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2008年3月17日月曜日

【閉店】那覇市・風彩・ソーキそば

風彩・ソーキそば■ 風彩 ■
 「ソーキそば」
  600円

 価格の満足度:★★★☆☆
 麺の満足度 :★☆☆☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 琉球王朝時代に、中国大陸から渡来した人々が暮らしていた旧・久米村が現在の那覇市久米~松山1丁目界隈のようですが、そのエリアにあるのが中国式庭園の「福州園」。現在の福建省との交易が盛んだった琉球の王朝時代をしのばせる庭園です。

風彩・外観 久茂地交差点から那覇商業高校の向かい~福州園の前を上った先に、以前からあった喫茶店がこの「風彩」で、若狭~辻方面のそば屋探訪でこのお店の前を通っても、昼には営業していなかった気がするのですが、最近突然「沖縄そば」の幟が立ったので訪問してみました。

 先週一度訪ねた火曜日には、「水曜定休日」の掲示が出ていたにもかかわらず、「本日はお休みさせていただきます」とドアに貼り紙がされていて結局「千日」へ向かったので、今回は出直し訪問になります。

風彩・ガラスに張り出されたメニュー 広いガラス張りのウィンドウから見る店内は、なかなかお洒落な感じではあるのですが、そのガラスにちょっとばかり無粋なメニューと、なぜか「占いの本あります!!」の貼り紙が、外から見えるように張り出されています。また玄関先には「一生懸命営業中」と書かれた立て札も。

 平日の昼休み時間帯でも人通りが少ないこの界隈、お昼の営業は大丈夫かな・・・とついいらぬ心配をしてしまうのですが、先客はお二人いらっしゃいました。すぐ「ソーキそば」を注文して待ちますが、40代くらいの男性が一人でやっているらしく、先客さんのコーヒーの準備をしたかと思えば厨房で何やらゴソゴソと物音がした後、ようやくコップに水を注いで、テーブルのセットにやってきました。

 なるほど、こうして人件費を抑えることでお客が少ない昼の時間帯の営業を実現させたのか・・と、つい思ってしまうのです。

風彩・店内 そうするうち、「ソーキそば」の調理で待たされたのか、先客さんが食後のコーヒーを催促する声をかけたのですが、厨房の反応なし。先客さん待ちきれずに席を立って厨房の方へ歩み、お皿をセルフサービスで下膳しながらさらにコーヒーの催促。

 やっと厨房から反応があったところで、私もコップの水を継ぎ足しに自分で席を立って厨房の様子を窺ってみると、なんと狭い厨房は照明がなく薄暗い状態。電気代もこうして節約しているのか・・・・と驚くやら感心するやら(^^;。

 席に戻るとしばらくして「ソーキそば」が登場しました。

 ダシを一口。全教科の平均点がそこそこ高い優等生的なバランスのいいダシではありますが、キャラクタが見えないのは既製品使用だからでしょうか。どことなく豚+カツオ+鶏のような雰囲気はありましたが。ただ、既製品とすればこれはそれなりの品で、僅かに甘くネチッこい感じが最後に現れる感じがする程度でした。

 一方の麺はなんと言ったらいいか、コシが弱くてヌチャッとした感じの柔らかめに打たれた角麺で、シコッとした歯ざわりや弾力を保ってツルツルとクチに運ぶ・・という世界からは遠いものがありました。

 トッピングのソーキはそこそこの味ながら既製品利用のような気がします。ソーキの味付けにも口の中に残るものがあります。

 ということで、総合は★2つ。

 なお、今回訪問して窓の貼り紙を読む限り、定休日は水曜ではなく日曜に変えたようですね。金曜と土曜、そば類はドリンク付きでセットメニューもあるようでした。貼紙を見て最初は、金曜・土曜にそばの値段が高くなるのかと思ってしまいましたが、そうではなくセットメニューが金曜と土曜はあります、という意味でした。。

所在地:那覇市久米2丁目

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