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2011年1月24日月曜日

【再移転】 那覇市・我部祖河食堂げんじやー・なんこつソーキそば

我部祖河食堂げんじやー・なんこつソーキそば■ 我部祖河食堂げんじやー ■
 「なんこつソーキそば」
  390円

 価格の満足度 ★★★★☆
 麺の満足度  ★★★★☆
 ダシの満足度 ★★★☆☆
 総合     ★★★★☆

 毎日昼休みに足繁く通い詰め、8テナントの全ての沖縄そばメニューを食べ尽くした、今はなき『沖縄そば博物館』(現在は豊見城市の豊崎ライフスタイルセンター:通称 TOMITON に『沖縄そば博』として移転営業中)があった三越隣のゼファー那覇タワー前を通りかかると、有料駐車場の一角に『我部祖河食堂』の看板が掲げられた仮設小屋(?)風の建物を発見。

我部祖河食堂げんじやー・外観 これはぜひ探訪せねばなるまいと車をその駐車場に預け、いざ我部祖河食堂へ・・・と店先に行くと下がる暖簾にはなぜか「げんじやー」という屋号が染め抜かれています。何だろう??と思いつつドアを開ければ、カウンター席5つほどのかなり狭いお店です。壁やカウンターに貼られたお店の由来によれば、不況の時代に低価格で我部祖河食堂メニューを味わってもらうための新しい試みのアンテナショップに、我部祖河食堂を創業者の金城家の屋号「げんじやー」を冠したとのことですが、創業者のご夫妻は、名護市の我部祖河食堂本店に併設の民宿を切り回して、現在もご健在のようです。

我部祖河食堂げんじやー・店内 本ソーキでは低価格には無理があるとみえ、壁に貼られたメニューによると低価格メニューのトッピングは、三枚肉、軟骨ソーキ、茹で野菜の三種類。カマボコとネギだけ?らしい「沖縄そば」が最低価格290円です。但し低価格メニューだけではなく、『我部祖河食堂』他店の通常価格メニュー『我部祖河そば』や『元祖ソーキそば』も、もちろん味わえます。

 本日は、低価格戦略のアンテナショップというからにはお手並み拝見ということにして、390円の『なんこつソーキそば』を注文しました。軟骨ソーキのトッピングで低価格といえば、何といっても『いなか(田舎)』チェーンの350円が際立っていますから、比較してみたい気持ちもありました。

我部祖河食堂げんじやー・お店の由来 待つ間、目の前に貼られているお店の由来を目で追っていると、1月24日にオープンと書いてあります。『え?1月24日って、きょうじゃなかったっけ??』本日オープンにしてはどこにもそんな雰囲気は感じられませんし、新規開店日にはつきものの店員さんの不慣れな感じも全くないので、よく読んでみると『平成22年1月24日に・・・』と書いてありました。本日はちょうど開店一周年のアニバーサリーディ訪店だったのですが、何事もなく日常の雰囲気のまま淡々と時が流れておりました(^^;。

 390円の『なんこつソーキそば』登場。麺はやや太めで少し縮れも入った平角麺は確かに我部祖河のそれで、モチモチした感じはあるのですが、気持ち『締まり感』が不足しているような。一度茹でてからサラダ油に絡めた取り置きておくのが沖縄そばの一般的なスタイルながらも、もう少し締まった感じが欲しいと思いました。

 課題はトッピングの軟骨ソーキ。軟骨ソーキには泥臭いような生臭さが伴う場合があり、その生臭みが噛んだ時に鼻を抜けて感じられることがあるのです。きっとその臭みを感じさせないためトロトロ軟骨になるまで圧力鍋で煮込んだり、炙りで臭みを消したりという工夫をするのでしょうが、『げんじやー』に限らず我部祖河食堂の軟骨ソーキは、この臭みを感じる頻度が多いような気がしています。ちなみに350円の『いなか(田舎)』各店でも、こういう感じの軟骨ソーキに時々お目にかかりますので、軟骨ソーキとして使う部位には価格相当の何かの違いがあるのかもしれません。

 ダシは、もう少し味わいの深みが欲しいと思うモノ足りなさと、食後の口中に甘くネトついたような残りを少し感じます。

 そうはいってもさすがは我部祖河さん。通常は『半そば』ほどの量ながらも、それなりの完成度があってよくまとまった味で、総合は★4つ。ちなみに価格の満足度が★4つなのは、350円の『いなか』のボリューム感にはいま一つ・・という印象だったためです。とはいえ『いなか』が宮古そば、『げんじやー』は名護の麺で、麺の好みによって低価格のお店を選択できる幅が広がったのはありがたいことです。

2013/4/24 追記:現在は『ゼファー那覇タワー』跡近くの駐車場ではなく、直線距離で150メートルほど東、国際通りを挟んで牧志交番の向かいの路地を、北へ10メートルほど入った駐車場へ移転しています。

2014/12/15 追記:2014年11月26日、三越跡前の交差点から桜坂方面へ、拡張された道路の一角に移転していました。アンテナショップということで、土地の貸借期限が切れると、新たな場所へ移転するのかも。これからも移転が続くのでしょうか・・・?

所在地:那覇市牧志2丁目
営業時間:11:00~22:00(無休)
URL:http://gabusokasoba.com/AboutStore/shopinfo_genjiya.html

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