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2008年2月28日木曜日

【閉店】那覇市・うるくそば・まるごとそば

うるくそば・まるごとそば■ うるくそば ■
 「まるごとそば」
  700円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 奥武山公園近くの3軒並んだ「そば激戦地」の最後に登場するのは「うるくそば」です。「うるく」というのは、お店があるエリア旧・小禄村の読み「おろく」を「うるく」と発音することから来ている屋号で、沖縄そば博物館にも出店しています。

 本日の注文は「まるごとそば」。メニューで「限定」と表記されている「本ソーキそば」を注文すると「すみません、今日は終わってしまって・・・。『まるごとそば』ならありますが。」とのこと。仕方がないので50円高い「まるごとそば」を注文すると、麺は太麺と細麺から、ダシはトンコツ味とカツオ味から選べるそうなので、本日は好きなタイプの太麺にカツオ味のダシを組み合わせてみました。

 ちょうど一年くらい前に沖縄そば博物館の「うるくそば」で、同じ「まるごとそば」を食べた記憶があったので画像を改めて眺めてみると、その時の記述はこうあります。

> ソーキとは、骨つきリブであることをしっかり確認できる20センチほどの長さの肋骨肉一本、です。もちろん三枚肉も負けじと同じくらいの寸法で、厚みも最大5ミリはあったでしょうか。

うるくそば・店内 かなりお客さんは入っていたにもかかわらず注文から2分ほどで運ばれて来たのは、ずいぶん迫力がなくなってしまった外観のそば。700円のお値段は変わっていませんが、諸材料高騰の折にお値段を維持しようとすればどうしてもこうなってしまうのでしょうね。本ソーキは半分ほどの10センチくらいに、三枚肉はやや薄くなって長さは四分の一くらい。麺の量もかなり少なめになったように感じられました。

 さすがにトッピングの煮込みはよくできていて軟骨ソーキは骨までトロトロ、本ソーキの骨離れもいいなあ・・・と食べているうち、ふと、『本ソーキそばは売り切れたって言ってたんだから、麺が共通である以上トッピングの本ソーキがなくなっちゃったはずだよな・・・??なのに、高いまるごとそばに乗せる本ソーキだったらあるわけ??』と、ヘンテコな事実に気付いたのでした。

 どうも高単価商品にスイッチされた気がして、あまりいい気持ちはしません。それに加えてトッピングが生ぬるい状態で乗っているのもいただけませんね。総合で★一つ減点!

うるくそば・外観 麺はさすがにモチモチ感もコシもある大好きなタイプで満点。ダシはカツオ系で最初はいいカツオの香りがしていましたが、トッピングの味が次第にダシに移行して、何だかカツオ+トンコツ系のようなややコッテリとした感じが出て来ました。それから後に残る感じはほとんどないものの、みりんというよりも砂糖的な甘味がかなり強く、食べ終わった後に何杯も水を飲みたくなりました。

 もう少し甘味を抑えてくれるといいのですが。

 食べ終えて厨房の前を通ってゆくと、厨房内のカウンターには十数個のまかいに麺が盛られてスタンバイしていて、これなら出るのは早いはずだと納得したのですが、逆に言えば「いれい家」のように「至福の一杯をどうぞ」というポリシーではないのでしょう。大きなお店だけにそうならざるを得ないのかもしれませんが・・・。

2013/4/1追記:本日(2013/4/1)から、しゃぶしゃぶ店に業態変更openと垂れ幕が出ていましたので、閉店しています。

所在地:那覇市鏡原町

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