那覇市・はるみ食堂・三枚肉そば

那覇市・はるみ食堂・三枚肉そば

■　はるみ食堂　■
　「三枚肉そば」
　　５５０円

　価格の満足度：★★★☆☆
　麺の満足度　：★★★☆☆
　ダシの満足度：★★★☆☆
　総合　　　　：★★★☆☆

　昨日の「うちなあ家」とは路地を隔てて斜め向かいくらいの場所で『食堂』の名を冠して営業しているお店ですが、どっこい、そばは「沖縄そば」と「三枚肉そば」を別のメニューとして仕立てているあたりにこだわりを感じることができますし、そばメニューはそれだけでなく「ソーキそば」「野菜そば」「焼きそば」もラインナップに加わっている、食堂系としては本格派です。

　ただ、斜め向かいの「うちなあ家」が強力なだけに、あえて食堂として営業しているのかもしれません。

　お昼時お店に入ると誰もいません。おかあさんが一人で島ラッキョの皮むきらしき作業をしていたのですが、それでも私の姿を認めるとすぐ手を休めて、ガラス張り冷蔵庫から冷えた「さんぴん茶」の水差しを取り出し、コップに次いでくれました。

　最初は横並びの壁メニューを見て「沖縄そば」を注文したのですが、その直後におかあさんが麺を湯通しし始めたあたりで、横並びの下に別書きの「三枚肉そば」があるのを発見し、「三枚肉そばに変えて大丈夫ですか？」と尋ねると、すぐに変更してくれました。

　さて、麺は照喜名製麺所らしき印刷の袋から取り出していましたが、標準よりも若干太めの角麺は★３つながら、それなりにコシもある仕上がりでした。

　ダシもあくまで標準的な豚＋カツオながら、後に残るものは少ないタイプでまずまず。僅かに豚＋カツオとは違った香りも入っていたような気がしたのですが、はっきりと判別はできませんでした。

　トッピングの三枚肉は少し固めでしたが、味はそれなりに浸透していました。

　ということで、麺はごく平均的な評価でしたが、平日のお昼時にこのくつろげる雰囲気はとってもいいですね(^^)。後から一人だけお客さんが入ってきましたが、おかあさん、お客さんの顔を見るなり「ごめんなさ～い、きょうはもうないの。」と、いつもの一品がないことを、常連のお客さんが注文の発声をする前に先制攻撃を仕掛けてました(^^)

　でもすっかりのんびりと食事した後で、「おかあさんが、もしかしてはるみさん？」と尋ねると、「ああ～(^^;」と笑ってごまかされてしまったので、「はるみさんって、初恋の女性の名前なの。おいしかった～(^^)」とかあることないこと喋ると、おかあさんもニッコリと笑みを返してくれました。ということで、屋号はおかあさんのお名前のようです。

所在地：那覇市泊３丁目