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2011年1月23日日曜日

名護市・花すば・花すば(中)

花すば・花すば(中)■ 花すば ■
 「花すば(中)」
  600円

 価格の満足度 ★★★★☆
 麺の満足度  ★★★☆☆
 ダシの満足度 ★★★☆☆
 総合     ★★★☆☆

 今帰仁村の運天からすぐ近くに見える同じ今帰仁村の古宇利島へ渡るため、これまでは名護市の屋我地島を経由する遠回りをしていたのですが、つい最近、運天からその屋我地島へ『ワルミ大橋』と命名された新しい橋が完成し、新たな観光周遊ルートができあがりました。

花すば・外観 そのルートをまず走ってみようと、名護側から屋我地島へこれまであったルートで渡り、古宇利島への道をあえて外れて南岸を回る道に入り込み、屋我地の中心部を通りすぎたところ、突然予期せぬ『沖縄そば』の幟。『わっ!こんなところに!?』と、そば幟に条件反射するように車をUターンさせ、空き地のような駐車場に停車しました。

 コンテナのような四角い箱状の店舗の外装というか塗装は、何だかおどろおどろしい龍の絵が描かれ、さながらトラック野郎のデコのよう。もしやオーナーは運送業界のご出身??なのかもしれません。

花すば・水字貝 中はまだ新しい感じのお店で、入口ドアの上には沖縄らしく魔除けの水字貝飾られています。メニューは至ってシンプルで『花すば』の大~小の3サイズと、じゅーしーもセットになったメニューのみ。L字型をしたカウンターの短辺の一番端に陣取り店内の様子を見廻すと、目の前のカウンターにはパンが袋に入って積まれています。何やら自家製のパンも販売している様子で、これはなかなか、オーナーのこだわりがあるのかも。

 『まる』でまるそばを食してからさほど時間が過ぎていないので、注文は無理をせずに『花すば』の中にしました。斜め後方にはTVが置かれ、静かな屋我地島の時間と雰囲気にはいささか似つかわしくない、賑やで忙しないバラエティ番組の音声だけが、静かな店内に響きます。そのTVの喧騒が気になって振り返っていると、オーナー殿は、客がTVを見たがっていると勘違いをしたのか、画面を私の方へ向けるためわざわざ厨房から出てきてくれました(^^;アリガトサン(;_;)

 午後2時を回った時間帯ながら、『花すば』を待つ間に地元の方が次々にご来店。なるほど、近所に飲食店が見当たらない島にあっては貴重な外食店なのかもしれません。

花すば・店内 そうこうするうち『花すば(中)』が運ばれてきました。大きめの本ソーキ2個と厚めの三枚肉1片がトッピングされ、なかなかのボリューム感。さて、お味は・・・・トッピングのソーキと三枚肉の味は主張が強過ぎることなく、麺にもダシにもよく馴染んでいます。麺は太めの平角麺で、モチッとした粘りも感じられます。ただ、『まる』や『やまや』の麺とは少し違いツルツル感が先に感覚に訴えてくる感じがして、欲をいえばもう少しコシの強さが欲しいところ。

 ダシは合わせ系のように感じますが、よくできた濃縮ダシに似た優等生的な仕上がりで、口に含むと後に残るものがあってスッキリとは切れず?の印象を受けました。というわけで、特にダシの残りがある点では総合★3つとしましたが、★3つ半というのが実感です。いずれにしろ、とにかくこの地でそば家を営む心意気とコストパフォーマンスには敬意を表したいです。

花すば・店内壁のメニュー札 新しい『ワルミ大橋』は沖縄には珍しく海上数十メートルの高さがあることと(瀬底大橋もあるんだけどなぁ)、見下ろすワルミ海峡がエメラルドブルーではなく本土のダム湖のような緑系の色ゆえか、橋の上に停車して海を見下ろす人々で常にごった返し、そこだけが混雑しているようです。

 『花すば』は、その観光の皆さんを当て込んだのか、古宇利島へ渡るルート沿いではなく、あえてワルミ大橋への新しいルート沿いを選んで、昨年(2010年)オープンしたお店のようです。

所在地:名護市我部(屋我地島)
営業時間:11:30~売切れまで(水曜休)

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