■ くわっちー家 ■
「ソーキそば(小)」
600円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★★☆
ダシの満足度 ★★☆☆☆
総合 ★★★★☆
仕事で千葉県内に長期滞在中のところ、週末の気分転換に人形町界隈に宿を確保して都内へ出かけ、宿の部屋からネットで見つけたのがこのお店。お昼も営業しているようですが、訪問は夕食の時間帯になりました。
11月以来、沖縄そばにありつけない状態が続いて、本当に久しぶりのチャンス。ホテルから歩いて数分の道は地図で調べるとすぐにわかったので、ホテルのフロントに依頼して印刷してもらった割引クーポンを手にさっそく出かけました。もちろんお目当ては、『そば』とその後の泡盛です(^^;
衣料品の問屋街が近くにあって、年季が入ったオフィス街と下町情緒が入り交じった雰囲気のあるエリアですが、かつてのウォーターフロント開発の波も多少かぶり近くには高層マンションも見えています。目指す『くわっちー家』は表通りから少し入ってそんな風景が隠れる場所にあるお店ですが、クーポンと一緒に印刷されている地図もほとんど頼りにすることなく、すぐに見つけることができました。
お店に入ると「めんそーれ~!」と、おお懐かしい(;_;)響きの言葉。出迎えてくれた若い店員さんたちは、この季節にもかかわらずこれまた懐かしい、半袖の『かりゆしウェア』姿。こんな寒い東京でお目にかかれるとは、うれしい限りです。
最初は『オリオン生!』といきたいところをこらえ、まず『そば』です。大と小があるようですが、そばの後が控えているのでソーキそばの小を注文しました。メニューを見る限り、そばはソーキそばの大と小だけでしたが、ランチタイムも営業しているので、昼メニューでは別のそばがあるのかもしれません。
ほどなく運ばれてきた『ソーキそば』は、沖縄的には『軟骨ソーキそば』。“お久しぶりです~”と心の中でつぶやきながらまずダシを一口。ちょっと塩辛いのですが、沖縄で経験したとおり厨房の皆さんが若いお店は、どうしても味付け濃い傾向があります。業務用の濃縮スープの味ゆえ、後に残るものはそれほどなくよくまとまった味ではあるのですが、どうしてもキャラクタのない平板な味になりがちです。
追いガツオではないけれど、カツオ節を仕上げに少し奮発するだけで、いい風味が出ると思うのですが。ともあれ塩辛さゆえに平均的な評価から★一つ減。
一方麺は…おお、この太麺は『三倉』さんの与那原そば?と直感し、石垣島出身の店員さんに尋ねてみたところ、!(^^)!ピンポーン正解!でした。この麺は好みのタイプですが、惜しいことにはややコシが弱くなっていました。トッピングは軟骨ソーキが2片。やや味が濃いようですが、しっかり煮込まれて柔らかく、久しぶりに軟骨ソーキのおいしさを味わいました。そのほかに丸カマボコのスライスが2切れです。
特筆すべきはお値段でしょう。量は沖縄で言う『半そば』より少し多いくらいながら、東京の都心近くで600円というお値段は、恐れ入りました!後で注文した料理の量も、うれしいことにほぼ沖縄スタンダード。素晴らしいコストパフォーマンスです。
こちらのお店、店員さんは皆さん沖縄の出身で、石垣出身でまだ東京に来て数ヶ月、糸満出身で東京に来て約9ヶ月…と、皆さんまだ沖縄の雰囲気そのままで、沖縄の話に花が咲いてしまったのは、言うまでもありません。
ということで、ダシにやや課題がありつつも、総合は★4つです。居酒屋としても実にいいお店。また機会があればぜひ訪問したいお店になりました。
定休日は日曜と祝祭日、営業時間はランチタイムが11:30~14:00、居酒屋タイムが16:30~23:00とのことでした。
所在地:東京都中央区日本橋堀留町
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2009年1月31日土曜日
東京都中央区・くわっちー家・ソーキそば(小)
投稿者 Village-Organizer 時刻: 18:09
ラベル: 東京都中央区日本橋堀留町
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