■ くろちゃん ■
「ソーキそば」
550円
価格の満足度 ★★★★☆
麺の満足度 ★★★☆☆
ダシの満足度 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
あ~、久しぶりの北部・今帰仁、久しぶりの沖縄そばです!那覇空港に午後1時過ぎに到着して真っ先に目指したのは北部方面。空港から那覇市内へ向かうと見慣れた街並みがこの半年で少し変わって見えたのですが、それは奥武山公園に建設中のドーム球場と、旭橋駅付近の再開発でできたビルのせいでした。
相変わらずの58号線の混雑は天久・安謝から浦添市内を過ぎてもまだ続き、宜野湾パイパスから普天間に入ってもまだ続く…いったいどこまで行ったら混雑しなくなるのやら…とひたすら北上を続け、普通ならスイスイ走れる読谷の琉球村近くにいっても、何だかまだノロノロ運転が続きます。
ん~、もともと1000円の沖縄自動車道のETC割引ってどうだっけ??と思いながらも、昨今のETC割引混雑の余波が国道に及んだ週末なのか??恩納村に入り、山田商店(^^;の『冷し物一切』のダイレクトペイント看板に『お゛お゛っ、懐がじい~っ(^^)、帰って来たゾー!』と感涙にむせびつつも、時折車の列が連なる58号線。やっと今帰仁に到着したのは午後というよりは夕方に近い時間帯になっていました。
伊豆見のそば街道ではなく、あえて505号線沿いのお店をチョイスしたのは、今帰仁という土地の、観光化されていない沖縄のよき風情を感じさせてくれるたたずまいのせいでしょう。ずっと前から気になっていた『くろちゃん』に立ち寄ることにしました。
国道から南側に高台を少し登るアプローチを上がると、プレハブ平屋の建物に『お食事の店 くろちゃん』と看板が出ていました。『たまんないよー、この雰囲気(^^)』 沖縄らしい食堂の香りがする建物です。時間帯が中途半端にもかかわらず営業しているのがありがたい(営業時間10:00~21:00!! 無休 だそうです)。
店内はテーブル席が8卓と座卓が3卓。漫画の文庫本が店内中央の本棚に並らんでいたり、壁面にはサイン入り色紙に始まり、ポスター、写真、飾りものが所狭しと飾られていたりと、まさに正統派の大衆食堂です。テーブル上には一人2個まで試食OKの小粒の自家製サータアンダーギーが置かれていますが、10個200円でお土産にすることもできます。試食だけに留めましたがおいしかったなぁ(^^)このサービス精神はうれしいです。
さて前置きが長くなりましたが、注文はやはり『ソーキそば』。待ち時間は数分程度で、もうできたの?という感じでしたが、時間感覚は、毎日そばを食べていた1年前とはちょっと変わっているし、もちろん味覚も変わっているかもしれません。
そして『ソーキそば』登場。トッピングはソーキ3片とカマボコ2切れに、珍しいところで練り物天ぷら一切れ。それから刻んだ葉ネギがドッサリと。但し北部に多いコンブは載っていません。
いただきます(^^)、とまずダシを一口すすると、カツオの風味とカツオダシ独特の酸味がわずかに感じられますが、塩味が少々きつめ。夕方に近い時間で煮詰まった??それとも濃縮ダシの薄め方が足りなかった??『くろちゃん』はそば専門のお店ではなく、チャンプルーや定食もあるお店で、ダシには少し後を引く感じがあったので、業務用の濃縮天然ダシを使っているのかな~という感じがした次第。でも自家製ダシかもしれません。
麺はやや幅が広めの平角麺で、名護のような平麺ではありませんでしたが、ちょっと柔らかめ。もう少し硬めに仕上がっているといい感じだと思うんですが、柔らかい。食堂系としては平均的な感じでしょうか。
うれしかったのは、紅ショウガを別の小皿に置いてくれたこと。これが最初から載っているとそばの持ち味が変わってしまうので、好みで載せられるようにしてくれる配慮はうれしいです。いつもは載せないのですが、配慮に敬意を表して少しだけ使いました。それからモズクの小皿も。
練り物の天ぷらは、ちょっとばかり醤油系の塩気が強く、あっさりのはずのカツオ系ダシにはなじみにくい感じがしました。
総合的には、お値段550円は健闘しているといっていいんじゃないでしょうか。お値段は★4つ。
店を出る時に、「そっちの眺めがいいよ」と教えてくれたのは、お店の建物より奥にあるオーナーのご自宅の前を過ぎた先の、工事用の足場に使うパイプを組み立てた手作りの展望台!! 国道の向こうにひろがる羽地内海を見晴らせます。
所在地:国頭郡今帰仁村湧川
Translate
2009年4月18日土曜日
国頭郡今帰仁村・くろちゃん・ソーキそば
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿