■ 屋台そば駅前店・なかむら屋 ■
「よもぎそば」
550円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★☆☆☆
ダシの満足度:☆☆☆☆☆
総合 :★☆☆☆☆
モノレール安里駅への上り口の横にある、カウンター5席と屋外テーブル1卓4席だけの、沖縄では“パーラー”となぜか呼ばれるタイプのお店です。少ないカウンター席のうち1席は、固定式の丸椅子の前に大きな冷水クーラーが置かれていて、実質的には使用できない状態になっていますから、実働8席だけの小さなお店で、まさに『屋台』という風情です。但し建築物としては基礎工事がされ大地に固定された建物です。
看板にも券売機メニューにも「にらいそば」という品があってどんなものか興味深々、食べてみようかと思ったら、残念ながら券売機ボタンは「売り切れ」ランプがついていて断念。そのかわり「よもぎそば」に文字に惹かれて食券を購入しました。
その券売機には「昨今の各食材の高騰によりやむなく価格の値上げをしなければならなくなりました」という貼紙が。まだ雨ざらしや紫外線で退色していないので最近の貼紙のようです。ひょっとすると値上げ前は500円だったのかもしれません。
カウンターに唯一空いていた1席に陣取ってみると、頭上には写真入りで「にらいそば」も並んでいました。どうやら皿に盛られた冷麺のようなので、冬場にはメニューから外されているのかもしれません。
カウンターの向こうの小さな室内は厨房です。おかあさんが一人で切り回しているお店で、私が座った奥から4つめの席は、カウンター越しに「はいどうぞ」とそばを渡し、食べ終えたら「ごちそうさま」と食器を返す窓口になっているようで、後からテーブル席に陣取ったお客さんにできたそばを手渡す時には、身体をひねって避けないと作業の妨げになるようでしたし、熱いダシをこぼされたら肩口から浴びてしまいそうでした。
待ち時間は2分ほど。麺は透明な印刷なしの袋を破っていましたので、どこかの製麺所製でしょう。中太の角麺ですが「よもぎそば」の麺はヨモギが練り込まれているな緑色です。やや柔らかくてコシ砕け状態だったのは残念。もう少し硬めだと、本来はそこそこあるはずのモチモチ感が生きると思うんですが。
厨房にはダシの大鍋が2つ。たっぷりとダシが入って、アクが鍋の内壁に触れて水分を失いこびりついたような黒っぽく付着物が見えて、本格的にダシをとつているのだろうと期待したのですが、見た目ほどコッテリした感じではない豚骨+カツオ系のダシは、一口すすると何だか複雑な味。コクがあるように思えつつ、独特の甘ったるいような口内に付着する感覚も強く残ります。
もしやじっくりと丁寧にダシをとった最後の仕上げに、ああ残念、調味料をかなり入れてしまっているのかもしれません。そういう感じでした。「島人」の後残りに似て、いつまでも甘いような感覚が口に残って、国際通り経由で片道18分ほどを歩いて帰ったあともしばらくスッキリとしませんでした。
ところで、同じように屋台風で駐車場で営業していたのが、閉店になった58号線沿いの「なかむら家」。屋と家の違いはあるものの同じ「なかむら」でしたから、何か関係があったのでしょうか、閉店した方の「なかむら家」でもそういえば「よもぎそば」を食べていたのですが。2つのお店の関係は不明です。
所在地:那覇市字安里
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2008年1月30日水曜日
那覇市・屋台そば駅前店・よもぎそば
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