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2008年3月12日水曜日

那覇市・千日・沖縄そば

千日・沖縄そば■ 千日 ■
 「沖縄そば」
  400円

 価格の満足度:★★★★☆
 麺の満足度 :★★★☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★★☆☆

 行き尽くしたはずのエリアでの再発見そば、3軒目は「千日」です。このお店があるのは若狭大通りと久米大通りの交差点にある西武門(にしんじょう)交番の、久米大通り側の隣なのですが、この場所はいつもシャッターが降りているイメージしかなく、しかも交番と反対側の2軒隣には「玉那覇ウシ商店」があって、訪問した時には気づいて当然の場所なのですが、玉那覇ウシ商店を訪問した時ばかりではなく、それ以降もこの道を何度も歩いていながら気づかなかったのでした。

千日・店内 それもそのはず、看板には「お食事と喫茶の店」と書かれているだけですし、店頭にそばの幟が立つわけでもなし。ごく控えめなA3版ほどの「沖縄そば」のポスターが窓に貼られているだけでした。また、入口の横は今川焼きを作って売るカウンターになっていて、どう見てもそばがありそうな雰囲気ではないのです。

 ところがつい先日、その控えめポスターが目に止まったわけです。

 お店に入ってみると、カウンターに赤と水色で染め抜かれた「氷」の旗?が何本も下がって、え、夏でもないのに?という感じなのですが、メニューを見ると「かき氷」と「ぜんざい」を専門にしているいわば甘味処のお店ですから年中「氷菓」を扱っているのでしょう。年中半袖で過ごせる沖縄ならでは、かもしれません。

千日・店内 このお店、知る人ぞ知る存在のようで、壁には新聞で紹介された記事が大きくコピーされて貼り出され、その周辺にはサイン入りの色紙が置いてあったりするくらいで、記事を立ち読みしてみると、このぜんざいを目当てに沖縄に来る方がいるような感じでした。

 ちなみに「ぜんざい」といっても、甘く煮込んだ金時豆に白玉を混ぜ、その上に大量のかき氷を盛り付けるのが沖縄では標準の「ぜんざい」。大和風のぜんざいは「ホットぜんざい」と書かれていない限り出てきませんが、さすがは千日さん、ちゃんと壁には「ホットぜんざい」のメニュー札も貼られていました。

千日・前金払い表示
 セルフサービスのお店なので、カウンターに出されたそばを取りに行ったところで代金を支払うシステムです。店内には「お会計は前金でお願いします」という貼り紙も出されています。唯一のそばメニューの「沖縄そば」を丁寧に作ってくれている様子をカウンター越しに眺めていましたが、ほどなく出来上がりそうになったので、声がかかる前にこちらから受取に出向きました。

 テーブルの運んでさっそくダシを一口。ほどよい濃さのあっさり系でクセが少なく、後に残る感じもありませんが、味はやや単調な無難なもの。何かもう少し深さが欲しいと思います。

千日・外観 麺は平角麺でややモソつく感じがありますが、そばが専門のお店ではありませんから、まずは標準的・・・というところでしょうか。トッピングは三枚肉と赤身肉、カマボコが一枚ずつで、三枚肉は赤身の部分がやや硬め。味はいいのですが赤身肉も硬めでした。

 総じて言えばうまくまとまった味になっていますが、あと少しキャラクタが欲しいので★3つ。ただ、お値段の400円は物価高騰の折りとしては、健闘しているのではないでしょうか。

所在地:那覇市久米1丁目

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