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2008年3月13日木曜日

浦添市・高江洲そば・ソーキそば(中)

■ 高江洲そば ■
 「ソーキそば(中)」
  650円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★★
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 日曜が定休日なのでいつか土曜に訪問・・と思っていた「高江洲そば」ですが、歩いて往復するには遠過ぎるので先送りにしていたのですが、運良く平日に足を運ぶ機会ができたので訪問してみました。

高江洲そば・外観 いろいろなクチコミサイトの評判で絶大な支持を集めるそば屋で、「山原そば」が北山の雄とすれば「高江洲そば」は中山の雄と言えるくらいの人気店ですから、ぜひ一度はこの舌で確認したいという願望がようやくかなったわけですが、お店は少々わかりにくい場所にありました。

 先週末の「島菜」の帰りに足を伸ばし、市境を越えて浦添市まで歩いたパイプライン通りをさらに先へ進んで、少し路地に入った場所にあることはわかっているのですが、目印になる看板などが沿道には全く出ていなかったので、住居表示だけを頼りにあちこち迷いながらようやく探し出すことができました。

高江洲そば・近隣駐車場の看板 探し出せたのは、パイプライン通りに面したゲタ履き住宅の駐車場に「高江洲そば駐車場」の表示が出ていたおかげだったのですが、その場所から曲がった路地にも高江洲そばの駐車場があちこちに。逆に、同じ路地にある契約駐車場の「無断駐車お断り」看板には、わざわざ『高江洲そばの駐車場ではありません』と書かれているくらいですから、無断で車を停めるお客さんがかつては相当多かったのでしょう。

 その駐車場に車を停めて歩いてゆく人、逆に向こうから歩いてくる人の流れを辿ってゆくと、ごく自然に「高江洲そば」の前に到着しましたが、お店の前にも路上駐車の列です(^^;。お店自体は実に地味で目立たない、ごく普通の食堂というたたずまいなのですが、周囲に異様な熱気かオーラが漂うのは「山原そば」「きしもと食堂」と共通した感じです。お昼時なので相当の混雑を覚悟してお店に入りました。

高江洲そば・店内 案の定、4つあったテーブルの席も、同じく4つあった座卓席もほぼ人で埋まっていたのですが、実にタイミングよく2人がけテーブルだけが空いていたので待つことなく注文モードに入ることができ、定番メニューの他に「中味そば」「豆腐そば」もありましたが、そばの王道「ソーキそば」の中サイズを注文しました。

 目の前の厨房から運び出されてゆくそばを見ると、盛りが良さそうなうえ『具だくさん』という感じで、おのずと期待は膨らみます。そして、いよいよソーキそばが到着しました。

 まず熱々のダシをすすると、コッテリとした感じのトンコツ+鶏ガラ+コンブがベースの塩味で、絶妙のバランスです。鶏ガラが入るダシは脂っこいにおいが私は気になることが多いのに、こちらのダシはにおいがしっかり抑えられてクセのない澄んだ味に仕上がっています。もちろん後に残る感じはありません。

 強いていえば、やはり鶏ガラ由来らしき油っこさが少し尾を引く感じがありました。しかし人工的な調味料の残りとは違ってベタつく感じがない自然なものです。どことなく名護「八重食堂」のヤカン入りダシの味も思い出させてくれました。

 麺はやや縮れが入る平角麺で、しっかりした歯ざわりとコシに粘りもあって、「東雲」で満点をつけた麺の食感によく似ていました。こちらの麺もとてもいいです。

 圧巻はトッピングです。「ソーキそば」として本ソーキ2個に軟骨までトロトロの軟骨ソーキが3個、細切りの卵に結びコンブが2つで、このお値段としてはボリューム感たっぷりです。そしてソーキの味付けもダシとケンカしないよう塩ベースのいい味に仕上げられていて、ダシにも麺にも実によく調和しています。

 食後の満足感は、実に久しぶりに味わうものでした。総合も含めて全項目とも満点の★5つです。

所在地:浦添市伊祖3丁目

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