■ 美ら花 ■
「ソーキそば」
690円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
美栄橋駅から牧志駅の間でゆるやかにカーブする「ゆいレール」車窓から、カーブの内側に「マックスバリュ」牧志店が見えるはずですが、その2階に「そば」の幟が立っていることに最近気づいて、昼休みに足を運んでみました。国際通りの「いしちゃー家」から少し牧志駅寄りにある細い路地を曲がって現地に着くと、2階に沖縄そばと琉球料理の店「美ら花」というテナントが、確かに入っていました。
なんだ、ファミレス系か・・・と思ったのですが、まず平日のランチタイム限定ながら、サラダが食べ放題というありがたいサービスでうれしくなりました。アイスコーヒーとアイスティーも平日お昼は飲み放題です。
入口横のカウンターに立っていた写真入りメニューを見ると、ソーキそばと沖縄そばがどちらも658円という珍しい設定だったので「ソーキそば」を注文してサラダをつつきながら待っていると、さあ来ました。
麺は少し透明感がある「木灰そば」的な色合いをしていて、まず『え?』と(いい意味で)予想外の事態に驚き、まずダシをすするとこれがまた何という上品な、カツオ+豚+『なにか』の薄味系。「御殿山」ほど薄くはなく「首里そば」ほどの透明感でもありませんが、素晴らしい味わいのダシにさらに驚き、麺を口に運んで驚きのダメ押し。
ツルツル感があり、しかも強い粘りコシもあってとても食感がいい麺です。もしやと思い店員さんに「これは生麺ですか?」と尋ねると「いま茹でたんですが」と、わかったようなわからないようなお返事だったので、「普通は製麺してすぐ茹でてから油をまぶして冷ましておきますよね。この麺はそうじゃないんでしょ?」と更にたたみかけると、「はい、そうです。」とのお返事。
『なるほど~・・・』と思いながら、ずっと以前食べた時に「そば」というよりは限りなくラーメン的に感じた「与那原Ⅱ」の生麺の食感を思い出したのでした。
トッピングのソーキは小さめの本ソーキと軟骨ソーキ1片ずつにカマボコ2片ですが、紅ショウガではなくいわゆる「針ショウガ」を使い、小皿にはゴマ・錦糸卵・刻みコンブが付いて、これもお好みでトッピングできるようになっているので、トッピングの物足りなさはありません。
それにしても、このそばはトッピングよりも麺とダシを味わって食べるそばなのでしょう。思いがけないところで・・と言っては「マックスバリュ」さんに失礼ですが、スーパーのテナントのお店としては最上のそばを出してくれる穴場を発見したようで、うれしかったお昼休みでした。
帰って調べてみると、実は「美ら花」は名護市の恩納村に近い国道58号線沿いが本店で、そちらにも足を運びたくなる味でした。
追記:2010年9月18日、お店があったはずの場所には、居酒屋さんの『大戸屋』が入っているのを確認しました。撤退したようです。
所在地:那覇市牧志2丁目
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2008年1月17日木曜日
【閉店】 那覇市・美ら花・ソーキそば
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