■ なかむらそば ■
「なかむらそば」
550円
価格の満足度:★★★☆☆
麺の満足度 :★★★☆☆
ダシの満足度:★★★★☆
総合 :★★★☆☆
リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村方面へ久しぶりにルート58を北上してゆくと、相変わらず米軍基地の間を通り抜ける風景は重苦しいのでした。嘉手納町には防衛施設庁が移転してくるとかで、ロータリーは姿を消して大きなビルが立ち、周辺には歓迎ムード盛り上げに移転を歓迎する幟が立っていました。
肝高の阿麻和利が眠る読谷村を過ぎ、いよいよ恩納村に入ると海が迫ってきます。梅雨明けしたばかりの空も海も青く、陽射しに木々の緑が輝く風景がとても懐かしいです。
さて、目的地は以前から気になっていた「ならむらそば」。これまで恩納村のそば屋さんは何軒か訪問してみたのですが、本土からのお客さんが多い観光地で、味にうるさい地元のそばじょーくーたちの来訪が少ないゆえか、どうも『いまひとつ』の感じが強いそばばかりにお目にかかってきたので、『自家製麺 なかむらそば』と看板を掲げているこのお店が、いつも気になっていたのでした。
さて入口は・・・と探すと、道路に面した正面は窓ばかりで駐車場のある側面に入口がありました。入口を入ると券売機が正面にあり、定番のそばメニューのボタンが並んでいましたが、「なかむらそば」という一品に目が止まりました。お店の名前を冠したメニューは、たいていの場合は看板メニューだったり自信作メニューだったりするからです。迷わず「なかむらそば」りボタンを押して食券購入。
テーブル席と座卓席がありましたが、テーブル席に着席して座敷の方を見ると、数枚のサイン入り色紙が飾られています。TVに出る方々やスポーツ選手の名前には疎いので誰が誰やらよくわからない私なのに、中に『ギョッ!』とするお名前を発見。いつぞやの事件で捕まった、『ライブドア』の元社長・堀江氏の色紙も掲げられていたのでした。
沖縄のリゾート地帯ですから、いろいろな御方が立ち寄るのでしょうけど、誰が食べてもお客に変わりはないのですから、お客さんの中で特定の方だけのサイン入り色紙を貼り出すのは、全く好きじゃないんですが(アマノジャクめ)(^^;。
色紙を眺めているうちに「なかむらそば」が登場。後で見て気づいたのですが、券売機の上に写真入りのメニューが掲げてあり、最初に気づけばよかったのですが、複数トッピングの組み合わせの看板メニューと思っていた「なかむらそば」は、どこか八重山そば風の、赤身肉か三枚肉を刻んでトッピングした、あっさり系のそばでした。
やや拍子抜けしながらもダシを一口。カツオ+トンコツがベースでしょうか、クセが少ないあっさりした感じで、後に残る感じもありません。それから少し砂糖的な『甘さ』が強い気がしたのですが、トッピングを口に運んで理由がわかりました。刻み肉の味付けが非常に甘いのです。それがダシにも影響しているのだろうと思いますが、トッピングの味だけが浮き上がり全体の味のバランスを崩してしまうのがとても残念。
麺は、名護のよりは少し幅が狭い平麺というか、薄めの平角麺に仕上げられています。食感は悪くないのですが、自家製麺としてはもう少し粘りコシのあるモチッとした感じが欲しいです。やや柔らかめの麺といってもいいでしょうか。
全体としては、トッピングのために味のバランスが崩れ加減で、総合は★3つでしたが、ダシそのものは悪くないと感じます。また、恩納村のそば家さんに限定して言えばおいしい方だと思います。リゾートホテルの高い食事を避けるのでしたら、こういうお店でシンプルにそばを食べるのも悪くないです(^^)。
定休日なしで、11時から20時まで営業しているようです。
所在地:中頭郡恩納村瀬良垣
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2008年6月20日金曜日
中頭郡恩納村・なかむらそば・なかむらそば
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