■ 那覇亭(那覇そば) ■
「軟骨ソーキそば(並)」
650円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★☆☆☆
総合 :★★★☆☆
那覇市内から南下する国道331号線・通称「小禄パイパス」沿いにあるお店で、駐車場が広く車で訪問しやすいこともあって、いつも賑わっているお店です。数年前まではもっと市街地寄りの奥武山公園横にあったのですが、移転して現在の場所で営業しています。
10年近く前に出張で那覇を訪れた当時、確か以前の店舗に連れていってもらった記憶があり、それほど大きくないお店というイメージがあったのですが、現在はかなりの収容人員があります。住んでいるアパートに近いこともあって何度か訪問したことがあり、そば屋巡りを始めた後にも仕事上の来客を案内したことが2回あったのですが、やっとレポートのための訪問ができました。
日曜の昼下がり、お店の裏側というか建物裏の駐車場側にある入口をくぐると、キャパの多さを誇るお店が家族連れや学生の団体さんやらで大賑わいでテーブルが空いていないのですから、人気のほどが窺えます。
メニューに「急ぎの方はこのページからお選び下さい。」とわざわざ記載しているのは、お昼過ぎの便が多い本土行きの飛行機で出発する観光客の皆さんが、フライトの時刻が迫っている場合でも時間を気にせず安心して食べられるように・・という配慮なのでしょう。
というわけで、大混雑の店内の様子からは長い時間待たされそうだと思っていた、注文の「軟骨ソーキそば」は、わずか3分ほどの待ち時間で登場しました。ひょっとすると「うるくそば」の厨房で見たようにまかいに入った麺が事前に並んでスタンバイしているのかもしれません。
ダシは豚骨系の「こってり」とカツオ系の「あっさり」から選べるので、あっさり系を指定していたのですが、ダシを一口すするとちょっと~・・塩辛過ぎませんか~・・・(;_;)。「あっさり」と呼ぶには塩分はほどほどか「玉家」のように「あじくーたー」であって欲しいのですが。
確かにカツオの香りが最初は香る「あっさり」も、気合でカツオ一本!という「花そば」のようではなく、少しトンコツも混じっていそうな気がしました。それと、口に残る甘い感じは少なめとはいえ少し気になりました。
以前の訪問で「こってり」を食べた時も塩味はやや濃い傾向だったように記憶していますが、きょうは特に塩辛い気がしました。「あっさり」なので余計にそう感じたのかな・・・?
麺は太めの角麺で、ややモチッとした感じがあります。この麺はいつもながら好みのタイプに近いです。もう少し太いと「きしもと食堂」的と言っていいかもしれません。
トッピングの軟骨ソーキはトロトロ軟骨ではなくコリコリ軟骨。骨を出す皿がついてくるのは、お店側も食べることは必ずしも求めていないという意味でしょうが、食べようと思えば食べられないことはない硬さです。しかしながら、軟骨ソーキに占める重量の割合は骨の部分がかなり高いようです。
もう少しレベルは高い可能性があるとしても、本日のダシの塩辛さはちょいと残念な減点要因になり、総合で★3つでした。
ところで、店内の壁には半世紀以上前の那覇の街並みや「仲村カメさん」という人物の写真などがプリントされていて、古き懐かしい時代を思い出させてくれます。
お店を皆さん「那覇そば」と呼んでいますが、看板を見る限りは「那覇亭」が屋号なのでしょうが、箸袋には「那覇そば」と印刷されていて一体どちらなのか判然としませんが、夜の居酒屋モードは「那覇亭」、昼間のそば家モードは「那覇そば」と使い分けている可能性がありますね。
実はいつも通勤でお店の横を歩きながら看板を見て、何となくムズムズしてしまうのです。
琉球料理/和食 宴会/ステーキ
ご膳/幕の内 模合/とんかつ
看板にはこう書かれているので、何も知らない内地からの観光客が見た時に「模合ってどんな料理??」と思わないのかな・・・と、いらぬ心配をしてしまうワケです(^^;。さすがに「宴会」を料理と思う方はいないのでしょうけれど。
「模合」とは「講」や「無尽」に近い沖縄の風習で、いつものメンバーが出し合ったお金をメンバー内で交代制の「親」が総取りし、それを原資に宴会を催したり、時には経済的な困窮を救済してもらったり・・というものです。つまり『模合で宴会を催す時には、どうぞ当店をご利用下さい。』という意味なのでした。
所在地:那覇市金城(かねぐすく)2丁目
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2008年3月23日日曜日
那覇市・那覇亭(那覇そば)・軟骨ソーキそば
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