■ 大家 ■
「三枚肉そば」
735円
価格の満足度:☆☆☆☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:☆☆☆☆☆
総合 :★☆☆☆☆
県道84号線を名護市内から「山原そば」などがある伊豆見の方に向かうと、道路脇のあちこちに立っている「百年古家 大家」という看板が気になって足を運んでみると山中に忽然と姿を表したのは、テーマパークほどではないにしろ、かなりの広さの敷地に古民家風の建物が立ち並び、広い駐車場にレンタカーが何台も止まって混雑しているお店。
こはかなりの人気店のようだと思いながら店内に入るとまたびっくり。これだけの車が駐車場にありながら『大食堂』のような広さの母屋の部屋は半分ほどしか客がおらず、高低差がある庭園には上まで回廊が続き、離れのような部屋まであって、母屋の庭園側にかなりの広さのテラス席があって、こちらに人が一杯なのでした。
なんともお金をかけたお店の造りです。この山中にこんな店があるとは、ついぞ知らなかったな~・・・とびっくりしながら席に案内されると、広げたメニューの説明をする店員さんが最初に勧めるセットは、何と1575円!
やっと探し出したそば単品も、沖縄そばで735円という高さ!いくらお店に資金投入しているといっても、沖縄そばのお値段相場は観光地のそれしか知らない観光の客相手といっても、あんまりじゃありませんか、これ。
そう思いながら、運ばれてきた「沖縄そば」を食すると、麺は北部・名護の麺とすれば平麺とまではいえない、いかにも手打ち風然として不揃いな幅で切られた麺。しかしこの商業主義だと麺の幅の『不揃いさ』まで演出か??と思っちゃいます。とはいえ、まずまずコシはあるように感じる麺です。
問題はダシ。後口に甘ったるさのようなネトつきがベットリ残るのは何でしょう??カツオ風味に仕立ててありますが、なにせこれだけ押し掛けるお客さんの数。こんな席数が多いお店で毎日丁寧にダシを仕込んで準備できるのかいささか疑問も感じました。
トッピングの三枚肉はまずまずのお味。コンブがトッピングに載るのは那覇では珍しいですが、北部ではよく遭遇しますね。
自然の地形を利用した庭園も国頭村から移設した古民家も見応えがありますし、お店はとてもいい雰囲気、いい環境の中にあります。
しかし、肝心の「そば」はマスプロ商業主義の産物のように感じてしまい、総合は★1つ。
所在地:名護市中山
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2008年1月12日土曜日
名護市・大家・三枚肉そば
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