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2015年7月9日木曜日

中頭郡中城村・にらい・なんこつソーキそば

にらい・なんこつソーキそば ■ にらい ■

 「なんこつソーキそば」
 600円

 価格の満足度:★★★★★
 麺の満足度 :★★★★☆
 ダシの満足度:★★★★★
 総合    :★★★★★

 『ちゅるげーそば』を出る頃にはいよいよ風は強まり、南部方面の上空はすっかり雨雲に覆われているのが見えたので、那覇市内へ早めに戻るべくやってきた里道を南下しながら、右折で国道329号線に出られる道を探していると、それらしい交差点が前方に見えてきたので右折・・・

 「!!」

にらい・お店の外観 左からの車を確認しようとそちらを見た瞬間見えたのは、「そば」の文字に「自家製麺」。しかもその向こうには車がたくさん停まっています。これは・・・素通りできるわけはなく(^^;、右折後のUターン。幸い『ちゅるげーそば』では中サイズを注文したので、胃袋にも十分余裕があります。もう一杯そばを食べる間に、時速20キロの台風が急襲してくることもあるまいと楽観を決め込んで、空きがないお店の駐車場に隣接している公園の駐車場に突入。そちらはどうやら運動公園らしく、駐車場は相当広くてもちろん無料なので、拝借することにしました。

 荒れ模様の天候にもかかわらず、お店に入るとかなり先客がいました。厨房に面したカウンター席があるホールのような部屋と、その奥に座卓の置かれた部屋があって、かなりのキャパシティがありそうながら、家族連れ(ん?平日なのに? 台風で学校が休みだったかも?)や仕事途中の作業服の皆さんなどが、おいしそうにそばを食べていました。先刻行ったばかりの目と鼻の先にある『ちゅるげーそば』には誰も先客がおらず、この天気じゃ、お客さん来ないよなぁ・・・と思っていたのは大間違い。

 同じお昼時なのに、これほど客数が違うのには何か理由があるのかな・・・と思いながら、壁のメニューを見て納得。自家製麺のお店としてはかなりお値段安めで、これはお得です!というわけで、またも『なんこつソーキそば』を注文しました。もちろん普通サイズのやつだったのですが、そこに店員さんが「サービスで大盛りにできますが、どうしますか?」と(^^;。で、大盛りをお願いしました。

にらい・奥行きが広い店内 『なんこつソーキそば』を注文してしばらくしたところで、改めて壁メニューを見ていると、端のほうに(一日)「限定8食 贅沢平麺」と書かれているのが目に留まりました。『しまった、これを頼むんだった』と思ったものの後の祭り。そんなところに早くも運ばれてきた『なんこつソーキそば』は、トッピングの軟骨ソーキが別皿盛りになっていて、このお値段としてはかなりのボリウムです。麺の上には針ショウガと錦糸卵と刻み青ネギが載っていたので、紅ショウガほど悪さはしないながら針ショウガを最初に口へ運んで処分してから、「いただきま~す。」

 ダシは薄味系ながら、カツオ風味がしっかり効いていて味に深みもある上品タイプで、とてもい感じです。軟骨ソーキはダシに比べると味がかなり濃いので別皿盛りが正解でしょう。おかず感覚で軟骨ソーキを食べるとちょうどいい感じになります。ダシは大満足の★5つです。

にらい・カウンター席 麺は、八重山そば的な丸麺に少し縮れが入っています。コシが強くシコシコ感もありさすがの自家製麺ですが、どこか粉の生っぽいパサパサした食感が混じるような気がして、すんなり満点とはなりませんでした。その食感は、かの『首里そば』や『御殿山』のような強靭なものを指向しているのかもしれませんが、その粉っぽいところを解消するために、麺を一度蒸してみたり、粉を厳選してみたりという、それぞれのお店の工夫があるのかもしれません。麺は好きなタイプではありつつ★4つになったのは、そんな理由からです。

 しかし、このボリウムでしかもサービスで大盛りにしてくれ、600円なら大満足。もちろん軟骨ソーキも骨までトロッと食べてしまえる出来のよさで、総合は満点。とてもお得でした。これならお客さんが多いはずです。偶然見つけて立ち寄ったお店ですが、Uターンしてよかったなぁ。風雨の中を一路那覇へ向かうと、那覇ではまだ雨が降っていませんでした。

所在地:中頭郡中城村当間662-1
定休日:水曜
営業時間:11:00~16:00頃
電話:098-895-7999

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