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2008年1月19日土曜日

那覇市・かおりそば・ヨモギそば

かおりそば・ヨモギそば■ かおりそば ■
 「ヨモギそば」
  500円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 与儀の那覇警察署の角から「市民会館通り」を識名に向かってずっと上がってゆくと、いずれトンネルが貫通する予定のところで広い直線の道路が、忽然と狭く曲がりくねる道に変わるのですが、それより少し手前の広い直線区間の坂の途中にあるお店です。

 少し大きめの突き出し看板は出ているものの、アパートの1階部分に入ってそれほど目立つ感じではありませんが、このあたりの通り沿いにお店は少ないので、比較的わかりやすいでしょう。

かおりそば・外観 お店に入ると、何だか後から拡張したような土間の部分にプラスチック製ベンチのテーブルが置かれて、何やら大衆食堂そのものといった風情がそこだけは漂っています。お店の中にはお座敷テーブルとしっかりした造りの木製椅子が置かれたカウンターもありましたが、入口のチープなテーブルが気に入って陣取りました。

 壁に下がったメニュー札を見て、ハタと迷ってしまったのは、なぜかヨモギそばだけが「いなり寿司付き」になっていて、その他のそばメニューにはついていないこと。もう一軒ハシゴするつもりなので、最初は「そば」にしようか、「ラフテーそば(三枚肉そば)」にしようかとも思ったのですが、ヨモギが好きなのでイナリは余分と思いつつもヨモギそば。

 そういえば、これで170軒を超えたそば屋・食堂ですが、「三枚肉そば」を「ラフテーそば」と書いているのは初めて目にしました。

 歩いて汗をかき、喉がかわいていたので自分で冷水のおかわりをしに厨房の前に行くと、紅ショウガがドッサリ入った容器が置かれていたので、「紅ショウガ、入れなくていいです」と先制攻撃。

かおりそば・店内 しかし、いざそばが出来上がったところで、ホール担当のおかあさんが紅ショウガを入れようとするので、厨房担当あわてて「赤、入れないでっ!せっかく言いに来たんだから」と制しているのをしっかり目撃して目が合い、おかあさん苦笑。メクジラ立てることもないので、入れてしまったならそれでもいいと思ってましたが、運ばれてきたヨモギそばは緑一色。よかったよかった(^^)

 こちらのヨモギそばは麺に練り込んであるのではなく、普通の麺にトッピングとしてヨモギが多めに載っています。またお値段比で「いなり寿司」がつく分コストカットということなのでしょうか、三枚肉はたった1片。ちょっと物足りないですね~、これ。ヨモギは好きなだけどうぞという太っ腹なお店もあるのですから、このお値段なら三枚肉2片は最低欲しいところです。

 ダシは比較的あっさり系で、豚+カツオ系の標準的既製品的な味のようですが、さりとて口の中でネトっと後を引く感じはなくて、まずまずでしょうか。

 意外だったのは、太めの平角麺のコシがしっかりしていることと、機械製麺ではないのか幅にムラがあって何だか自家製麺風の感じもあることでした。そこで尋ねてみることに。

 「麺はこちらで作っているんですか?」「いえ、違うんですよ(^^;、中部から持ってきてます」と、出身が中部方面であることだけ教えてくれました。どこか別の自家製麺のそば屋さんが製麺したものなのかもしれません。

 いずれにしても、なぜヨモギそばだけがいなり寿司つきなのか、合理的な説明がつかない(^^;。いなりは完全分離の別メニューにして、500円で三枚肉3片のヨモギそばだったら、価格と総合で★1つずつupしたんだけどなぁ。

 最後に屋号の由来まで質問。

 「こちら、おかあさんがかおりさんなので『かおりそば』なんですか?」
 「ああ、おばあちゃんがねー、かおりさんだったの。」

所在地:那覇市長田2丁目

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