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2008年3月22日土曜日

中頭郡恩納村・恩納そば・木灰手打ちそば

恩納そば・木灰手打ちそば■ 恩納そば ■
 「木灰手打ちそば」
  680円

 価格の満足度:★☆☆☆☆
 麺の満足度 :★★☆☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★★☆☆☆

 国道58号線をムーンビーチから少し北上した道路沿いの海岸側にあるお店で、通りかかるたびに「木灰手打ちそば」の文字が気になっていましたが、この週末に「ムーンビーチホテル」で開催されていた、沖縄のやちむんを集めたイベントに足を運んだついでに訪問を果たしました。

恩納そば・外観 リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村という土地柄、どうしても「ないちゃー観光客」の皆さんをターゲットにするために、恩納村のそばは「うちなんちゅ」好みのそれとはややタイプが違うように感じますが、「木灰手打ちそば」というトラッドな「すば」風の名前がついた麺はどんなものか、いやがうえにも興味は高まります。

 まだお昼前ということもあり、店内には近くの工事現場で働いているらしい作業服姿の4人がいるだけでしたが、いわゆる“著名人”のサイン入り色紙が壁面に十数枚飾られ、さまざまな装飾品が天井からぶら下がっているかと思えば、別の壁には、懐かしい「沖縄海洋博」のポスターがあまり色あせることなく残されていたりで、リゾート地のお店らしい雰囲気です。

恩納そば・海洋博ポスター さて運ばれて来た「木灰手打ちそば」ですが、まずお値段の割に量が少なそうな小ぶりのまかいにまず『えっ?』と思ったのと、トッピングの刻み青ネギの無造作な散らばり方に、まずがっかり。それから例によってトッピングされてきた紅ショウガを、本ソーキの骨入れの皿に取り除いてからダシを一口すすります。

 まずまず無難にバランスの取れた豚+鶏ガラがベースのダシのようですが、やや単調な味でした。後に引く残りをあまり感じないまずまずの出来栄えのようでもあり、メーカー製品のようでもあり、判定はちょっと難しいところ。

 麺は名護方面から仕入れるのでしょうか、平麺で出てきました。「木灰手打ち」と言われれば自家製麺かと思ってしまいがちなのですが、どうやらアウトソーシング麺のようです。その茹で方と輸送・保管のせいなのか、あまりコシがなく柔らかいクチャッとした食感はどうしても手打ちとは思えないほど。

 きょうは、たまたまコンディションが良くなかったのかもしれませんが、期待値が高かっただけに残念です。

恩納そば・店内 トッピングは三枚肉と本ソーキに刻んだ卵焼きとカマボコ1片ですが、卵焼きの油臭さは全く気にならない反面、本ソーキの肉がちょっと生臭いようです。さらに肉類の味付けは調味料的な甘ったるさが出てしまっているようにも感じられました。

 お値段からすると、もっと引き締まって粘りコシのある麺にキリッとメリハリのあるダシ、さらにトッピングの工夫も欲しいな~・・・と思ったところで、総合は★2つでした。

 お店の看板・・というよりも沖縄的にはコンクリートの壁に直接書くのが普通ですが、その屋号の両脇に「カルピスウォーター」と書かれているのが何ともユニークです。なお、ランチタイムには500円でオトクなメニューもあるようでした。

所在地:中頭郡恩納村冨着

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