」を注文しました。

郷土おもろそば・店内 出てきた「おもろそば」のトッピングには、三枚肉1片と軟骨ソーキ2片と小さめのカマボコ2切れが鎮座しておりました。何となく豪華な感じがしていいですね~。

 麺はコシがしっかりした手打ち風にも感じられましたが、実際に手打ち麺とは断言できず不明です。手打ちなら手打ちと看板に出しても良さそうなところ、何も書いてありません。メーカー製でここまで粘りコシのある麺があるなら、素晴らしいと思いました。それから麺の量もかなりあります。

 ダシはカツオ+豚肉らしく、結構いい味だと最初は思ったのですが、少々冷めてくると何だか口に後に残る感じもありました。鶏を使うとときにこういう感じがつきまとうので、鶏が入っているのかもしれません。匂いでは鶏らしいものは感じなかったのですが。

 麺もお値段もトッピングもいい線を行っていて、★4つ。

 なお「おもろそば」の屋号の由来は、沖縄の万葉集・記紀と呼んでいい、古琉歌(大和の和歌と同様、琉球は琉歌と呼びます)を編纂した「おもろさうし」に由来する新町名「おもろまち」に因んだものでしょう。

 決して「面白い」という意味は含まれていませんので、よろしく(^^)

所在地:那覇市おもろまち4丁目

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