■ 春和(はると) ■
「春和そば」
580円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★☆
ダシの満足度:★★★☆☆
総合 :★★★☆☆
2010年8月にオープンしたお店ゆえ、那覇を離れた2008年3月当時はもちろん、昨年9月に近くにある『さらだ菜っぱ』を訪問した時も存在していなかったので、このエリアに新しいそば家開店と聞いては、心穏やかにしていられるワケがありません、さっそく沖縄訪問を機会に訪店しました・・・というより昨今は本末転倒して、訪店を機会に沖縄を訪問しました、と書いたほうがより正確かもしれません。
懐かしくも歩き慣れた楚辺の交差点から、いまは取り壊されて影も形もなくなった赤十字病院跡の南側に広がる住宅街を抜ける道を地図を頼りに歩いてゆくと、ありました。住宅街にある三階建アパート一階のその部分だけ外壁がオレンジ色にお化粧され、目に入った「春和」の文字。
夕方なので売切れ閉店が心配でしたが、ほぼ16時のこの時間でも暖簾は軒先に、営業中の立て看板は玄関脇に出されていたのでまずは安心。玄関を入った店内は、そば家というよりイタリア料理店のようにちょっとクールな雰囲気で、テーブルや椅子はスッキリとしたデザイン。
4つある4人がけテーブルの一つには、先客の若い女性一人がそばを味わっていました。ああ、これぞ懐かしき沖縄そば家の日常の姿。テーブル上には、ラップ掛けで乾燥を防ぎトング付きの配慮もうれしいトッピングフリーのフーチバーが、まかいに入って置かれています。
注文は看板メニューの「春和そば」。メニューには『なんこつ一個プラス三枚肉一枚』と書き添えられています。どんなそばが登場するのでしょうか。
オーナーの許可をいただき店内を撮影したあと、そばの登場を待つ間は、厨房近くのTVから放映されるバラエティの音声に、賑やかでアップテンポな別のBGMが重なって、賑やかなことこのうえなし。閑静な住宅街にあって来客も2人だけなので、よけい音が大きく聞こえます。こりゃたまらん、総合で減点★1つ。
それはそれとして、そばが運ばれてうれしい三枚肉の大きさは、農連市場近くの『凸凹』以来久しぶりにお目にかかる、まかいハミ出しモードです。『凸凹』のは確か三枚だったので迫力がありましたっけ。上品なカツオの削り節がトッピングされていますが、それはトッピング状態にしたままで、まずダシを一口。それなりにまとまってクセはありませんが、優等生的な無難さでしょうか。うまくできた濃縮ダシを使っているのかもしれませんが、トンコツ+カツオ系に昆布的な感じもしました。
一方、麺は結構コシがあるストレートな平角系の麺で、いい仕上がりです。最近のトレンドになりつつある生麺ではないですが、粉臭さは全くなく粘りも少し感じられます。
ここでトッピングの削り節をダシに沈め、待つことしばし。追いカツオ状態のいい香りが漂ってきました。その香りを楽しんで味わったところで、次はさらにフーチバーのトッピング。一杯で三度『おいしい!』を味わえました。
久しぶりにまちぐゎーで味わう沖縄そばは、やっぱりいいものです。全体としてよくまとまった味で本来は★4つなのですが、賑やか過ぎる店内環境で減点1につき、総合は★3つ。
「春和をなぜ“はると”と読むのですか?」とオーナーに尋ねると、「特に深い意味はないんですけど、子どもの名前の字を組み合わせました。」だそうです。子煩悩な若いオーナーさん、頑張っていい味探求を続けて欲しいですね。
所在地:那覇市与儀
営業時間:11:00~売り切れ次第終了(月曜休)
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2010年9月18日土曜日
那覇市・春和(はると)・春和そば
島尻郡南風原町・ちょーでーぐぁ・ちょーでーぐぁすば
■ ちょーでーぐぁ ■
「ちょーでーぐぁそば(自家製生麺)」
600円
価格の満足度:★★★★★
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
南風原から那覇インター方面へ向かってゆくと、道沿いのビルの壁に『すば』『手打ち自家製生麺』の文字を発見!!つい通り過ぎてしまったもののどうしても気になり、引き返しての訪店になりました。
お店はアパート風の3階建の1階にテナントして入居しているようで、玄関横には『麺そーれー』と歓迎の木札が下げられています。店内は座卓の畳席とテーブル席があって30人くらいは入れそうです。3時のおやつ?的な時間帯でしたが、店内に他のお客さんがいないため、貸し切り状態。
券売機には多彩なメニューが並んでいました。まず麺のタイプは『自家製生麺』と、こだわりがありそうな『純手打ち生麺』。純手打ち麺にはフーチバー麺とイカスミ麺、冷しの『自家製生麺』には月桃麺とゴーヤー麺なる練り込みの麺まであって、バリエーションが楽しめそう。いろいろ目移りして迷った末にお手並み拝見として、標準・自家製生麺に『トロトロ軟骨ソーキ』のトッピング、屋号が冠されしは看板メニューと判断して、『ちょーでーぐぁすば』のチケットを手にしました。 生麺ゆえに多少の時間があって登場した『ちょーでーぐぁすば』には、ミニ・サーターアンダーギーとクーブイリチーの小皿がついて、価格高め設定が多い生麺ものとしてはうれしいコストパフォーマンスです。軟骨ソーキとカマボコに盛られた刻み青ネギのトッピングのさらに上、数本並らべた針ショウガの載せ方も、どこかこだわりを感じさせてくれます。
さて・・「うまっ・・!」
他店の生麺にありがちなラーメン的な食感ではなく、さりとてモチモチとした粘りだけでもないコシのある角麺は、まさしくツルツルシコシコの素晴らしさ。文句なく麺は満点です。これなら次回(いつかなぁ・・・)はぜひ、純手打ち生麺を賞味したいと思わせてくれました。
ダシは透明感ありの合わせ系でしょうか。既製品の濃縮ダシ的な感じがまったくないあっさりしていながら、深みがある味。ふと見れば、クーブイリチーにシイタケが入っているので、もしやこのシイタケさんはダシとして貢献した後、もう一度「おいしい」に役立っているのかもしれません。 トロトロ軟骨ソーキはもともと好みのところ、この『ちょーでーぐぁーすば』の軟骨ソーキは麺やダシと非常にバランスがよく保たれた味でしっくりと馴染んでいるのがうれしかったです。思いがけず、いい味のすばにめぐり会えました。ということで、すべての項目に満点★5つ!!
ところで、屋号の『ちょーでーぐぁー』とは、兄弟(ちょーでー)に「小さい」の意味の「ぐゎー」→「ぐぁー」だと思うのですが、由来を伺うのを忘れてしまいました。同じ県道のもう少し那覇寄りにあるそば家(トンカツもやっているようですが)に『ちらー小』というお店があって未訪店なのですが、きっとここも『ちらーぐゎー』と読むのでしょう。『鶴小』と書いて『ちるぐゎー』というそば家さんもありますし。
所在地:島尻郡南風原町兼城
営業時間:11:00~売切れまで(月曜休)
2010年9月17日金曜日
那覇市・いしぐふー・あぶりソーキそば
■ いしぐふー ■
「あぶりソーキそば」
680円
価格の満足度:★★★★☆
麺の満足度 :★★★★★
ダシの満足度:★★★★★
総合 :★★★★★
必ず訪問したいと思いながらも、土日祝日休業のうえに小禄バイパスを豊見城との境近くまで南下しないと足を運べないロケーションゆえ、ついに未訪問のまま2008年3月末に那覇を離れることになり、それゆえ、那覇を去る前日に最後の訪問先の一つとして選んだのが、今はなき那覇市大道の『いしぐふー・わらべ』だったのですが、そのご本家が、那覇を離れてもずっと気になっていた、この『いしぐふー』。 那覇を離れてからの激動人生、早期退職後の8ヶ月の求職活動を経た後にたどりついた新しい職場で、初めての沖縄出張が金曜に入ったのは沖縄そば神(・・んなもん、あるかぃ!)の思し召しか。空港到着から会議が始まるまで2時間ほど時間があったので、とりあえず自分で決めたルールを守るべく目的地まで歩いてゆこうと、空港ターミナル前からモノレール線路下の涙が出るほど懐かしいルートを安次嶺交差点に向かって歩き始め、かつての沖縄暮らしの幸せな日々をかみしめていたところ、雲行きはにわかに怪しく・・・
赤嶺駅前まで来たところ、折りから接近中の台風の影響もあって入道雲が間近に迫っていました。『これじゃ仕方ない。』タクシー拾って具志3丁目のお店に向かったのでした。お店は具志の御嶽の森(のような雰囲気?)の直下にあって、周囲は住宅街です。何度も歩いて訪問するたびに休業、売り切れ閉店でしたが、きょうはいよいよ「営業中」の札が下がっているドアを押して店内へ。感無量です。
静かな雰囲気とはいえ、お昼時、観光客らしい皆さんがテーブルに陣取っています。久しぶりの沖縄そばは何を注文しようかとしばし迷った末、好みの『あぶり』系の軟骨そばがあったので注文しました。 厨房が見える席からは、焼き網に乗せた軟骨ソーキに携帯式ガスバーナーの炎を吹き付けて炙る作業がよく見えます。本当なら炭火でじっくり炙って欲しいところてすが、それは贅沢というもの。少し焦げ目がついた軟骨ソーキは、そばの上のトッピングではなく別皿に盛られ、薬味として辛子とワサビも添えられています。『いしぐふー・わらべ』でも同じでしたが、本家いしぐふーの流れを受け継ぐゆえ、当然と言えば当然です。
さ~て、いよいよテーブルに「あぶり軟骨そば」が運ばれました。麺が丸い卵焼きの蓋で覆われているのはトラッドな沖縄そばの流儀ですが、いまお目にかかれるそば家さんは、『いしぐふー』各店と『若狭パーラー』の卵焼きそば、意外なところで熊本市役所裏の『ぬちぐすい』くらいとごく少数派。 ダシは、全く臭みがなくどこまでも上品なトンコツ系(アグーのダシ?)。透明感があって奥行きを感じさせてくれる、とても自然な味です。それからお店のアドバイス。半分ほど食べたところで別皿盛りになってるかつお節をダシに入れてくださいね~とのこと。カツオの風味がガラッと雰囲気を変えて『一杯で二度おいしい』を楽しめます。
麺は生麺で、非常にコシの強いツルツルっとして弾力があります。同じ生麺でも『与那原家(Ⅱ)』のラーメン的な感じとは微妙に違っていて、一番好みのタイプかも。
700円を20円切る価格設定、憎いですね~。この20円がお手頃感を感じさせてくれます。総合は文句なく満点、価格だけ★4つですが、スノビッシュに気取った雰囲気だけで量は極めて少なめの日本そば屋が目ん玉飛び出す値段つけてるよりは、よほど良心的です。
おっとと、土日祝日休業で、やっと平日に訪店できたと喜んでいたら、何と最近は土曜・祝日は営業しているのだそうな(^^;
食べ終えてお店の外観写真を撮影したところで、猛烈な土砂降りがやってきましたが、アパート下の駐車場で土砂降りが弱まるのを待ち、小止みになったところで歩いて赤嶺駅へと向かったのでした。沖縄のアパートはゲタ履きの1階が駐車場というタイプが多く、こういう時は助かります。
所在地:那覇市具志3丁目
定休日:日曜日
営業時間:11:00~17:00ですが、その前に限定100食売り切れでcloseのようです
電話:098-858-0881
お店のWeb:http://www.ishigufu.jp/