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2008年3月25日火曜日

那覇市・ふる里[久米2丁目]・ソーキそば

ふる里・ソーキそば■ ふる里[久米2丁目] ■
 「ソーキそば」
  700円

 価格の満足度:☆☆☆☆☆
 麺の満足度 :★☆☆☆☆
 ダシの満足度:★★★☆☆
 総合    :★☆☆☆☆

 居酒屋風の建物に出された看板に、「ソーキそば」の文字がはっきり書かれているのがずっと気になっていたお店ですが、お昼は営業していないようなので足が遠のいていましたが、引越しで荷物を出したあとに滞在中のホテルが、たまたまこのお店の真向かいだったので、これはもう行くしかない!(^^)

ふる里・店内 送別会が終わってホテルに帰るところで、フラッと立ち寄ってみました。

 入ってみると、とてもいい雰囲気の居酒屋です。夜9時半を過ぎたところですから、もちろん女将は「お飲み物は?」と最初に尋ねに来ます(^^;当方の関心事は「そば」だけですし、しかもつい先刻までいい気分で泡盛をたらふく飲んで帰ったところだったので、「さっきまで、腹一杯飲んできましたから」と丁重に飲み物をお断りして、「ソーキそば!」と注文。

 奥の小部屋の壁に張り出されたメニュー札の「ソーキそば」は700円と書かれていて多少高めとは思ったのですが、居酒屋タイムだから・・・と、自分を納得させました。

ふる里・店内の壁に貼られている色紙や写真 待ち時間の間に撮影のお許しをいただき、店内に張り出された数多くの色紙を眺めていると、さすが女将、「ほんとにお飲み物はよろしいんですか?」と波状攻撃。カウンターに並んだ惣菜の大皿や、大将から指導されつつモズクの天ぷらを黙々と揚げている板さんの後姿を眺めて、『そうだな~、この時間に居酒屋に入って飲まないのも失礼にあたるか・・・』と考えた末にオリオンの中瓶を一本所望して、当方も黙々とグラスのビールをあおるのでした(^^;

 カウンターの惣菜皿の下に何かが並んでいます。見れば「七福神」と書かれた小さな木札を挟んで、狸やら招き猫やらおよそ七福神とは無縁そうな小さなフィギュアがズラリと並び、こりゃなかなか面白そうなお店です。三線のライブ演奏もやっているらしいのですが、シーンと静まったお店の客は私一人だけ。夜が遅い久米~松山界隈のことですから、22時を回らないとお客さんは増えないのかもしれません。

ふる里・カウンターに並んだ狸や招き猫 三線ライブのリクエストでもやっているのか、ライブのベスト10が掲示してありました。第1位「安里屋ユンタ」から「涙そうそう」「島唄」など定番の有名曲が並びますが、題名だけではわからない曲もあります。聴けば『ああ、この曲か』と思い出すのかもしれません。ちなみに第10位の「黄金の花」が、私としては沖縄で一番好きになった曲かもしれません。曲もいいんですが詞もいいんですね。JASRACさんの許諾を得なけりゃならないので、その詞は書けませんが・・・(^^;

 さてさて「ソーキそば」がやってきました。

 『は・・?』 (?_?)

 ソーキは本ソーキでなく軟骨ソーキだったのはまだいいとしても、3センチ×5センチ程度のものが、たった1個だけ。その上にパラパラッと刻み白ネギと紅ショウガ。紅ショウガのパラパラはソーキの上だけで留まっていられるほどの少量なので、ダシに落ちないでいるのは不幸中の幸い??なんですが、居酒屋プライスとしても700円で軟骨ソーキ1個とは、あまりに少ない。このクラスの大きさが3つ乗って350円のお店だってあるんですから。

ふる里・外観(夜) 軟骨ソーキを、チビリチビリとかじりながらビールのつまみにしていると、何だか物悲しくなってまいりました、ハイ。して、こういう時に限って「あかばし」で挟んだ肉片をダシの池に“チャポ!”と取り落とし、油っ気の多いダシ汁が元気に飛び跳ねて、送別会などでこの日に限って着てたりするスーツのズボンの上に散らばったりするわけでございます(;;) もちろん麺の端がすすりざまフラッと揺れて弾き飛ばされたダシも、またもやズボンの膝に直径2ミリほどの水玉模様・・・。クリーニングかぁ・・・。

 そのダシは、鶏がらがベースのようですね。鶏がら+コンブという組み合わせのダシがあるのかは興味が沸くところですが、どうもそんな感じでしたが、コンブと感じたあたりは調味料かもしれません。フタ付きのステンレスの容器から濃縮の業務用ダシのようなものをオタマで鍋に移しているのが現認できました。それなりにバランスはとれていて、後に残る感じも少ない ダシでした。

 麺はやや太めの丸麺系でしたが、『ブニャ』とした弾力のない食感で、かなりコシが抜けてしまっています。太め系は好みなんですが、いくらなんでもこれではちょっと・・・。

 トッピングの貴重な1個だけの軟骨ソーキも、味は無難な線でまとまった既製品のようでしたが、ちょっと甘い感じが強めで、その甘さが後に少し残りました。

 昼そばのお値段との比較は一概にはできないのかもしれませんが、居酒屋メニューとしても割高感は否めないようです。 でも、ここは居酒屋さ~。飲んで唄ってカチャーシー踊ればいいさ~(^^)

 なお、久茂地1丁目の「パレットくもじ」の地下にも「ふる里」という食堂がありますが、こちらとは無関係のようです。

所在地:那覇市久米2丁目

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