■ 凸凹 ■
「三枚肉そば」
600円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★★☆
琉球村でそば飢餓を癒したあと、宿にチェックインをして荷物を置いたあと、那覇を離れる前に農連市場を歩いていた時、新規オープンに気づきながら訪問できずにした、通称“開南仏壇通り”に近いお店を目指しました。
牧志駅に近い国際通りに面した宿からなので、もちろん歩いての訪問。短パンに履き替えて梅雨明け翌日の炎天下を歩けば、工事中の蔡温橋近くのホウオウボクに濃いオレンジ色の花が。増したから見上げると青空と雲と陽射しに映えて、実にきれいです。『ああ~沖縄に帰って来た~!(^^)』と、またうれしくなります。
平和通りから新天地市場本通りを経由すると、まちぐゎーの賑わいと雰囲気にまたもこみあげるものが(^^;。熊本でも子飼通商店街に少しこの雰囲気を感じられるのが好きで、毎週火曜の熊大通いには必ず歩いて通り抜けるのですが、どうしたって那覇のまちぐゎーとは、規模や賑わいが違います。
さらに大平通り商店街を抜けて開南交差点を渡れば、いよいよ農連市場ですが、その脇を通り抜け、確かこのあたりだったはずだと路地をたどるとありました!赤いテントに「沖縄そば専門 凸凹」と書かれたお店が。入口には「あちょ~んど~」(開いてるよ~)と看板がぶら下がっています。時刻は午後4時を過ぎ、営業しているかいささか心配だったのですが、どうやら心配無用のようです。
ドアを開ければ、涼しい空気が気持ちいい~! そして元気な「ねーねー」が「いらっしゃい~」と声をかけて迎えてくれました。2人掛けテーブルが2つとカウンターが4席ほどの小ぢんまりとした店内には、先客がお一人だけ。午後のこの時間はきっと来客が少ないのでしょう。本土ではお目にかかれない「三枚肉」を久しぶりに食べたくなり、「三枚肉そば」を注文しました。
運ばれてきた「三枚肉そば」、これは凄い!という大きさの三枚肉が文字どおり三枚。厚さ3ミリほどあってボリューム感たっぷりです。たっぷり盛られた刻み青ネギともども『まかい』の表面を覆い尽くし、麺もダシもはみ出した部分以外はほとんど見えません。
その三枚肉の下から掘り起こした麺はストレートで細めの平角麺。数時間前に空港で食べて来た「琉球村」の麺と形状はよく似ていて、どこか「宮古そば」の麺に近い感じがします。コシはそれなりにありますが、僅かにモソッとした感じが伴って、あと少し粘りっ気が欲しいかな・・・というところ。沖縄そばとしては標準的にものでしょうか。
お客さんが少ないので、カウンターにいる話好きで気さくな『ねーねー』とそば談義を進めるうち、この麺は糸満の西崎製麺所に作ってもらっているとの話でした。
ダシは、カツオの香りが漂ってくるマイルドな感じで、トンコツとの合わせダシのように感じました。話ついでに尋ねてみるとそのようで、あと野菜を使うくらいで、昆布や鶏は使っていないとのこと。後に残る感じもない上品な味です。
三枚肉は実に食べ応えがありました。深夜営業の「つるまつ」に最初に行った時の三枚肉も大きいと思いましたが、それ以上でしょう。もちろん味はダシの上品さを決して乱すことがありません。このお値段でこの内容ですから総合は満点でもいいのかもしれませんが、麺があと一歩ということで★4つ。
2012/1/26追記 しばらく前にお店の前を通ったところ、閉店していました。
所在地:那覇市樋川2丁目
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2008年6月18日水曜日
【閉店】 那覇市・凸凹・三枚肉そば
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