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2008年2月18日月曜日

那覇市・まあぼう食堂・ソーキそば

まあぼう食堂・ソーキそば■ まあぼう食堂 ■
 「ソーキそば」
  600円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★☆☆☆
 ダシの満足度:★★☆☆☆
 総合    :★★★☆☆

 安里・栄町市場の北東の一角にあるお店ですが、場所は少々わかりにくいところにあります。先日の「玉の屋」からの帰り道に見つけたお店でしたが、きょうも片道20分の“強歩”で到着すると、元気に「そば」の看板を市場の一角に出して営業していました。

まあぼう食堂・外観 栄町市場は、土日の昼間はお休みの店が多く人通りが少なくてひっそりした感じなのですが、平日の昼間のきょうは、狭い通路の人垣をかわして先に進まなくてはならない場所もあり、活気のあるお店もあっていい感じでした。

 それほど広くないお店には、壁に向かったカウンター5席とテーブルが3卓(うち一卓は座敷テーブル)あるだけなのですが、椅子を引くと段差がある座敷の縁にぶつかってしまうのであまり後ろに引けず、やっとの思いでテーブルと椅子の間に身体をねじ込み、お店の中を眺められる席につきました。

 お店はご夫婦で切り回しておられるようで、「まあぼう」というのはご主人の愛称なのかも・・・と思った次第。

 壁に貼られたメニュー札を見ると、注文した「ソーキそば」以外のそばメニューもかなりありそう・・と思ったら、同じメニューの札が離れて2枚あったり、「そばランチ」があったりで、他には「沖縄そば」「野菜そば」「肉そば」のラインナップでした。

まあぼう食堂・店内 多少安めのお値段なので、600円の「ソーキそば」を注文したところで、さっそく分量の麺が『まかい(そば用の丼)』に盛られているのが厨房のカウンターに見えていました。沖縄のそばは、製麺した後にすぐ茹であげてサラダ油をまぶしながら自然冷却したものを冷蔵庫に保管しておき、必要量を丼で量ったうえでサッと湯通しして温めるパターンが多いのですが、こちらもそのとおりで、見えていたのはまだ湯通しされる前の平角麺。

 お店の中にどこの製麺所製か手がかりになりそうなものは・・・と見廻すと、壁に掛けられているカレンダーの下に、豊見城の「金城製麺所」の文字が入っていました。だからといってこの製麺所のものとは限りませんが、可能性は高いと思います。

 おかあさんが厨房から出てカウンターからそばが載ったお盆を運んできましたが、そばにはデザート?のフルーツとして、缶詰のパインをカットした小皿が付いています。

 「ソーキそば」という名称ながら、トッピングが軟骨ソーキというお店がここしばらく続いていたのですが、こちにはしっかり骨付きの大きな「本ソーキ」の塊が2個と斜め切りした丸カマボコ1片。あと少量の紅ショウガが載っていましたが、これは食べる前に骨入れの小皿に取り除いたうえで「いただきま~す!」

 まずダシ。厨房で何かの粉末を小さじで掬ってダシに入れるのが見えたので予想はしていましたが、やはり調味料系の甘い感じの味が口に残ります。ベースはトンコツ+カツオでしょうがメーカー品のような感じの無難な味。しかし後に残るものがあって★は2つ。

 麺はコシがやや弱く、少々ウドン的な粉っぽい感じの香りがあって、噛み応えもやや欠ける感じがしました。

 グレードが高いのはトッピングの「本ソーキ」。骨の間の食べられる肉の量が多く、よく煮込まれて骨離れもよくなかなかいい味です。これで麺とダシをカバーして、★3つということで。

所在地:那覇市安里・栄町市場

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