■ 一方通行 ■
「一通そば」
630円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
せっかく浦添市境までギリギリの「歓会門」まで歩いて来たところで、次の一軒を首里方面にするか越境して浦添に突入しようかと迷った末の選択は、ここまで来たら歩いて越境あるのみ・・と、比較的「歓会門」から近いところにあるとチェックしていた、気になる存在の「無化調」のお店「一方通行」まで歩くことにして、「歓会門」を後に浦添高校に向かって坂を上がり、一路北東へ。
高校沿いのその道も南西向きへの一方通行なのですが、その先合流した道は東向きへの一方通行。車とは逆に進めるのが歩きの利点で、住居表示を頼りに西へ100メートルほど戻ってお店を探すと、空き地沿いに一方通行の道から10メートルほど入ったところに、「一方通行」のお店のトレードマークの「無化調」の旗と、インパクトのある矢印を『一』の字に見立てた「←方通行」の看板を発見。
こちらもやはりお店の前に車がたくさん停まっていました。
入口を入ると正面に券売機が立っています。横には本棚があってコミック誌が並んでいましたが、順番待ち用なのでしょう、窓際に並んだ椅子に、女性が一人ジッと座ったまま、チケットを買うのでもなくのんびりとしています。
『??』
券売機には定番のメニューのほかに、「一通そば」「二通そば」という変わった品の他、とっさには意味が理解しにくい「ふーちばー手打麺に変更する」とか「白い手打麺に変更する」とか、さらには「本日の手打麺で作る冷し担々麺風」などがあって、考えてながら横の貼り紙を見ると、「本日の手打麺に変更する(24番の食券)はパセリ麺手打麺になっています」と書かれていて、さらに混乱を極めます。
何が何だかシステムがよくわからないので、1番ボタンの「一通そば」が看板商品だと考えて購入し、店内中央近くのテーブルに着席しました。その「一通そば」とてトッピングがどんなものか不明です。
しばらく待つと、さあ出て来ました「一通そば」が。おお、トッピングはあまり見たことがない、醤油系の焼き色がついた焼き豚に、浮いているのはホウレンソウか小松菜か。刻みショウガはもちろん無着色で、刻み青ネギもかなりたっぷりです。
まずダシを一口。カツオがよく香ってトンコツがプラスされているのでしょう、しかも自然な味で、これはうまい!「島菜」同様に「無化調」はやはりサッパリとして本当に自然なダシの味と香りが伝わり、妙な甘ったるさが残ることなくサラッとキレてくれます。
麺は少し縮れが入ってツルッ&シコッとした歯ざわりと弾力のある粘りコシの食感で、券売機ボタンに「素そば卵麺」という品があることからすると卵つなぎなかもしれません。とにかく実にいい食感と粘りです。
トッピングの焼き豚には炙りが入って香ばしく、ダシとケンカしないよう素直な味に仕上がっています。それから青物は食べてみるとホウレンソウでした。三枚肉を味付けで煮込んだ「ラフテー」とサッと茹であげただけの青物は、実に相性がいいと思っているのですが、そばのトッピングの豚肉にもきっと青物が合うはず。
フーチバだけでなく、ホウレンソウや小松菜、チンゲンサイなどのトッピングへの利用が、もっと広まって欲しいなと思ったのでした。
お値段はやや高めの感じがあるものの、全体としての満足度は高く総合は★5つの満点でした。
屋号はもちろん、お店への入口になる道路が一方通行であることからつけられたようです。また店内はギャラリー風に壁面を貸して絵の展示などをやっているようで、一面に絵画が飾られていました。
それにしても、帰り道が遠く感じたこと・・・・。
所在地:浦添市内間4丁目
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2008年3月15日土曜日
浦添市・一方通行・一通そば
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