■ あん ■
「ありんくりん」
500円
価格の満足度 ★★★★★
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★★★
『さーふーふー』から中城城址を巡ったあと、東海岸沿いの国道329号線を那覇方面へ戻ってゆくと、何軒か巡ったそば家が点在していて記憶を辿る楽しみがありますが、南部方面への国道331号線との交差点を那覇方面に曲がって、事前チェックしていたそば家へ向かいました。カーナビの目的地にもその店は登録されていたので、案内どおり県道77号線を南城の方に曲がって「間もなく目的地周辺です」のアナウンス。 ところが目的のそば家は見つからないまま通り過ぎてしまたようなので、Uターンして道路沿いの少し奥まで探しても見つからず(わき見運転に注意!!)。今回の沖縄そば探訪は、廃業・閉店続きで予定が狂いっぱなしです。仕方がないので本日3軒目はあきらめ、那覇へ向けて再び329号線に合流すると、ほどなく反対車線の向こう側に『自家製麺』の文字が染め抜かれた垂れ幕が!
『!!』
即座に次の信号から狭い道を右折してUターン。329号を与那原方面へ・・と思えば、与那原の交差点からの渋滞列が続いてなかなか店の前まで進めません。ノロノロ運転の末にやっと店が見えてくると、歩道と店舗の僅かなスペースは駐車中の2台で満車。玄関先にあったスペースに車を乗り入れると、女性が入り口から出てきました。
「裏に駐車場がありますから、そちらへ停めてください。」
誘導にしたがって店の裏に車を入れて道路側の入り口へ戻ると、玄関先の路面には黄色い大きな文字で「駐車禁止」と描かれていました(^^;国道の渋滞列から店先に曲がった時に気がつかず・・でした。 『あん』という大きな文字が暖簾と垂れ幕に。『庵?かな?』と思いつつお店に入ると、先客がお食事中です。普通の民家をお店に改造した風なので席数はそれほど多くなく、小さなテーブルが4卓とカウンター席だけで、オーナーらしき男性とさきほど駐車場を案内してくれた女性がカウンター席が面した厨房に立ち、二人だけで店を切り回しているようです。
手にしたメニューの表紙には『麺は小麦粉のみを内モンゴル産の天然かんすいと自然塩、アルカリイオン水で打った自家製麺です』と書かれていて、オーナーの意気込みを感じさせてくれ、何やら期待できそうな雰囲気が。『スープは二種類からお選びください。』とのことなので、豚骨・鶏ガラ・カツオ・昆布の合わせダシだという『あっさり味』で『ありんくりん(あれもこれも)』というトッピングの種類が多い一品を選びました。さらにトッピング数が1品多い『なんもかんも』というそばもありましたが、本日3杯目は少し遠慮・・・。 茹で置きしない生麺なので少し時間はかかりますが、待たされる分、期待は高まります。そして「お待たせしました。」 まず麺を一口。中太クラスの平角麺は、粘りのあるコシが強く粉っぽさを全く感じさせず、ツルツルッと気持ちよく喉を通ります。これはなかなか!好みじゃないですか!それほど離れてはいない『与那原家』のラーメン的な生麺とも少しタイプが違いますが、やはり手打ちラーメンに近いのかもしれません。
トッピングはロース肉、軟骨ソーキと三枚肉に水菜が添えられ、刻み葉ネギが散らされて見た目にもおいしそうです。ダシは期待どおりの完成度。上品なカツオの風味に昆布のうまみが調和して、濃すぎず薄すぎず、麺の持ち味を引き立ててくれます。トッピングの味付けもダシによく馴染んで、久しぶりのおいしいそばに大満足。それでいてお値段はリーズナブル。沖縄そばの醍醐味を感じさせてくれました。 文句なし満点!だったので、お店を出る時に「沖縄そばの食べ歩きをしてるんですけど、本当においしかったです。」と厨房に声をかけると、オーナー夫妻(実際にそうなのかわかりませんが、そういうことにしておきましょう)の笑顔が返ってきました。
会計をしながら、オーナー夫人に「お店の名前の『あん』って、何かいわれがあるんですか?」と尋ねてみました。
「名前が『安里』なのと、安い、安心の『あん』です。」
那覇から寄り道してでも食べに行く価値があると思います。
所在地:島尻郡与那原町上与那原
電話:090-6862-1772
営業時間:11:00~19:00(ラストオーダー18:45)
定休日:火曜日
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2011年8月20日土曜日
島尻郡与那原町・あん・ありんくりん
投稿者
Village-Organizer
時刻:
14:07
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ラベル: 島尻郡与那原町上与那原
中頭郡北中城村・さーふーふー・護佐丸そば
■ さーふーふー ■
「護佐丸そば」
800円
価格の満足度 ★★☆☆☆
麺の満足度 ★★★★★
ダシの満足度 ★★★★★
総合 ★★★★☆
沖縄暮らし当時から足を運ぼうと思いつつ、なかなか行くことができませんでしたが、ようやく訪問のチャンスができました。Google Mapでリサーチをかけると、観光スポットとして本島中部では外せない北中城の『中村家住宅』からは歩いても数分の距離だったので、レンタカー標準装備のカーナビと『中村家住宅』の道路標識を頼りに、うるま方面から道をたどって難なく目的地に到着。 お店は県道148号線から数十メートルほど住宅街に入った“すーじぐゎー”にありますが、県道の曲がり角には小さいながらも案内標識が出ていたので、すぐにそれとわかりました。外観はそば家というにはいささか地味で、お店の敷地の中に数台駐車できるスペースがありました。土曜日のお昼時でしたがお客さんは少なく、一組のご家族のご子息が賑やかだったことを除けば、JAZZかクラシックが流れていてもおかしくない落ち着いた雰囲気のお店てす。
広々と感じるのは天井が高いのと大きくて開放的な窓のせいでしょうか。よく見ると、柱に“鳴きヤモリ”らしき形の装飾が施されていて沖縄だなぁ・・と、久しく耳にしていない「キャーッ、キャッ、キャッキャ・・」という懐かしい声が記憶からよみがえります。賑やかなご子息を避けて奥のテーブルへ行こうとすると、オーナーから「そちらは冷房が弱いので、こちらへどうぞ」と引き戻されてしまいました。
陣取ったテーブルの窓際に置かれたメニューを手にとると「限定」の文字。その文字に惹かれて、沖縄そばとしてはかなり高めの800円ながらも『護佐丸そば』を注文しました。トッピングが本ソーキ+軟骨ソーキ+三枚肉という“全部入り”の布陣なので、仕方がないのかな~・・。 そばの名前になっている『護佐丸』とは、決して船の名前ではありません!沖縄本島に三つの王朝(三山=北山・中山・南山)が鼎立していた時代の中山(ちゅうざん)の人で、統一を果たした『第一尚氏』以降の首里王朝に仕えていたのですが、謀反の嫌疑をかけられて結局は自害した・・という琉球の歴史上の人物です。また、沖縄本島の地域割で「北部・中部・南部」と呼ばれている地域は、おそらくこの三山の版図の区割りをもとにした地域の名称なのだろうと想像しています。
閑話休題。そばの名前の護佐丸が『さーふーふー』のすぐ近くにある中城城にしばらく居住していたことで、そばに名前が冠されたのでしょう。ちなみにその中城城跡を訪れると、海洋博の頃“中城高原ホテル”として開業するはすが、倒産で工事が中断してそのまま放置された壮大な廃墟が、まだ残されています。なお、護佐丸の“謀反”を今風にいえば“内部通報”したのが阿摩和利(あまわり)という人物ですが、どちらが奸臣でどちらが忠臣だったのかという歴史的な評価は、沖縄では今でも真っ二つに割れています。
首里王朝正史の「おもろ」には護佐丸が忠臣として評価されているとのことで、どちらかといえば阿摩和利が悪役と見られることが多いのかも。しかし阿摩和利の地元(旧・勝連町だったような・・)から『肝高の阿摩和利』(志の高い阿摩和利)と称される英雄としての評価が広まり、近年は演劇として本土でも上演されるようになって、今年に入って沖縄の小学生劇団が福岡で有料公演をした際にも好評だったとか。
というわけで『護佐丸そば』。ダシはカツオの香り高く、実に完成度が高いバランスのいい薄味で上品な味と香りです。しかもトッピングはすべて燻しが少し効いた感じで、実によくダシに馴染みます。味付けが濃すぎず甘すぎず辛すぎず・・名脇役に徹した感じで、麺を引き立ててくれます。 本ソーキの形は通常の本ソーキとは違いかなり薄めなのですが、護佐丸の剣のように器から突き出していて、特徴的です。麺の量は少なめですが、コシが強くツルツルして弾力もあるいい食感の平角麺で、新しい沖縄そばのお店に多いタイプ。昨今の沖縄そばの人気店の麺は、こういうタイプが主流になってきているような気がします。
麺もダシも素晴らしいので満点レベルですが、お値段に対して麺の量がいささか少なすぎるようで、コストパフォーマンスがもう少しよければ・・という意味で総合は★4つ。
ちなみに「さーふーふー」の意味をオーナーに尋ねると、沖縄の言葉で「ほろよいの状態」だそうで、夜は居酒屋として営業しています、とのことでした。
所在地:中頭郡北中城村字大城
電話:098-935-5376
営業時間:11:30~19:30(そば家としての営業、以降は居酒屋タイムで営業)
定休日:火曜日(火曜が祝日の場合は営業して、水曜休み)
投稿者
Village-Organizer
時刻:
12:19
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ラベル: 中頭郡北中城村字大城
うるま市・いしちゃーすば・いしちゃーすば
■ いしちゃーすば ■
「いしちゃーすば」
650円
価格の満足度 ★★★☆☆
麺の満足度 ★☆☆☆☆
ダシの満足度 ★★★★☆
総合 ★★☆☆☆
実に久しぶりの沖縄そば紀行は、前日のありがたい沖縄出張当日から始める予定で、出張先だった浦添と那覇の境あたりのお店を事前リサーチしていました。ところが、汗水流して炎天下の道を地図片手に訪ねてみれば沖縄そば家の常、閉店というか業種変更して、そこにあったのはドーナツ屋さん(;_;) やむなく、沖縄を離れる直前に訪問していた「一方通行」で久しぶりの美味いそば・・・と思って目的地を変更すると、そこで“事件”が待っていました。
『懐かしいなぁ、何年ぶりの訪問だろう・・』と感慨にふけりつつ、那覇在住当時の徒歩往復最遠記録になった店のドアを開けると、目の前に立っている券売機の前を一人の男性が横切りました。
『えっ???』
どこか見覚えがあるその姿にハッとしつつ、とっさにそれが誰に似ていたのか思い出せず、店内を見回した視線の先に、さらに見覚えのある顔が集団になっていました!!0.何秒後に思い出してその皆さんは、いつも福岡で会っている職場関係者たち。でも、何でこんなところに食事に来てるわけ??と思っていると、先方の皆さんも私の姿に気がつき、私が感じた以上に『なんで、あんたがここにいるわけ?』と思ったらしく、瞬時“固まって”いる様子でした。
何でも、出張先の事務所の担当者が、お昼時に出張者があるので近くで昼を食べられるお店をネットでリサーチしたらヒットしたのだそうですが、先客の皆さんからの「なぜここを知ってたのか?」の問いには、「一度、空港近くから歩いて来たことがあるので。」とお返事するしかありませんね~・・・。
脱線脱線(^^;。スタートから予定外の事件だったので、翌日出直しで中部方面のそば屋にターゲットに回って訪問したのが、こちら『いしちゃーすば』です。那覇の国際通りに『いしちゃー家』という店があり、4年近く前の2007年12月に訪問していますが、こちらのお店とはどうも関係なさそうです。ちなみに『いしちゃー』とは、お店の所在地が合併してうるま市になる以前の石川市(いしかわ)の発音表記だとか。
さて、壁に掲げられたメニュー札では看板商品らしき『いしちゃーすば』に興味を惹かれ注文して待つ間、地元の方が麺を買いに来ていたので、これはなかなかいいかも・・と思っていたのですが・・・。運ばれてきた『いしちゃーすば』のトッピングは、てびち+軟骨ソーキ+三枚肉各1片にカマボコスライス2枚のフル装備仕様。麺はストレート系の平角麺で、ダシはあっりした感じのようです。いただきます!
まず麺はコシが弱い感じで、平角麺がこうなると、あたかもカップ麺のようなパサついたモソモソ感がつきまといます。私はこれが苦手。もとよりカップ麺は、一度食べたら麺のあまりの食感に二度と食べようと思わないシロモノですが、その麺の記憶は鮮明な苦手意識とともに印象に焼きついているので、そいつがフラッシュバックしてしまいました。
反面、ダシはあっさり系で人工的作為感がなく、上品な感じがしました。残念なのは、トッピングの味付けが濃い傾向にあるので、薄味上品系のダシと馴染まない感じがあることでしょうか。
価格は標準的なところだと思いますが、本当に久しぶりのすばゆえ、評価はブレているかもしれずアンバランスな評価になりました。『亀浜』の麺や『けんぱーのすば家』的な沖縄そばが好きな方には、たまらない味かもしれません。
所在地:うるま市石川曙2丁目
電話:090-7296-9691
営業時間:11:00~20:00
投稿者
Village-Organizer
時刻:
11:12
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ラベル: うるま市石川曙2丁目